近年のWiMAXでは「縛りなし」が増えています。
そのため、プロバイダ選びでは「縛りなし」をそれほど気にする必要はありません。
2024年11月現在、「縛りなし」で契約できるプロバイダは以下の通りです。
プロバイダ | 月額料金 |
---|---|
BIGLOBE WiMAX |
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GMO とくとくBB WiMAX |
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UQ WiMAX |
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カシモWiMAX |
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DTI WiMAX |
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シンプルWiFi |
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ただし、お得にWiMAXを契約したいのであれば、解約金よりも高額な支払いが発生する可能性がある「端末代の残債」を含めた「支払い総額」を基準にすることが大切です。
支払い総額を基準とした「縛りなしのおすすめプロバイダ」を知りたいかたはこちらをご覧ください。
この記事では「おすすめプロバイダ」のほか、端末代金の残債についても解説しています。また、編集部が実際に利用した「検証レビュー」も紹介しています。
WiMAXのプロバイダ選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- この記事のもくじ
-
- 1そもそも契約期間の縛りとは?
- 1-1WiMAXの解約金は約5,000円
- 2解約金よりも端末代の残債に注意
- 2-136回払いで発生する残債をシミュレーション
- 2-2端末残債は「乗り換え」特典でカバーされないことが多い
- 2-3端末が無料レンタルできるプロバイダもある
- 3縛りなしWiMAXのおすすめプロバイダ3選
- 3-1半年利用なら最安!キャッシュバックが翌月もらえる「BIGLOBE WiMAX」
- 3-2高額キャッシュバックがある「GMO とくとくBB WiMAX」
- 3-3新規契約なら最新端末が20,988円割引になるUQ WiMAX
- 4【実機レビュー】編集部でWiMAXを契約して使ってみた
- 4-1ポケット型Wi-Fiの最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」をレビュー
- 4-2ホームルーターの最新機種「Speed WiFi HOME 5G L13」をレビュー
- 5WiMAXの契約期間やWiMAXに関するよくある質問
- 5-1縛りなしのWiMAXはいつでも解約できる?
- 5-2ホームルーターは登録した住所以外でも使える?
- 5-3端末の発送料は無料?
- 5-4お試しは可能?
そもそも契約期間の縛りとは?
契約期間の縛りとは、プロバイダを契約する際に定められた「最低利用期間」のことです。
この期間を満了せずに解約した場合、違約金(解約金)を支払わなければいけません。
契約期間は、一般的に2~3年となっています。
なお、プロバイダによって「縛りなしプラン」や「縛りなしオプション」を選択できますが、縛りなしプランは月額料金が割高となります。
WiMAXの解約金は約5,000円
契約期間を設けているプロバイダもいくつかあります。
その場合、解約金は5,000円程度と考えておきましょう。
プロバイダ | 解約金が発生するプラン | 解約金 |
---|---|---|
Broad WiMAX | スタンダードプラン (2年契約) |
4,950円 |
Vision WiMAX | ギガ放題プラスS (2年プラン) |
3,751円 |
これまで、WiMAXを含むインターネット回線を提供するサービスでは、契約期間が設けられているのが一般的で、期間内に解約すると数万円という高額な違約金が発生していました。
しかし、2022年7月1日の電気通信事業法の改正により高額な違約金は撤廃され、解約金は最大でも月額利用料相当額にするよう定められました。
解約金よりも端末代の残債に注意
縛りなしのプロバイダが増えてきている中で、注意したいのが端末代金の残債です。
WiMAXの最新端末価格は「ポケット型Wi-Fi」と「ホームルーター」ともに27,720円です。
支払い方法は「一括」または「分割」となります。
分割で購入した場合に端末代金を払い終わる前に解約すると、残りの金額を一括で支払わなければなりません。
例えば、36回の分割払いを選び、36ヶ月以内に解約した場合は残債(支払い予定額)を一括請求されます。
36回払いで発生する残債をシミュレーション
36回払いを選択した際に発生する端末代の残債を、解約時期ごとにまとめました。
6ヶ月目 | 12ヶ月目 | 24ヶ月目 | 36ヶ月目 | |
---|---|---|---|---|
端末代の残債 27,720円(770円×36回払い) |
23,100円 | 18,480円 | 9,240円 | 0円 |
1年以内に解約すると約2万円前後、2年後では約1万円の支払いが解約時に発生することになります。
端末代を分割購入する場合は、解約時期に残債が生じることを念頭に入れておきましょう。
端末残債は「乗り換え」特典でカバーされないことが多い
WiMAXでは他社からの乗り換えを対象に、解約時に発生する費用をキャッシュバックによりカバーしてくれる「乗り換えキャンペーン」を実施しているプロバイダがあります。
ところが、対象となるのは解約時に発生する違約金で、端末の残債は含まれないことがほとんどです。
例えば、「Broad WiMAX」の違約金負担キャンペーンでは、他社から乗り換える際の解約金を最大19,000円まで負担してくれます。
しかし、この負担額には「端末の残債」は含まれていません。
プロバイダを選ぶ際は、契約期間の縛りにより発生する解約金よりも、端末代金の残債を気にかけた方が良いでしょう。
端末が無料レンタルできるプロバイダもある
端末代金を負担したくない場合は、端末の無料レンタルを行っているプロバイダを選ぶと良いでしょう。
ただし、端末を無料レンタルできるプロバイダは、月額料金が高めに設定されています。
そのため、基本的には短期利用がおすすめとなります。
なお、レンタルできる端末は中古品ですが、クリーニングされたリフレッシュ品で問題なく使用できます。
月額料金 | 取扱端末 | ||
---|---|---|---|
ポケット型Wi-Fi | ホームルーター | ||
シンプルWiFi | 4,840円 | Speed Wi-Fi 5G X12 Speed Wi-Fi 5G X11 Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
Speed Wi-Fi HOME 5G L13 Speed Wi-Fi HOME 5G L12 Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
FreeMax+5G | 4,800円 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
5G CONNECT | 5,250円 | Speed Wi-Fi 5G X12 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
取扱端末が多いプロバイダは「シンプルWi-Fi」です。
ポケット型Wi-Fi、ホームルーターともに最新端末を含む各3種が揃っています。
一方、「FreeMax+5G」はともに旧型端末の取り扱いとなります。
しかし、すべて5G対応機種なので最新機種と比べても大きな差はありません。
また、端末の無料レンタルを行っているWiMAXプロバイダには、以下のような注意点があります。
- 端末無料レンタルの注意点
-
- 解約時に端末の返却が必要
- 端末返却時の郵送費用は契約者の負担
- 未返却や破損した場合は弁済金を請求される
3つ目で請求される金額は以下のように、プロバイダによって異なります。
プロバイダ | 請求金額 |
---|---|
シンプルWiFi | 最大21,780円(不課税) |
FreeMax+5G | 22,000円 |
5G CONNECT | 33,000円 |
どのプロバイダにもオプションとして端末補償がついています。
万が一端末を破損しても、端末補償のオプションに加入していれば、無料(もしくは格安)で修理が可能です。
縛りなしWiMAXのおすすめプロバイダ3選
ここからは、縛りなしの「おすすめのWiMAXプロバイダ」を紹介していきます。
- 縛りなしWiMAXのおすすめプロバイダ3選
-
- 半年利用が最安の「BIGLOBE WiMAX」
- キャッシュバック額最大の「GMO とくとくBB WiMAX」
- キャンペーンで端末代が6,732円になる「UQ WiMAX」
半年利用なら最安!キャッシュバックが翌月もらえる「BIGLOBE WiMAX」
- BIGLOBE WiMAXがおすすめな理由
-
- 11,500円のキャッシュバックが翌月もらえる
- 半年利用の支払い総額は全プロバイダで最安
- 口座振替対応での支払いが可能
- SIMのみ契約でも最安
「BIGLOBE WiMAX」の特徴は何と言っても「安さ」です。
初月の利用料が無料な上、ほぼ無条件で翌月にもらえる11,500円のキャッシュバックも実施しています。
キャッシュバックを受け取ることで
また、解約違約金も発生しないため気軽に解約できます。
さらに、「BIGLOBE WiMAX」はSIMのみ契約や口座振替にも対応しています。
運営会社 | ビッグローブ株式会社 |
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月額料金 |
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キャッシュバック | 11,500円 |
初期費用 | 手数料:3,300円 |
契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
端末代 |
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スマホセット割 |
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支払い方法 |
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初月の日割精算 | なし |
最新機種の 下り最大速度/実測値 ※実測値は編集部計測 |
|
データ容量 | 無制限 ※速度制限がかかる可能性あり |
対応エリア | 全国 |
\翌月に11,500円キャッシュバック/
BIGLOBE WiMAXの公式サイトはこちら
高額キャッシュバックがある「GMO とくとくBB WiMAX」
- 「GMO とくとくBB WiMAX」がおすすめな理由
-
- 新規・乗り換えともに高額キャッシュバックがある
- 1年以上利用する場合は全プロバイダで最安
- 端末割引があるため長期利用するほどお得
「GMOとくとくBB WiMAX」は、高額キャッシュバックを実施しているプロバイダです。
1年以上であればWiMAXプロバイダの中で最安となります(2024年11月時点)。
なお、キャッシュバックは新規申し込みのほか、他社からの乗り換えでも受け取ることができます。
▲引用:公式サイト
新規申し込みの場合は、契約から12ヶ月経過後に34,600円のキャッシュバックを受け取ることができます。
さらに、指定のオプション(「インターネット安心セキュリティ」「スマホトラブルサポート+」)を同時申し込みすることで2,000円増額となります。
キャッシュバックの受け取り方法は以下の通りです。
▲「GMOとくとくBB WEBメール」ログイン画面
契約11ヶ月目に「GMOとくとくBB WEBメール」へメールが来るので、返信する形で口座情報を登録します。
期日までに返信を行わないと、キャッシュバックを受け取ることができないので注意しましょう。
▲引用:公式サイト
また、端末は一括購入がなく「分割払い」でのみ購入可能となります。
とはいえ、「端末購入サポート」があるため実際に端末代を支払うことはありません。
3年経過時点で端末代金は実質無料となります。
ただし、3年未満で解約した場合は残債(残り回数×770円)を支払うことになります。
運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社 |
---|---|
月額料金 |
|
キャッシュバック |
|
初期費用 | 手数料:3,300円 |
解約違約金 | 0円 |
端末代 |
|
スマホセット割 |
|
支払い方法 | クレジットカード |
初月の日割精算 | なし |
最新機種の 下り最大速度/実測値 ※実測値は編集部計測 |
|
データ容量 | 無制限 ※速度制限がかかる可能性あり |
対応エリア | 全国 |
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GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトはこちら
新規契約なら最新端末が20,988円割引になるUQ WiMAX
- UQ WiMAXがおすすめな理由
-
- 「WiMAXの運営元」という抜群の信頼感
- ほぼ無条件で最新機種が20,988円割引される
- 店舗で対面契約できるので初心者も安心
- 完全無料でお試しができる
CMでもおなじみの「UQ WiMAX」は、KDDIグループのUQコミュニケーションズが運営する知名度・信頼性が高いプロバイダです。
完全無料でお試し利用ができる「Try WiMAX」や、実店舗「UQスポット」もあり、WiMAX初心者におすすめと言えます。
また、現在は端末代金が最大20,988円割引になるキャンペーン「UQ WiMAX おトク割」を実施しています(2024年11月現在)。
ポケット型Wi-Fi・ホールムーターともに最新機種の端末代金が大幅に割引される「UQ WiMAX おトク割」では、新規契約が20,988円、機種変更は17,820円が割引されるため大変お得です。
適用条件は「対象機種の購入」と「対象プランへの加入」のため、実質的には「無条件」と言えるほどハードルが低くなっています。
運営会社 | UQコミュニケーションズ株式会社 |
---|---|
月額料金 |
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キャンペーン (キャッシュバック) |
端末代金が最大20,988円割引 |
初期費用 | 手数料:3,300円 |
契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
端末代 |
|
スマホセット割 |
|
支払い方法 |
|
初月の日割精算 | 有り ※解約時も日割り |
最新機種の 下り最大速度/実測値 ※実測値は編集部計測 |
|
データ容量 | 無制限 ※速度制限がかかる可能性あり |
対応エリア | 全国 |
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【実機レビュー】編集部でWiMAXを契約して使ってみた
編集部では使用感なども知るために「GMO とくとくBB WiMAX」を契約し、実際に「Speed Wi-Fi 5G X12」と「Speed WiFi HOME 5G L13」を使ってみました。
- 実機検証項目
-
- 平日の夜や週末でも問題なく使えるのか?
- 地下鉄のホームや車内の速度は?
- 高所や人混みは速度が低下する?
- 同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか?
ポケット型Wi-Fiの最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」をレビュー
▲画像はUQ WiMAX公式より
最新端末「Speed Wi-Fi 5G X12」は、下り最大速度は3.9Gbpsとポケット型Wi-Fiの中ではトップクラスの速度です。
バッテリーは約9時間の連続通信が可能となっています。
外で1日中利用するにはやや不安がありますが、一般的なバッテリー容量と言えるでしょう。
名称 | Speed Wi-Fi 5G X12 |
---|---|
料金 | 27,720円 |
支払い方法 | 36回払い |
液晶画面 | ◯ |
下り最大速度 | 3.9Gbps |
サイズ | 約W136×H68×D14.8mm |
重量 | 約174g |
バッテリー使用時間 | 約540分 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
充電時間 | TypeC 共通ACアダプタ01U 約230分 TypeC 共通ACアダプタ02U 約230分 |
最大接続数 | 16台 |
「Speed Wi-Fi 5G X12」について、より詳しく知りたい人は以下の記事も御覧ください。
ここからは、編集部に届いた「Speed Wi-Fi 5G X12」をセットアップから速度検証まで、忖度なしでレビューしていきます。
設定はSIMカードを挿入するだけ
▲端末が梱包された箱。SIMカードが同梱されています。
「Speed Wi-Fi 5G X12」を利用するには同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。
台紙からSIMカードを切り離したら、本体下部のスロットへ「カチッ」と音がするまで差し込みます。
台紙から切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。
▲端末下部のカバーを開けて挿入します。SIMカードの向きは画像の通りです
SIMカードを挿入後、電源をONにすればセットアップは完了。
後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。
なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、下の画像の通り端末に表示されたQRコードを読み込むことで、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。
▲スマホであればQRコードを読むだけで簡単にWi-Fiへ接続できます
平日と週末に昼と夜の速度を測ってみた
Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく速度チェックを行いました。
都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。
平日12:00平均 | 平日22:00平均 | 週末12:00平均 | 週末22:00平均 | |
---|---|---|---|---|
下り速度 | 54.3Mbps | 55.0Mbps | 84.2Mbps | 47.0Mbps |
上り速度 | 47.8Mbps | 35.5Mbps | 47.3Mbps | 7.8Mbps |
Ping値 | 32ms | 38ms | 39ms | 57ms |
※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回づつ計測した合計6回の平均値、
※週末は土日に3回づつ計測した合計6回の平均値を記載
平日・夜間・週末と、いつでもそこそこの速度が出る安定のクオリティーと言えます。
なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、たまにつながった5G接続時には下りで150Mbpsほどの速度になることもありました。
5G対応エリアが拡大していくことも考えると、今後のWiMAXでは「常時、高速」なWi-Fiを利用できるようになっていく可能性が高いと言えそうです。
地下鉄(都営大江戸線・新宿駅)のホームや車内の速度は?
続いて東京最深部を走る地下鉄「都営大江戸線・新宿駅」でも速度テストを実施しました。
結果は以下の通りで、拍子抜けするほど問題なくつながりました。
また、東中野〜新宿間においては車中でもYouTubeの視聴はサクサクでした。
平日・昼平均 | 平日・夕方平均 | |
---|---|---|
下り速度 | 70.0Mbps | 53.3Mbps |
上り速度 | 15.8Mbps | 12.2Mbps |
Ping値 | 56ms | 59ms |
YouTube視聴 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可 |
|
|
web閲覧 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可 |
|
|
※検証は12:00、18:00の前後1時間内、3回づつ計測した平均値を記載。
YouTubeは画質480pで視聴、webはYahoo!トップページを閲覧
高所や人混みは速度が低下する?
さらに人混みの中でのつながりやすさをチェックするべく、渋谷のスクランブル交差点で速度を計測してみました。
▲平日昼間の渋谷駅前。スクランブル交差点のあたりで計測
平日とはいえ、さすがの人混みの中では多少の速度低下が見られましたが、接続が切れるなどの致命的な現象は起こりませんでした。
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
渋谷・駅前 | 12.1Mbps | 5.4Mbps | 54ms |
続いて、高所でのつながりやすさを検証するべく都内の高層マンション(16階)でも速度を計測しました。
▲都内マンションの16Fにて計測
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
東京都・高所 (マンション16F) |
41.3Mbps | 8.3Mbps | 51ms |
※検証は平日の午後(12〜21:00)に計測した6回の平均値。
今回調査した高層マンションでは、問題なくつながりました。
しかし、建物に屋内アンテナが設置されていない場合は、一般的に、高層階ほどつながりにくくなる可能性が高まります。
もし、通信状態が良くない場合はプロバイダへ相談してみることをおすすめします。
また、オフィスビルや大規模な施設であればビル自体に屋内アンテナが設置されていることも多く、高層階でもほぼ問題なく通信可能です。
▲東京都庁展望台(45階・地上202m)では問題なし
同時接続は最大4台程度なら問題無し
▲同時接続数は16台とのことでしたが…
一般的に、ポケット型Wi-Fiは接続台数が増えると速度が落ちる傾向があります。
最大接続16台を謳っている「Speed Wi-Fi 5G X12」では、何台までストレスなく使えるのでしょうか?
編集部では同時接続による速度の変化をテストしてみました。
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
1台(スマホのみ) | 62.8Mbps | 38.2Mbps | 66ms |
2台 | 43.4Mbps | 26.2Mbps | 75ms |
3台 | 46.8Mbps | 28.2Mbps | 68ms |
4台 | 39.2Mbps | 32.8Mbps | 84ms |
5台 | 28.4Mbps | 35.1Mbps | 93ms |
6台(スマホ5台数+PC1台) | 26.5Mbps | 33.2Mbps | 94ms |
7台(スマホ5台数+PC2台) | 31.3Mbps | 29.1Mbps | 113ms |
8台(スマホ5台数+PC3台) | 28.7Mbps | 33.0Mbps | 136ms |
9台(スマホ5台数+PC4台) | 24.6Mbps | 7.8Mbps | 115ms |
10台(スマホ5台数+PC5台) | 20.2Mbps | 5.8Mbps | 135ms |
※4G環境下にて検証
※各端末でYou Tube、TikTokを視聴した状態で計測した3回の平均値を記載
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結果は、5台目くらいから端末によって少しづつ遅延を感じるようになり、測定速度の数値にも低下が見られるようになりました。
しかし、予想に反して4台目までの接続においては、実測値も体感も問題ありませんでした。
一般的にポケット型Wi-Fiは一人暮らしに最適と言われますが、カップルなど2人暮らしでも、用途によっては十分となる可能性もありそうです。
- 検証の総評
-
1週間ほどSpeed Wi-Fi 5G X12を利用した結果、「いつでもどこでも安定してつながる」というのが率直な印象です。
地下でも高所でも利用でき、人混みの中でもそれほどストレスを感じることがありませんでした。また、5Gエリアで利用できる場所では、さらに高速通信が可能になりました。
一方、使ってみてわかった最大のデメリットは「端末の操作性は良いとは言えない」ことです。
タッチパネルが無く、周波数などの切り替え時に何度も物理ボタンを押して操作しなければならないのは、想像以上のストレスでした…。速度やつながりやすさといったスペックは申し分ありませんが、使い勝手に関しては、もう一歩…といったところでしょうか。
ホームルーターの最新機種「Speed WiFi HOME 5G L13」をレビュー
▲画像はUQ WiMAX公式より
最新端末「Speed WiFi HOME 5G L13」は、下り最大速度は4.2Gbpsとホームルーターの中ではトップクラスの速度です。
名称 | Speed WiFi HOME 5G L13 |
---|---|
料金 | 27,720円 |
支払い方法 | 36回払い |
下り最大速度 | 4.2Gbps |
サイズ | 約W100×H207×D100㎜ |
重量 | 約635g |
最大接続数 | 32台 |
「Speed WiFi HOME 5G L13」について、より詳しく知りたい人は以下の記事も御覧ください。
続いて、Speed Wi-Fi HOME 5G L13を使って検証した結果について解説していきます。
設定はSIMカードを挿入するだけ
「Speed WiFi HOME 5G L13」を利用するには、同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。
▲SIMカードは画像のように台紙の状態で同梱されています
台紙からSIMカードを切り離したら、本体底部のスロットへ差し込みます。
切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。
▲底のフタを開けてSIMカードを差し込んだ状態
SIMカードを挿入後、電源をコンセントへ挿します。
フロントのランプがオレンジから緑になればセットアップは完了。
▲緑のランプに変わったらWi-Fi接続が可能となります
後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。
なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、SIM挿入口付近にはWi-Fi接続用のQRコードがあります。
これをカメラで読み込めば、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。
平日の夜や週末でも問題なく使えるのか?
Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく速度チェックを行いました。
都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。
平日12:00平均 | 平日22:00平均 | 週末12:00平均 | 週末22:00平均 | |
---|---|---|---|---|
下り速度 | 119.0Mbps | 71.7Mbps | 101.4Mbps | 89.1Mbps |
上り速度 | 12.9Mbps | 10.7Mbps | 13.8Mbps | 14.6Mbps |
Ping値 | 39ms | 43ms | 42ms | 40ms |
※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回づつ計測した合計6回の平均値
※週末は土日に3回づつ計測した合計6回の平均値を記載
ご覧の通り、平日・夜間・週末と、いつでも一定以上の速度が出る安定の通信品質と言える結果になりました。
なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、5G接続時には200Mbpsほどの速度になることも。
5Gエリアでの利用を想定している人であれば、高速通信の恩恵を受けられるでしょう。
高所で利用すると速度が低下する?
▲マンション16階にて計測
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
東京都・高所 (マンション16F) |
46.0Mbps | 149.7Mbps | 38ms |
※検証は平日の午後(12〜21:00)に計測した6回の平均値
今回調査した高層マンションでは、ポケット型Wi-Fiと大きな差はなく、問題なくつながりました。
しかし、建物に屋内アンテナが設置されていない場合は、一般的に、高層階ほどつながりにくくなる可能性が高まります。
同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか…を検証
続いて、編集部の企画会議で同時接続時の速度や安定性を検証してみました。
WiMAXは接続台数が増えると速度が落ちる傾向があると言われますが、「Speed WiFi HOME 5G L13」は何台までストレスなく使えるのでしょうか?
- 検証概要
-
- 場所………東京都新宿区
- 日時………2024年2月3日(土)17:00頃
- 使用端末…PC(Win/Mac混在)×5台
スマホ(iOS/Android混在)×5台 - 検証方法…参加者5名が以下を実施
- 各自のPCを「L13」へ接続し、オンライン会議へ参加
- 各自のスマホを1台づつ「L13」へ接続し、YouTubeの視聴を開始
- 速度遅延などが起こるまで(2)の接続台数を増やしていく
※検証時のオンライン会議は「Google Meet」を利用
PCでのオンライン会議と、スマホでのYouTube視聴を「Speed WiFi HOME 5G L13」で行った結果は以下の通りです。
- 検証結果
-
- PC×5台接続時のオンライン会議では問題なし
- 10台同時接続時でも下り速度は81.3Mbpsと高速
- 同時接続9台目、10台目のスマホにて軽微な遅延が発生
時間や場所といった環境・用途にも依りますが、同時接続端末が10台程度なら問題なく利用できると言えそうです。
WiMAXの契約期間やWiMAXに関するよくある質問
WiMAXの契約期間やWiMAXに関する質問をまとめました。
- WiMAXの契約期間やWiMAXに関する質問
縛りなしのWiMAXはいつでも解約できる?
縛りなしのWiMAXは、いつでも解約可能です。
しかし端末代金を分割払いで購入していて、解約時に支払いが完了していない場合は、端末の残債分を一括で支払う必要があります。
ホームルーターは登録した住所以外でも使える?
WiMAXのホームルーターは、登録住所以外でも利用可能です。
WiMAXのホームルーターは持ち運びが可能なので、長期の出張や旅行などでも活躍します。
一方、ドコモやSoftBankといったWiMAX以外のホームルーターは、原則として登録住所以外では使えません。
端末の発送料は無料?
契約時の端末発送費用はプロバイダ負担となり、無料です。
しかし、端末の無料レンタルを行っている場合、解約時に返却する端末の送料などは契約者負担となります。
お試しは可能?
WiMAXをお試しで利用できるプロバイダは3つあります。
- お試しができるWiMAXプロバイダ
-
- UQ WiMAX
- FreeMax+5G
- 5G CONNECT
中でもおすすめは、無料でお試しができるUQ WiMAXの「Try WiMAX」です。
他社では手数料や送料などの費用が発生しますが、「Try WiMAX」は費用は一切かかりません。
▲お試しするなら無料の「Try WiMAX」が圧倒的におすすめ
編集部員が利用したところ、返却用の「着払い伝票」まで同梱されていました。
「お試し期間は15日間」となっているため、平日と週末の違いなども実体験することが可能です。
使い心地や通信状態を確認してから契約したい人は、お試しサービスを利用してみると良いでしょう。