BIGLOBE WiMAXの評判は?他社比較でわかったメリットを解説

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BIGLOBE WiMAXの評判を徹底調査

WiMAXには契約の窓口でもある「プロバイダ」と呼ばれる事業者が多数存在します。

同じ「WiMAX」というサービスを扱っているため、速度や対応エリア等はどのプロバイダと契約をしても変わりません
違いは主に料金やサポートになります。

BIGLOBE WiMAXは半年の利用であれば最安値
また1年以上の支払い総額も最安級と、最もお得に利用できるプロバイダの一つといえます。

■主要プロバイダ6社の支払い総額比較表

WiMAXプロバイダ6社の支払い総額比較表
主要WiMAXプロバイダ5社の支払い総額比較表

ダブルタップで「拡大・縮小」

また「1ヶ月目は無料」のため初期費用が安く、翌月受け取れるキャッシュバックキャンペーンも実施中です。

「GMOとくとくBB WiMAX」のキャッシュバックは受け取りが12ヶ月後のため、「BIGLOBE WiMAX」のキャッシュバックは受け取りやすいと言えるでしょう。

これらの点から「BIGLOBE WiMAX」がおすすめの人は以下となります。

BIGLOBE WiMAXがおすすめの人
  • キャッシュバックを翌月受け取りたい人
  • WiMAXをお得に契約したい人
  • 口座振替で支払いたい人
  • スマホセット割が適用されるUQモバイルとauユーザー

なお、1年以上利用する人でキャッシュバックを忘れない人は、33,000円キャッシュバックがあるGMOとくとくBB WiMAX」も検討してみてください。

BIGLOBE WiMAXの公式サイトはこちら

この記事ではアンケート結果をもとに、BIGLOBE WiMAXのメリットやデメリットを解説。
さらに編集部による実機検証レビューも紹介しています。

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この記事のもくじ

BIGLOBE WiMAXの評判は?

WiMAXプロバイダ利用者数ランキング
【調査概要】
●調査名:WiMAXの利用状況に関する調査
●対象者:現在WiMAXを利用している方
●実施期間:2023年8〜2024年10月
●有効回答数:1,151件
●利用媒体:インターネットによるアンケート
●調査主体:株式会社FREEDiVE

WiMAXのユーザーに対して行ったアンケート調査の結果、BIGLOBE WiMAXの利用者数は5位でした。

プロバイダが20社以上も存在することを考えれば、その人気は上位と言えるでしょう。

BIGLOBE WiMAXの口コミ

voice

続いて、現在BIGLOBE WiMAXを使用しているユーザーからの口コミを紹介します。

三重県在住・50代前半/男性
マンション/1人暮らし

スマホ割もあって安い!

男性1
3000円台と非常に安い点は魅力的。賃貸で光回線が使えないので、ホームルーターの中で安価なものを選択。UQモバイルの料金も安くなるので、その点も非常にお得です。

大阪府在住・40代後半/男性
マンション/3人暮らし

割引期間は安いけど…

男性2
キャンペーン適用されている期間の月額料金はまあまあ安いと思いますが、終了後はタイミングを見て他社に乗り換える必要がある点が面倒に感じます。

大阪府在住・30代後半/男性
マンション/1人暮らし

以前より快適です

男性1
自宅で主に動画をみる為に契約しているのですが、以前契約していたものとは違い、スムーズに動画視聴できるので通信速度や安定性に関しては満足しています。

埼玉県在住・50代前半/女性
戸建て/2人暮らし

遅い時は遅い

女性2
移動している時にネットの検索をするのですが、そういう時の読み込みが遅くてイライラする事があります。画像が出てくるまで相当時間がかかる時があります。

徳島県在住・30代後半/女性
戸建て/3人暮らし

ほぼパーフェクト!

女性1
WiMAXの通信速度が非常に優れていて「完璧」に近いと感じられるものの、一部の地域での接続不良や、混雑時の速度低下がまれに起こるため、10点満点ではなく9点としました。

ユーザーからは料金に関する口コミが多く見受けられました。

月額料金については概ねポジティブに評価されているようです。
一方で、「割引期間後は割高である」などネガティブな評判もありました。

BIGLOBE WiMAXの公式サイトはこちら

アンケート調査や実機検証で分かったBIGLOBE WiMAXのメリットと良い評判

グッドサイン

BIGLOBE WiMAXのメリットはざっくり5つあります。

BIGLOBE WiMAXのメリット
  • 11,500円のキャッシュバックを翌月受け取れる
  • 支払い総額は全プロバイダの中で最安級
  • 解約料が発生しない
  • 口座振替に対応
  • auとUQモバイルのスマホ割がある

BIGLOBE WiMAX最大のメリットは、11,500円のキャッシュバックを契約翌月に受け取れること。
手続きは申し込み時にクーポンコードを入力するだけという、手軽さも魅力です。

BIGLOBE WiMAX公式サイトはこちら

アンケート調査や実機検証で分かったBIGLOBE WiMAXのデメリット

会話する男性

他プロバイダと比べた場合、BIGLOBE WiMAXのデメリットは以下の通りです。

BIGLOBE WiMAXのデメリット
  • 1年以上の利用では他社の方が安くなる
  • 口座振替の場合、端末の支払いは「一括払い」のみで、手数料が毎月220円発生

BIGLOBE WiMAXは半年間なら他社より安く利用できますが、1年目以降は「GMOとくとくBB WiMAX」の方が安くなります。

口座振替の場合は、端末代27,720円を初月に一括で支払う必要があります。
また、口座振替では毎月220円の手数料がかかります。

しかし、月額料金が最安値なので手数料を加味しても安いとも言えます。

カシモWiMAX公式サイトはこちら

BIGLOBE WiMAXがおすすめの人は?

デスクワークをする男性

ここまで紹介した評判やメリット・デメリットを踏まえると、BIGLOBE WiMAXがおすすめの人は以下のような人です。

BIGLOBE WiMAXがおすすめの人
  • キャッシュバックを翌月受け取りたい人
  • WiMAXをお得に契約したい人
  • 口座振替で支払いたい人
  • スマホセット割が適用されるUQモバイルとauユーザー

BIGLOBE WiMAXはいずれの期間で見ても支払い総額は最安級。
そのため、WiMAXをお得に契約したい人にはベストな選択と言えます。

口座振替に対応しているプロバイダは3社ありますが、BIGLOBE WiMAXは月額料金が安く、毎月220円の手数料がかかっても安く利用できます。

さらにau・UQモバイルのユーザーであればスマホ代が1台あたり毎月最大1,100円割引になるのでお得にWiMAXを利用することが可能です。

BIGLOBE WiMAXの基本情報

BIGLOBE WiMAX ロゴ
BIGLOBE WiMAXの概要
運営会社 ビッグローブ株式会社
月額料金
  • 1ヶ月目  :無料
  • 2~25ヶ月目:3,278円
  • 26ヶ月目以降:4,928円
キャッシュバック 11,500円
初期費用 手数料:3,300円
解約違約金 なし
端末代 27,720円
スマホセット割
  • au
    毎月最大1,100円/台
  • UQモバイル
    毎月最大1,100円/台
支払い方法
  • クレジットカード
  • 口座振替
初月日割 ×
下り最大速度/実測値
(最新機種)
  • モバイルルーター
    3.9Gbps/134.26Mbps
  • ホームルーター
    4.2Gbps/175.06Mbps
データ容量 無制限
契約期間 なし
対応エリア 全国
端末補償有無

BIGLOBE WiMAXは、契約した月の翌月に支払われる11,500円のキャッシュバックがあるのが大きなメリットです。

ただし、1年以上WiMAXを利用する場合は「GMOとくとくBB WiMAX」の方が安くなります。

BIGLOBE WiMAX公式サイトはこちら

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BIGLOBE WiMAXの料金について解説

スマホと財布

料金プランや端末代など、BIGLOBE WiMAXで必要なコストについて解説していきます。

BIGLOBE WiMAXのプランは1種類

BIGLOBE WiMAXのプランは1種類
▲引用:公式サイト

BIGLOBE WiMAXのプランは「ギガ放題プラスS」プランの1種類のみとなっています。

BIGLOBE WiMAXの料金プラン
プラン 月額料金 支払総額
(手数料+月額料金)
契約期間
ギガ放題プラスSプラン 1ヶ月目  :無料
2~25ヶ月目:3,278円
26ヶ月目以降:4,928円
12ヶ月目:67,078円
24ヶ月目:106,414円
36ヶ月目:163,900円
なし

※解約金が発生する期間は解約金をプラス。

1ヶ月目は無料で、2年間でトータル39,600円の月額割引が受けられます。

3年目となる25ヶ月目以降は月額料金が上がってしまいますが、WiMAXの本家である「UQ WiMAX」の基本月額料金4,950円と比べると、「BIGLOBE WiMAX」の方が安くなります。

BIGLOBE WiMAXは1ヶ月目無料

BIGLOBE WiMAXは1ヶ月目の月額料金が無料となります。
ただし、端末代・オプション月額料金などは別途発生するので気をつけましょう。

BIGLOBE WiMAXの初期費用は3,300円

BIGLOBE WiMAXの初期費用は、端末代金の他に事務手数料3,300円のみが発生します。
これはどこのプロバイダでも同額となります。

11,500円のキャッシュバックを実施中

BIGLOBE WiMAXクーポンコード(2024年11月5日まで)

▲引用:公式サイト

BIGLOBE WiMAXでは2024年12月2日まで、11,500円のキャッシュバックを実施しています。

条件は「端末同時購入」のみ
BIGLOBE WiMAXではSIMのみの契約もできますが、キャッシュバックは端末購入者が対象です。

手続きも簡単で、申込者が行うことは2つだけです。

キャッシュバックの手続き方法
STEP1 申し込み時にHPに記載されているクーポンコードを入力
STEP2 「送金受取手続きのご案内」メールに振込先口座を記入して返信
STEP3 指定口座登録完了の当日~数日後に振り込み

「送金受取手続きのご案内」メールは、「キャッシュバック対象月」の月初1日目に、申し込み時に登録したアドレス宛に届きます。

振込される時期は最短で翌月となります。

BIGLOBE WiMAXの月額料金を他社と比較

WiMAXはプロバイダによって利用料金が変わります。

割引特典の内容も異なるため、主要5社の月額料金と利用期間ごとの支払い総額をまとめました。

WiMAXプロバイダ6社の支払い総額比較表
主要WiMAXプロバイダ5社の支払い総額比較表

ダブルタップで「拡大・縮小」

上記では、キャッシュバックを受け取った場合の支払総額を記載しています。
そのため、月額料金が安く、キャッシュバックが高額な「GMOとくとくBB WiMAX」が最も安い結果となりました。

ただし、「GMOとくとくBB WiMAX」はキャッシュバックを受け取るための手順が多く、受け取れるのは1年後であることから、もらい忘れなどが起こることも考えられます。

面倒な手続きを避けたい人は、キャッシュバックの受け取り方法も簡単で「GMOとくとくBB WiMAX」の次に安い「BIGLOBE WiMAX」がおすすめです。

BIGLOBE WiMAXのスマホセット割

スマホセット割
▲引用:公式サイト

スマホセット割とは、スマホとWiMAXをセットで利用することでスマホ代が毎月割引になるサービスです。WiMAXではauとUQモバイルのスマホが対象です。

割引額は毎月最大1,100円のため、年間では最大13,200円もお得になります。

また、auとUQモバイルのスマホ割は最大10回線まで適用されるので、家族で利用すればさらにお得になります。

BIGLOBE WiMAXは解約違約金が発生しない

違約金

BIGLOBE WiMAXは契約期間の縛りがないため、解約違約金は発生しません

2024年11月現在、基本的にWiMAXのプロバイダは契約期間の縛りがないものが主流になっていますが、Broad WiMAXなど一部のプロバイダでは契約期間の縛りを設けたプランなどもあります。

契約期間が定められたプランでは、期間内に解約すると解約金が発生するので注意しましょう。

BIGLOBE WiMAXで利用できるポケット型Wi-Fi端末を解説

Speed Wi-Fi 5G X12
▲引用:公式サイト

BIGLOBE WiMAXで利用できるポケット型Wi-Fiは、最新機種である「Speed Wi-Fi 5G X12」のみとなっています(2024年11月現在)。

下り最大速度は3.9Gbpsと、ポケット型Wi-Fiの中ではトップクラスの速度です。

なお、バッテリーについては約9時間の連続通信が可能となっています。
外で1日中利用するにはやや不安がありますが、一般的なバッテリー容量と言えるでしょう。

最新機種の概要
名称 Speed Wi-Fi 5G X12
料金 27,720円
支払い方法 一括払い
36回払い
液晶画面
下り最大速度 3.9Gbps
サイズ 約W136×H68×D14.8mm
重量 約174g
バッテリー使用時間 約540分
バッテリー容量 4,000mAh
充電時間 TypeC 共通ACアダプタ01U 約230分
TypeC 共通ACアダプタ02U 約230分
最大接続数 16台

【実機レビュー】編集部でWiMAXを契約して使ってみた

編集部では数字ではわからない使用感などを知るために、実際にSpeed Wi-Fi 5G X12を使ってみました。

Speed WiFi 5G X12の外箱
▲端末が梱包された箱。SIMカードが同梱されています。

設定はSIMカードを挿入するだけ

「Speed Wi-Fi 5G X12」を利用するには同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。

台紙からSIMカードを切り離したら、本体下部のスロットへ「カチッ」と音がするまで差し込みます。
台紙から切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。

SIMカード
▲端末下部のカバーを開けて挿入します。SIMカードの向きは画像の通りです。

SIMカードを挿入後、電源をONにすればセットアップは完了。
後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。

なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、下の画像の通り端末に表示されたQRコードを読み込むことで、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。

Speed WiFi 5G X12
▲スマホなどカメラ付き端末なら、QRコードを読むだけで簡単にWi-Fiへ接続できます。

平日と週末に昼と夜の速度を測ってみた

Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく速度チェックを行いました。

スピードテストの結果

都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果(4G環境下)
平日12:00平均 平日22:00平均 週末12:00平均 週末22:00平均
下り速度 54.3Mbps 55.0Mbps 84.2Mbps 47.0Mbps
上り速度 47.8Mbps 35.5Mbps 47.3Mbps 7.8Mbps
Ping値 32ms 38ms 39ms 57ms

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3ずつ計測した合計6回の平均値。
※週末は土日に3回ずつ計測した合計6回の平均値を記載。

平日・夜間・週末と、いつでもそこそこの速度が出る安定のクオリティーと言えます。

なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、たまにつながった5G接続時には下りで150Mbpsほどの速度になることもありました。

5G対応エリアが拡大していくことも考えると、今後のWiMAXでは「常時、高速」なWi-Fiを利用できるようになっていく可能性が高いでしょう。

地下鉄(都営大江戸線・新宿駅)のホームや車内でも利用してみた

続いて東京最深部を走る地下鉄「都営大江戸線・新宿駅」でも速度テストを実施しました。

地下鉄駅構内でVision WiMAXを利用する編集部員

結果は以下の通りで、拍子抜けするほど問題なくつながりました。
また、東中野〜新宿間においては車中でもYouTubeの視聴はサクサクでした。

地下鉄駅構内(新宿駅/大江戸線ホーム)での速度検証(5G)
平日・昼平均 平日・夕方平均
下り速度 70.0Mbps 53.3Mbps
上り速度 15.8Mbps 12.2Mbps
Ping値 56ms 59ms
YouTube視聴
★5…快適
★4…良好
★3…可能
★2…困難
★1…不可
  • 評価:★★★★★
  • 感想:快適に視聴可能
  • 評価:★★★★★
  • 感想:夕方の駅構内とは思えない
    ほどスムーズな視聴が可能

    画質を720pに上げても問題なし
  • web閲覧
    ★5…快適
    ★4…良好
    ★3…可能
    ★2…困難
    ★1…不可
  • 評価:★★★★★
  • 感想:ストレスなく、快適に閲覧可能
  • 評価:★★★★★
  • 感想:ページを切り替えても
    サクサクと表示され、ノーストレスで
    web閲覧が可能
  • ※検証は12:00、18:00の前後1時間内、3回ずつ計測した平均値を記載。YouTubeは画質480pで視聴、webはYahoo!トップページを閲覧。

    高所や人混みでもつながるか試してみた

    さらに人混みの中でのつながりやすさをチェックするべく、渋谷のスクランブル交差点で速度を計測してみました。

    渋谷でVision WiMAXを利用する編集部員
    ▲平日昼間の渋谷駅前。スクランブル交差点のあたりで計測。

    平日とはいえ、さすがの人混みの中では多少の速度低下が見られましたが、接続が切れるなどの致命的な現象は起こりませんでした。

    人混みでの速度検証(4G)
    下り速度 上り速度 Ping値
    渋谷・駅前 12.1Mbps 5.4Mbps 54ms

    続いて、高所でのつながりやすさを検証するべく都内の高層マンション(16階)でも速度を計測しました。

    高層階でVision WiMAXを利用する編集部員
    ▲マンション16Fにて計測。

    高所での速度検証(4G)
    下り速度 上り速度 Ping値
    高所(東京都内) 41.3Mbps 8.3Mbps 51ms

    ※検証は平日の午後(12〜21:00)に計測した6回の平均値。

    今回調査した高層マンションでは、問題なくつながりました。

    しかし、建物に屋内アンテナが設置されていない場合は、一般的に、高層階ほどつながりにくくなる可能性は高まります。

    もし、通信状態が良くない場合はプロバイダへ相談してみることをおすすめします。

    また、オフィスビルや大規模な施設であればビル自体に屋内アンテナが設置されていることも多く、高層階でもほぼ問題なく通信可能です。

    展望台でWiMAXを利用する編集部員

    調査を行った東京都庁の展望台(45階・地上202m)でもしっかり高速通信が可能でした。

    同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか…を検証

    複数端末でテスト実施
    ▲同時接続数は16台とのことでしたが…

    一般的に、ポケット型Wi-Fiは接続台数が増えると速度が落ちる傾向がありますが、最大接続16台を謳っている「Speed Wi-Fi 5G X12」では、何台までストレスなく使えるのでしょうか?

    編集部では同時接続による速度の変化をテストしてみました。

    下り速度 上り速度 Ping値
    1台(スマホのみ) 62.8Mbps 38.2Mbps 66ms
    2台 43.4Mbps 26.2Mbps 75ms
    3台 46.8Mbps 28.2Mbps 68ms
    4台 39.2Mbps 32.8Mbps 84ms
    5台 28.4Mbps 35.1Mbps 93ms
    6台(スマホ5台数+PC1台) 26.5Mbps 33.2Mbps 94ms
    7台(スマホ5台数+PC2台) 31.3Mbps 29.1Mbps 113ms
    8台(スマホ5台数+PC3台) 28.7Mbps 33.0Mbps 136ms
    9台(スマホ5台数+PC4台) 24.6Mbps 7.8Mbps 115ms
    10台(スマホ5台数+PC5台) 20.2Mbps 5.8Mbps 135ms

    ※4G環境下にて検証
    ※各端末でYou Tube、TikTokを視聴した状態で計測した3回の平均値を記載

    つづきを読む

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    結果は、5台目くらいから端末によって少しずつ遅延を感じるようになり、測定速度の数値にも低下が見られるようになりました。

    しかし、予想に反して4台目までの接続においては、体感も測定速度も問題ありませんでした。

    一般的にポケット型Wi-Fiは一人暮らしに最適と言われますが、カップルなど2人暮らしでも、用途によっては十分となる可能性もありそうです。

    検証の総評

    1週間ほどSpeed Wi-Fi 5G X12を利用した結果、「いつでもどこでも安定してつながる」というのが率直な印象です。
    地下でも高所でも利用でき、人混みの中でもそれほどストレスを感じることがありませんでした。

    また、5Gエリアで利用できる場所では、さらに高速通信が可能になりました。

    一方、使ってみてわかった最大のデメリットは「端末の操作性は良いとは言えない」ことです。
    タッチパネルが無く、周波数などの切り替え時に何度も物理ボタンを押して操作しなければならないのは、想像以上のストレスでした…。

    速度やつながりやすさといったスペックは申し分ありませんが、使い勝手に関しては、もう一歩…といったところでしょうか。

    BIGLOBE WiMAX公式サイトはこちら

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    BIGLOBE WiMAX以外におすすめのWiMAXプロバイダを紹介します。

    BIGLOBE WiMAXに以外におすすめのプロバイダ
    • 1年以上の利用なら「GMOとくとくBB WiMAX」
    • 本家本元の信頼があり実店舗を持つ「UQ WiMAX」

    高額キャッシュバックと端末割引がある「GMOとくとくBB WiMAX」

    GMOとくとくBB×WiMAX ロゴ
    GMOとくとくBB WiMAXがおすすめな理由
    • 34,600円の高額キャッシュバックあり
    • 36回分割払いにすると端末代が実質0円になる
    • 電話でのサポートが受けられる

    「GMO とくとくBB WiMAX」では新規申し込みで34,600円、他社からの乗り換えで最大40,000円のキャッシュバックを行っています。


    ▲引用:公式サイト

    また端末を36回分割払いで購入した場合、「端末分割払いサポート」(月770円×36ヶ月間割引)が適用され、端末代が実質無料になります。
    最新端末を安く購入したい人にはおすすめです。

    「GMO とくとくBB WiMAX」は電話サポートを行っているので、直接話しながら相談したい人にもおすすめです。

    GMOとくとくBB WiMAXの概要
    運営会社 GMOインターネットグループ株式会社
    月額料金
    • 1ヶ月目:1,375円
    • 2ヶ月目以降:4,807円
    キャッシュバック
    • 新規申し込み:34,600円
      ※指定オプション同時申し込みで2,000円増額
    • 他社からの乗り換え:最大40,000円
    初期費用 手数料:3,300円
    解約違約金 0円
    端末代
    • 27,720円
    • 36回払い(月額770円)
      36回払いで実質無料
    スマホセット割
    • au
      毎月最大1,100円/台
    • UQモバイル
      毎月最大1,100円/台
    支払い方法 クレジットカード
    初月日割 対応

    GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトはこちら

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    人気・知名度No.1! 端末が安く購入できる「UQ WiMAX」

    本家本元の信頼があり実店舗を持つ「UQ WiMAX」
    UQ WiMAXがおすすめな理由
    • ほぼ無条件で最新機種が20,988円割引される
    • 「WiMAXの運営元」という抜群の信頼感
    • 店舗で対面契約できるので初心者も安心
    • 完全無料でお試しができる

    CMでもおなじみの「UQ WiMAX」は、KDDIグループのUQコミュニケーションズが運営する知名度・信頼性が高いプロバイダです。

    編集部による独自調査では人気No.1のプロバイダでした。

    WiMAXプロバイダ利用者数ランキング
    【調査概要】調査名:WiMAXの利用状況に関する調査
    ●対象者:現在WiMAXを利用している方
    ●実施期間:2023年8〜2024年10月
    ●有効回答数:1,151件
    ●利用媒体:インターネットによるアンケート
    ●調査主体:株式会社FREEDiVE

    現在は端末代金が最大20,988円割引になるキャンペーン「UQ WiMAX おトク割」を実施しています(2024年11月現在)。

    UQ WiMAXの概要
    運営会社 UQコミュニケーションズ株式会社
    月額料金
    • 1〜13ヶ月 :4,268円
    • 14ヶ月以降:4,950円
    キャンペーン有無(金額) 有り
    端末代最大20,988円割引
    初期費用 手数料:3,300円
    解約違約金 なし
    端末代 27,720円新規契約の場合6,732円
    ※キャンペーン適用時
    スマホセット割
    • au
      毎月最大1,100円/台
    • UQモバイル
      毎月最大1,100円/台
    支払い方法
    • クレジットカード
    • 口座振替
    初月日割 対応
    ※解約時も日割り
    下り最大速度/実測値
    ※最新機種
    • モバイルルーター
      3.9Gbps/134.26Mbps
    • ホームルーター 
      4.2Gbps/175.06Mbps
    データ容量 無制限
    ※速度制限がかかる可能性あり
    契約期間 なし
    対応エリア 全国
    端末補償有無

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    【基礎知識】WiMAXとは?

    WiMAXは工事不要で利用できる高速なWi-Fiです。
    UQモバイルなどを展開するUQコミュニケーションズが運営しています。

    現在提供されている通信規格「WiMAX +5G」は、2021年4月8日から開始されており、以前の「WiMAX 2+」に加え、auの5Gおよび4G LTE回線も利用可能になりました。
    それによって、安定した通信環境と高速通信が可能になっています。

    ここからはWiMAXの基礎知識として、以下の項目について解説していきます。

    WiMAXとは?
    • 販売窓口として20社以上のプロバイダが存在している
    • ポケット型Wi-Fiとホームルーターがある
    • 5Gをデータ無制限で利用できる
    • WiMAXの料金について解説
    • WiMAXの速度について解説
    • WiMAXのエリアについて解説

    20社以上のプロバイダ(販売窓口)がWiMAXのサービスを提供

    WiMAXのサービスを提供するプロバイダのロゴ一覧

    WiMAXは20社以上のプロバイダを通じて利用することができます。

    プロバイダとは?

    UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX回線の販売を行う事業者のこと。
    わかりやすく言えば「販売代理店」のようなイメージです。

    WiMAXのプロバイダは複数ありますが、どこで契約をしても利用する回線や端末は同じです。

    違いは月額料金やキャッシュバックなどの「料金」、そして「サポート体制」です。

    各プロバイダの特徴を把握し、どのプロバイダが自分に合っているのかを把握した上で契約するようにしましょう。

    WiMAXにはポケット型Wi-Fi(モバイルルーター)とホームルーター(置くだけWi-Fi)がある

    ホームルーターとポケット型Wi-Fiの画像
    ▲左:ホームルーター/右:ポケット型Wi-Fi(引用:UQ WiMAX公式)

    WiMAXは持ち運び可能なポケット型Wi-Fiの他に、据え置き型のホームルーターがあります。

    ホームルーターは工事不要で、コンセントに挿すだけで利用できることから「挿すだけWi-Fi」や「置くだけWi-Fi」とも呼ばれます。

    移動先でもネットを利用したい人はポケット型Wi-Fi、自宅でWi-Fi環境をつくりたい人はホームルーターと、目的に合わせて選びましょう。
    月額料金は同じです。

    5Gをデータ無制限で利用できる

    5Gのイメージ画像

    WiMAXは現在、すべての機種が5Gに対応しており最大下り速度は4.2Gbps(ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps)と非常に高速です。
    また、データ容量は実質的に無制限と言えます。

    なお、WiMAX以外のポケット型Wi-Fiは、基本的に3GB〜100GBの月間データ通信量が定められています。
    上限を超えて使用すると最大128kbpsの速度制限が発生します。

    WiMAXであれば、ストレスなくWi-Fiを利用することが可能と言えます。

    WiMAXの料金について解説

    電卓

    WiMAXを利用するために必要な料金について解説します。

    • 「カシモ WiMAX」以外は月額料金が期間に応じて変更する
    • WiMAXの料金プランは1つ
    • 解約時の費用は端末代残債と違約金
    • WiMAXの端末代

    月額料金が期間でスライドする

    多くのインターネットサービスにおける月額料金は、1年目〜2年目などの最初の数年間は月額割引が適用されるなど、利用しやすい料金設定になっています。

    WiMAXも同様で、ほとんどのプロバイダの月額料金は期間により異なります

    主要なWiMAXプロバイダの料金比較表
    プロバイダ 月額料金
    GMOとくとくBB WiMAX
    • 1ヶ月目:1,375円
    • 2ヶ月目以降:4,807円
    BIGLOBE WiMAX
    • 1ヶ月目:無料
    • 2~25ヶ月目:3,278円
    • 26ヶ月目以降:4,928円
    UQ WiMAX
    • 1〜13ヶ月目:4,268円
    • 14ヶ月目以降:4,950円
    カシモWiMAX
    • 1ヶ月目:1,408円
    • 2ヶ月目以降:4,818円

    ※ 解約金が発生する期間は解約金をプラス

    WiMAXの料金プランは1つ

    2024年11月現在、WiMAXのプランは基本的に1つのみとなっています。

    WiMAXの本家であるUQWiMAXの公式サイトを見てみると、「ギガ放題プラスS」「ギガ放題プラス」の2つがありますが、どちらも月額料金は同じです

    違いは端末の種類です。
    「ギガ放題プラスS」は最新端末のポケット型Wi-Fiとホームルーターを対象にしています。
    よって、WiMAXのプランは1つと考えて問題ありません。

    プラン名 対象端末 月額料金
    ギガ放題プラスS Speed Wi-Fi HOME 5G L13
    Speed Wi-Fi 5G X12
    1〜13ヶ月:4,268円
    14ヶ月以降:4,950円
    ギガ放題プラス Speed Wi-Fi HOME 5G L12
    Speed Wi-Fi HOME 5G L11
    Speed Wi-Fi 5G X11
    Galaxy 5G Mobile Wi-Fi

    なお、ネットフリックスなどの動画サイトの利用をセットにしたプランなど、独自のプランを展開しているプロバイダもあります。

    解約時の費用は端末代残債と違約金

    WiMAXの解約時にかかる費用は基本的に「端末代の残債」と「解約違約金」です。

    ただし、端末代の残債が発生するのは分割で支払っている場合のみで、支払いが完了する前に解約をすると一括請求されます。

    またWiMAXのプロバイダの多くは解約金を設定していませんが、以下のプロバイダは解約金が発生します。

    解約金が発生するWiMAXのプロバイダ
    解約金 発生条件
    Broad WiMAX 4,950円 更新期間以外に解約した場合
    Vision WiMAX 3,751円 初月~24ヶ月目に解約した場合

    WiMAXの端末代

    WiMAXで利用できる端末の代金をまとめました。

    種類 名称 料金
    ホームルーター 最新端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L13 27,720円
    旧端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L12 21,780円
    旧端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L11 21,780円
    ポケット型Wi-Fi 最新端末 Speed Wi-Fi 5G X12 27,720円
    旧端末 Speed Wi-Fi 5G X11 21,780円
    旧端末 Galaxy 5G Mobile Wi-Fi 21,780円

    旧端末は在庫処分中のため、すでに取り扱いのないプロバイダがあります。

    特にポケット型の「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は根強い人気がありますので、これらの旧端末を利用したい人は、早めに契約することをおすすめします。

    WiMAXの速度について解説

    スピードテスト結果

    ここからは、WiMAXの速度について解説していきます。

    WiMAXの速度について知っておきたいこと
    • WiMAXの下り最大速度は4.2Gbpsと高速
    • 速度制限は撤廃され実質無制限
    • 現行端末はすべて5Gに対応

    WiMAXの下り最大速度は4.2Gbpsで実測値も速い

    前述した通り、WiMAXの下り最大速度は4.2Gbps(ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps)を誇ります。

    実際の速度である下り実測値を見てみても、その速さは歴然。
    ポケット型Wi-Fiでは最も速度が速いドコモとほぼ同レベルであることがわかります。

    モバイルルーターの実測値比較
    種類 下り実測値
    UQ WiMAX
    (Speed Wi-Fi 5G x12)
    WiMAX 134.3Mbps
    ドコモ
    (Wi-Fi STATION SH-54C)
    キャリア 173.4Mbps
    ソフトバンク
    (Pocket WiFi 5G A004ZT)
    キャリア 80.3Mbps
    楽天モバイル
    (Rakuten WiFi Pocket 2C)
    キャリア 27.8Mbps
    AiR WiFi
    (U3)
    クラウドSIM 19.6Mbps

    ※実測値は「みんそく」より

    なお、下り速度は速いに越したことはありませんが、必要な速度の目安は以下となっています。

    ■必要な下り速度の目安

    通信速度ごとの快適度イメージ

    動画を視聴する際など、下り速度は20〜30Mbps程度あれば、快適に楽しむことができるでしょう。

    3日で15GBの「速度制限」はすでに撤廃されている

    動画再生エラーの画像

    WiMAXではこれまで「直近3日間の通信量が合計10GB以上」の場合、通信速度を制限していました。

    この厳しい速度制限は2022年2月1日より撤廃されています。

    ただし、公式サイトには「一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」と記載があり、完全に無制限で使えるわけではありません。

    それを受けて、編集部では1日10GB以上利用してみましたが、速度制限はありませんでした。
    通常使用において、速度制限を心配する必要はそれほど無いと言えるでしょう。

    「WiMAX +5G」の現行端末はすべて5G対応機種

    現在の「WiMAX +5G」で申し込みできる機種はすべて5Gに対応しています。

    つまり、「WiMAX 2+」を契約中で5G未対応の端末を利用している人は、WiMAXのメリットを最大化できていない状況といえます。

    快適な通信環境を整えたい人は、機種変更や「WiMAX +5G」への乗り換えをおすすめします。

    WiMAX +5Gの対応エリア

    3つのネットワークでつながるWiFiの画像
    ▲引用:公式サイト

    「WiMAX +5G」では、WiMAX2+回線に加えてauの5G回線や4GLTE回線も使用できるため、日本全国の広い範囲で利用することができます。

    対応エリアに不安がある人は「Try WiMAX」でお試しをするか、UQWiMAXの公式サイトで申し込む前に確認しておきましょう。

    なお、WiMAXは海外では利用することができません。
    海外旅行などでの利用を想定している人は注意してください。

    【基礎知識】ポケット型Wi-Fiとは?

    たくさんのポケット型Wi-Fiの画像

    軽量で持ち運びができるWi-Fi端末として人気のポケット型Wi-Fiは、WiMAXを含めて3つのタイプに分類されます。

    ここからはそれぞれの特徴を解説していきますので、参考にしてください。

    ポケット型Wi-Fiの3つのタイプとは?

    ポケット型Wi-Fi・回線別グループ「キャリア系」「クラウドSIM系」「WiMAX系」の画像

    ポケット型Wi-Fiは上図のように、「WiMAX」「キャリア系」「クラウドSIM系」の3つに分けられます。

    それぞれの特徴は以下の通りです。

    回線別ポケット型Wi-Fiの比較
    回線 主要サービス 下り最大速度 データ容量 月額料金
    WiMAX
    • WiMAX
    • au(5Gを含む)
    • UQ WiMAX
    • BIGLOBE WiMAX+5G
    • GMOとくとくBB WiMAX
    • カシモWiMAX など
    3.9Gbps 無制限 約4,500円
    キャリア系 各キャリア回線
    • docomo
    • SoftBank
    • ドコモ(Wi-Fi STATION)
    • ソフトバンク(Pocket WiFi)
    • ドコモ
      4.9Gbps
    • ソフトバンク
      3.0Gbps
    ※ともに最新端末
    30,50GB
    ※データシェアプランの場合
    約1,000〜7,300円
    クラウドSIM
    • docomo
    • SoftBank
    • au
    • AiR-WiFi
    • THE WiFi
    • MUGEN WiFi
    • MONSTER MOBILE など
    150Mbps 100GB以内 約2,000〜4,000円

    キャリア系ポケット型Wi-Fiは速いが高額

    キャリア系ポケット型Wi-Fiのメリット・デメリット
    メリット デメリット
    • 5G対応で通信速度が速い
    • 通信環境が安定している
    • 実店舗で契約できる
    • 端末代が高額
    • 月額料金が高い

    ドコモとソフトバンクが提供するのが「キャリア系」ポケット型Wi-Fiです。

    auはポケット型Wi-Fiを扱っていますが、回線・端末ともにWiMAXと同じため、キャリア系ではなくWiMAXと認識して問題ありません。

    また、楽天モバイルも「キャリア系」に属するものの、5G非対応であることからキャリア系からは外れます。

    キャリア系のポケット型Wi-Fiの通信回線は、ドコモならドコモの回線、ソフトバンクならソフトバンクの自社回線となり、どちらも5G対応で高速通信が可能です。

    一方で、キャリア系は端末代も月額料金も高額であるというデメリットがあります。
    そのため、両社ともに「スマホを親回線として、安価でデータをシェアするプラン」を展開しています。

    ただし、安価でポケット型Wi-Fiを利用できる代わりに、データ量は無制限ではなくなってしまいます。

    速くはないが安価なクラウドSIM系のポケット型Wi-Fi

    メリット デメリット
    • 対応エリアが広い
    • 月額料金が安い
    • 端末やプランの選択肢が多い
    • 端末は基本的にレンタル
    • 5Gには未対応
    • 通信速度は速くない

    「ZEUS WiFi」や「AiR-WiFi」などは、クラウドSIM型のポケット型Wi-Fiに分類されます。
    データ容量は最大100GBが一般的で、月額料金は3,000円台が主流と、キャリア系に比べて安いのが特徴です。

    クラウドSIMとは、クラウド上でSIMを使える仕組みを指します。

    ドコモなどのキャリア系はWi-Fiはルーター内にSIMカードをセットして利用しますが、クラウドSIM型ではSIMカード不要でWi-Fiが利用できます。

    通信回線は、docomo、SoftBank、auの3回線が利用できます。

    クラウドSIMの仕組みの図解

    利用状況に応じて最適な回線が自動接続されるため、1回線のキャリア系よりも対応エリアが広いという特徴があります。

    ただし、編集部での検証においてはほぼ100%ソフトバンク回線に接続されました。

    また、クラウドSIM系のポケット型Wi-Fiは5G未対応のため、ポケット型Wi-Fiのなかで最も速度が遅いという点がデメリットです。

    4K動画の視聴やオンラインゲーム、複数台でガンガンWi-Fiを利用したい人には不向きと言えるでしょう。

    コストとスペックのバランスが良いWiMAX

    WiMAXポケット型Wi-Fiのメリット・デメリット
    メリット デメリット
    • 5G対応で通信速度が速い
    • 通信環境が安定している
    • UQ WiMAXは実店舗で契約できる
    • クラウドSIM系よりも月額料金が高い
    • キャリア系よりは速度が劣る

    WiMAXでは、UQコミュニケーションズ株式会社が提供しているWiMAX回線を利用したポケット型Wi-Fiを利用できます。

    キャリア系と同様に5G対応で、月額料金も4,000円代とコスパの良さが魅力です。

    クラウドSIMよりはコストがかかりますが、WiMAXは速度と料金のバランスが最も優れているポケット型Wi-Fiといえます。

    申し込み手続きから設定方法までを解説

    BIGLOBE WiMAXの申し込み手順から、端末を利用するための各種設定方法まで解説します。

    申し込み手順

    BIGLOBE WiMAXの申し込み手順
    ▲引用:公式サイト

    申し込み手順
    STEP1 Webフォームから申込み
    STEP2 料金プラン、端末などを選択し契約者情報などの必要事項を入力
    STEP3 完了

    申し込み完了後、クレジットカード支払いなら最短翌日発送・通常2日〜1週間程度で端末が届きます。

    ただし、口座振替の場合はさらに2~3週間の時間がかかるため、お急ぎの場合はクレジットカード支払いを検討しましょう。

    端末を利用するための各種設定

    端末の初期設定はWiMAXの本家であるUQ WiMAXの公式サイトに記載されています。
    端末を利用するための各種設定方法についてまとめましたので、各リンクを参照してください。

    端末の設定方法
    モバイルルーター ホームルーター
    Speed Wi-Fi 5G X12 Speed Wi-Fi HOME 5G L13

    BIGLOBE WiMAXの解約方法

    BIGLOBE WiMAXの解約は、電話またはマイページから手続きすることができます。

    解約窓口
    電話記載ページ https://support.biglobe.ne.jp/mobile/wimax/kaiyaku/wimax5g.html
    マイページ https://login.sso.biglobe.ne.jp/scpf_op/auth.php

    なお、電話で当日付の解約をする場合の受付時間は16:30までになります。

    解約時の注意点は?

    解約時の注意点
    • 解約月の月額料金は日割りにならない
    • 当月解約の締切(毎月25日)に間に合わないと、翌月分が請求される
    • 端末代が分割支払いの場合、残債が一括請求される
    • スマホ割が適用外になる

    BIGLOBE WiMAXでは、解約月の月額料金が日割になりません。
    当月中に解約したい場合は毎月25日までに手続きを行いましょう。

    端末代を分割払いにしている場合、完済前に解約すると残債を一括で支払うことになります。

    また、auとUQモバイルユーザーでスマホ割を適用している場合、解約時にスマホ割が適用されなくなるので注意しましょう。

    BIGLOBE WiMAXに関するよくある質問

    FAQ

    BIGLOBE WiMAXに関するよくある質問をまとめました。

    支払い方法はなにがある?

    BIGLOBE WiMAXの支払いは、クレジットカードと口座振替から選ぶことができます。

    ただし口座振替の場合は、口座振替手数料220円が発生しますので注意しましょう。

    BIGLOBE WiMAXは口座振替が利用できるWiMAXで最安

    BIGLOBE WiMAXは、口座振替が利用できるWiMAXの中で月額料金が最安値です。

    ですが、口座振替の場合は端末代金が一括支払いになり、月額料金の支払い時に毎月220円の手数料が発生します。

    そこで口座振替が利用できるWiMAXの実質料金を比較しました。

     
    口座振替があるWiMAXの月額料金比較表
    口座振替手数料 月額料金※1支払総額
    (手数料+月額料金)※2
    BIGLOBE WiMAX 220円 1ヶ月目:無料
    2~25ヶ月目:3,278円
    26ヶ月目以降:4,928円
    12ヶ月目:54,918円
    24ヶ月目:96,894円
    36ヶ月目:157,020円
    UQ WiMAX 無料 1〜13ヶ月:4,268円
    14ヶ月以降:4,950円
    12ヶ月目:61,248円
    24ヶ月目:119,966円
    36ヶ月目:179,366円
    Broad WiMAX 220円 1ヶ月目:990円
    2~37ヶ月目:3,773円
    38ヶ月目以降:4,950円
    12ヶ月目:81,763円
    24ヶ月目:124,729円
    36ヶ月目:177,595円

    ※1 契約期間あり・なしがある場合は「あり」の料金を反映。
    ※2 解約金が発生する期間は解約金をプラス。

    他社と比較した結果、やはり実質料金が最も安いのはBIGLOBE WiMAXという結果になりました。

    ですが、UQ WiMAXは毎月の手数料が無料なので、4年以上の長期利用を考えると他社の方がお得になる場合もあります。

    BIGLOBE公式サイトはこちら

    オプションはなにがある?

    BIGLOBE WiMAXは、以下のオプションがあります。

    BIGLOBE WiMAXのオプション
    • U-NEXT for BIGLOBE
    • セキュリティオプション
    • WiMAX端末保証

    それぞれ解説していきます。

    動画好きなら「U-NEXT for BIGLOBE」

    動画好きなら「U-NEXT for BIGLOBE」
    ▲引用:公式サイト

    動画が好きにぴったりなのが「U-NEXT for BIGLOBE」。
    見放題290,000本の動画配信サービスで、毎月チャージされる1,200ポイントで話題の最新作を視聴できます。

    オプション名 月額料金 詳細
    U-NEXT for BIGLOBE 2,189円
    ※31日間無料
    見放題290,000本の動画配信サービス。毎月チャージされる1,200ポイントで話題の最新作を視聴できる。

    セキュリティや管理向けオプションは豊富

    BIGLOBE WiMAXは、セキュリティやパスワード管理のオプションが3つあります。

    オプション名 月額料金 詳細
    トータル・ネットセキュリティ 638円
    ※2か月無料
    Webサイトやアプリへのアクセスをリアルタイムで監視し、個人情報流出等をチェックするセキュリティサービス
    インターネットサギウォール 330円 パソコン、スマホなどの端末をウイルスや迷惑メール・不正アクセスなどから守るセキュリティサービス
    パスワードマネージャー月額版 165円 パスワード管理ツールとウイルス対策サービスの同時利用が可能

    ウィルスや不正アクセスから守るセキュリティサービスや、パスワードの管理を月額数百円で利用できます。

    また「インターネットサギウォール」というオプションは、日本人をターゲットにした日本特有の詐欺サイトの検出を自動的に行えるのが特長です。

    WiMAX端末保証

    BIGLOBE WiMAXの端末保証サービス

    2024年10月から新たに「WiMAX端末保証サービス」が始まりました。

    月額385円かかりますが、故障や水濡れ等のトラブル時に、無料で修理をしてもらえます。

    なお、WiMAX端末購入時しか申し込みができないため、忘れずにするようにしましょう。

    マイページでは何ができる?

    BIGLOBEWiMAXのマイページ画面
    ▲引用:公式サイト

    BIGLOBE WiMAXのマイページでは、利用料金や利用状況、会員情報などの確認・管理ができます。

    マイページにアクセスするにはID・パスワードが必要です。
    また、ログイン時には電話承認が必要になる場合があります。

    速度が遅い場合の対処法は?

    ロード中のイメージ
    速度が遅い時の対処法
    • 端末を再起動する
    • 設置場所を変更する
    • 周波数を変更する

    速度が遅い場合、まずは端末を再起動してみましょう。
    再起動の方法はマニュアルや説明書に記載されています。

    設置場所を変えるのも有効な方法です。
    部屋や場所によって、繋がりやすさが違うこともあるので試してみてください。

    また、WiMAXは5GHzと2.4GHzの2つの周波数を利用することができます。
    5GHzは障害物に弱い代わりに速度が速いのが特徴で、2.4GHzは速度は遅めですが障害物に強い特徴があります。

    速度が遅い要因によって最適な周波数は違いますが、周波数を変えることで速度の改善が期待できます。

    お試しは可能?

    契約から8日以内であれば「初期契約解除」の制度が利用できます。

    「初期契約解除」とは、いわゆるクーリングオフのことを言い、契約締結から8日以内であれば違約金なしでの解約が可能です。

    ただし、BIGLOBE WiMAXでは「初期契約解除」を利用した場合、事務手数料3,300円と端末代金27,720円が発生します。

    なお同じWiMAXでも、GMOとくとくBB WiMAXなら端末代金は発生せず、事務手数料3,300円のみで解約可能です。

    端末やSIMカードはいつ届く?

    端末やSIMカードは申し込み完了後、最短翌日発送で通常2日〜1週間で届きます。