UQ WiMAXの評判を徹底調査！口コミと他社比較でわかったメリット・デメリットを解説

WiMAXには契約の窓口である「プロバイダ」がたくさんあります。
ただし、どこで契約しても速度や対応エリア等は変わりません。

テレビCMでもお馴染みの「UQ WiMAX」の特徴は「WiMAX本家という圧倒的な信頼性」と「実店舗で契約ができること」になります。

また、現在は端末代金が最大20,988円割引になるキャンペーン（「UQ WiMAX おトク割」）を実施しています。

そのため、半年程度ならお得に契約できるプロバイダとなります（2024年11月現在）。

■主要WiMAX6社の「期間別・総支払額」

これらのことから、「UQ WiMAX」がおすすめなのは以下のような人です。

この記事では1151人のWiMAXユーザーを対象とした調査をもとに、「UQ WiMAX」の評判やメリット・デメリットを解説、編集部による実機検証レビューも紹介しています。

他社との料金比較も行なっているので、ぜひWiMAX選びの参考にしてください。

【調査結果】UQ WiMAXは人気No.1のプロバイダだった

【調査概要】調査名：WiMAXの利用状況に関する調査
●対象者：現在WiMAXを利用している方
●実施期間：2023年8〜2024年10月
●有効回答数：1,151件
●利用媒体：インターネットによるアンケート
●調査主体：株式会社FREEDiVE

当編集部が実施した「WiMAXユーザー424人へのアンケート調査」では、最安値ではないにも関わらず「UQ WiMAX」が1番人気のプロバイダでした。

プロバイダ選びで重視した基準としては「提供元企業の信頼性」という回答が多く、なかには「CMを観たことがあるから」という回答も見られました。

やはり、「本家」のブランド力は強いと言えそうです。

UQ WiMAXの評判は？ユーザーの口コミを紹介

続いて、独自調査で集めた「UQ WiMAX」ユーザーの口コミを紹介していきます。

「もっと安くしてほしい」「もっと速いと嬉しい」といった声は散見されましたが、UQ WiMAXはユーザーからの評判が良いプロバイダと言って問題はなさそうです。

アンケート調査や実機検証で分かったUQ WiMAXのメリット

「UQ WiMAX」のメリットは5つあります。

それぞれ解説していきます。

【メリット1】WiMAX本家という圧倒的な信頼

「UQ WiMAX」はWiMAX回線を提供するUQコミュニケーションズ株式会社が運営しています。
つまり、UQ WiMAXは「WiMAXの本家」です。

テレビCMを出すほどの企業であれば、ユーザーに不利益な仕様変更や不誠実な対応は起こりにくいと考えられます。

多くのプロバイダが参入しているWiMAX市場だからこそ、この安心感は「UQ WiMAX」の大きなメリットと言えるでしょう。

【メリット2】初心者でも安心！WiMAXに詳しいスタッフがいる実店舗で契約できる

▲UQスポット（引用：公式サイト）

UQ WiMAXには、スタッフが常駐している実店舗「UQスポット」が全国に存在します。

WiMAXやWi-Fiに詳しくない人でも、相談しながら納得して契約することができるでしょう。

他社のWiMAXプロバイダは実店舗がなく、契約する際は全てオンライン手続きとなります。
対面で契約や機種変更の相談ができるのは「UQ WiMAX」だけです。

ただし、UQスポットでできる手続きは「契約」と「機種変更」のみです。

解約や修理といった手続きはオンライン、または電話での受付となるので注意しましょう。

【メリット3】最新機種が最大20,988円割引されるキャンペーンを実施中

現在「UQ WiMAX」では、端末代金の割引キャンペーン「UQ WiMAXおトク割」を実施しています。

新規契約の場合20,988円、機種変更の場合17,820円が割引されます。
これにより、27,720円の最新機種端末が6,732円で購入できます。

なお、端末代の支払いは「36回払い」と「一括払い」から選べます。

【メリット4】完全無料の「Try WiMAX」で本契約前にWiMAXが試せる

▲引用：公式サイト

UQ WiMAXは、15日間無料でWiMAXが試せるサービス「Try WiMAX」を提供しています

「Try WiMAX」では、費用は一切かかりません。
返送時の送料も負担する必要はありません。

これは他にはない、UQ WiMAXだけのサービスです。

▲返送用の着払い伝票（右下）が同封されているため、送料も無料です。

Try WiMAXによって、事前にエリアや通信品質、速度などを確認できます。

期間は約2週間あるため、平日と週末の速度の違いなどをチェックすることができるでしょう。
また、他社のお試しサービスと異なり「月間データ容量上限なし」でのお試しが可能なのも嬉しいポイントです。

契約後の利用を想定した「リアルなお試し」ができるため、少しでも契約に不安がある人は利用をおすすめします。

ただし、以下の点には注意してください。

端末は発送されてから15日以内にUQコミュニケーションズに到着しなければいけないため、お試し期間は実質11〜13日程度になります。

また、利用できる端末は2種類ありますが、指定はできません。

なお、「Try WiMAX」のお試し後に本契約をしたい場合でも、継続利用はできず、端末一式を返却する必要があります。

そのまま使えた方がラクですが、新品の最新機種が届くので少しだけ待ちましょう。

【メリット5】5Gに対応した超高速Wi-Fiが使える

▲引用：公式サイト

WiMAXの最新ポケット型Wi-Fiでは「下り最大3.9Gbps」という、高速通信が可能です。
下り最速を誇るドコモと遜色ない速度となります。

ポケット型Wi-Fiの最大速度

プロバイダ （端末）	回線	下り最大速度
UQ WiMAX (Speed Wi-Fi 5G x12)	WiMAX	3.9Gbps
ドコモ (Wi-Fi STATION SH-54C)	キャリア	4.9Gbps
ソフトバンク (Pocket WiFi 5G A004ZT)	キャリア	3.0Gbps
楽天モバイル (Rakuten WiFi Pocket 2C)	キャリア	150Mbps
AiR WiFi (U3)	クラウドSIM	150Mbps

アンケート調査や実機検証で分かったUQ WiMAXのデメリット

「UQ WiMAX」の唯一とも言えるデメリットは「月額料金が他のプロバイダに比べて安くはない」ことです。

主要WiMAXプロバイダと比較すると「UQ WiMAX」の月額料金はやや高め

「UQ WiMAX」の料金を主要な他社WiMAXプロバイダと比較してみました。

	月額料金	端末代
UQ WiMAX	1〜13ヶ月：4,268円 14ヶ月以降：4,950円	27,720円 ※20,988円の割引キャンペーン中
BIGLOBE WiMAX	1ヶ月目：無料 2～24ヶ月目：3,278円 25ヶ月目以降：4,928円	27,720円
GMOとくとくBB WiMAX	1ヶ月目：1,375円 2ヶ月以降：4,807円	27,720円 ※36回払いで実質無料
カシモWiMAX	1ヶ月目：1,408円 2ヶ月目以降：4,818円	27,720円 ※36回払いで実質無料

主要各社と比べると、「UQ WiMAX」の月額料金が高いことがわかります。

端末20,988円割引があるため半年程度の利用であればお得に契約できますが、1年以上利用する人にとっては割高。

プロバイダは「利用期間や端末代なども考慮した総支払額」で選ぶことが重要なのです。

UQ WiMAXがおすすめの人は？

これらの特徴を踏まえると、「UQ WiMAX」がおすすめの人は以下のような人です。

はじめてWiMAXを利用する人や、オンラインでの契約に不安がある人なら、スタッフの説明を受けながら店舗で契約できる「UQ WiMAX」がおすすめです。

また、半年程度の利用ならお得に契約できるプロバイダとなります。

UQ WiMAXの基本情報

ここからは「UQ WiMAX」の基本情報について解説していきます。

UQ WiMAX」の基本情報

運営会社	UQコミュニケーションズ株式会社
月額料金	1〜13ヶ月：4,268円 14ヶ月以降：4,950円
キャンペーン有無 (金額)	有り ※「UQ WiMAXおトク割」で最大20,988円割引
初期費用	手数料：3,300円
解約違約金	なし
端末代	27,720円→新規契約なら6,732円 ※割引キャンペーン価格
スマホセット割	au 毎月最大1,100円/台 UQモバイル 毎月最大1,100円/台
支払い方法	クレジットカード 口座振替
初月日割	対応 ※解約時も日割り
下り最大速度/実測値 (最新機種)	モバイルルーター 3.9Gbps/134.26Mbps ホームルーター 4.2Gbps/175.06Mbps
月間データ容量	上限なし ※一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、速度制限がかかる可能性あり
契約期間	なし
対応エリア	全国
端末補償有無	◯
特徴	WiMAXの本家 店舗「UQ スポット」での対面サポートが受けられる

「UQ WiMAX」はWiMAXを提供している本家のサービスです。

また、WiMAXプロバイダの中では唯一、店舗での対面でサービスを受けることができます。
そのため、WiMAX初心者でも安心して契約ができるでしょう。

UQ WiMAXで利用できる端末について解説

▲左）ポケット型Wi-Fi／右）ホームルーター

WiMAXではホームルーター、またはポケット型Wi-Fiを利用できます。
それぞれの最新端末について解説していきます。

ポケット型Wi-Fiの最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」

▲引用：公式サイト

「UQ WiMAX」で利用できるポケット型Wi-Fiは、最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」のみです。

「Speed Wi-Fi 5G X12」スペック

価格	27,720円→新規契約なら6,732円 ※割引キャンペーン価格
液晶画面	有り（タッチパネルには非対応）
下り最大速度	3.9Gbps
サイズ	約W136×H68×D14.8mm
重量	約174g
バッテリー使用時間	約540分
バッテリー容量	4,000mAh
充電時間	TypeC 共通ACアダプタ01U 約230分 TypeC 共通ACアダプタ02U 約230分
最大接続数	16台

「Speed Wi-Fi 5G X12」の下り最大速度は3.9Gbpsと、ポケット型Wi-Fiの中ではトップクラスの速度です。

「Speed Wi-Fi 5G X11」の後継機であり、端末のデザインやサイズ、重量はほぼ同じと考えて問題ありません。

なお、バッテリーについては約9時間の連続通信が可能となっています。
外で1日中利用するにはやや不安がありますが、一般的なバッテリー容量とも言えます。

ホームルーターの最新機種は「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」

▲引用：公式サイト

続いて、最新ホームルーターである「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」について解説します。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」スペック

名称	Speed Wi-Fi HOME 5G L13
料金	27,720円→新規契約なら6,732円 ※キャンペーン適用時
支払い方法	一括払い 36回払い
下り最大速度	4.2Gbps
サイズ	約W100×H207×D100mm
重量	約635g
最大接続数	32台

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の下り最大速度は4.2Gbpsとポケット型Wi-Fiよりも速く、ホームルーターの中でもトップクラスの速度です。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」の後継機にあたり、端末のデザインやサイズ、重量はほぼ同じと考えて問題ありません。

UQ WiMAXのキャッシュバックキャンペーンや割引特典について解説

2024年11月現在「UQ WiMAX」ではキャッシュバックキャンペーンは実施していません。
その代わり、最大20,988円の割引キャンペーンを利用することができます。

また、スマホセット割を利用することでさらにお得にWiMAXを使えます。

それぞれについて詳しく解説していきます。

新規契約なら端末代が20,988円割引されるキャンペーンを実施中

2024年11月現在「UQ WiMAX」では、端末代金の割引キャンペーン「UQ WiMAXおトク割」を実施しています。

新規契約は20,988円、機種変更は17,820円が割引されます。
これにより、27,720円の最新機種端末が6,732円で購入できます。

適用条件は「対象機種の購入」と「対象プランへの加入」のため、実質的には「無条件」と言えるほどハードルが低くなっています。

なお、端末代の支払いは「36回払い」と「一括払い」から選べます。

auとUQモバイルのスマホ割に対応

「スマホセット割」とは、スマホとWiMAXをセットで利用することでスマホ代が毎月割引になるサービスです。

「UQ WiMAX」はauとUQモバイルのスマホが対象となっています。

割引額は1台あたり毎月最大1,100円となり、最大10回線まで適用されます。

また、このセット割に加入することで、通常1,100円の「プラスエリアモード」が無料になります。

【実機レビュー】UQ WiMAXを契約して使ってみた

編集部では使用感などを知るために、ホームルーターとポケット型Wi-Fiの最新機種を使ってみました。

ポケット型Wi-Fiの最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」をレビュー

▲端末が梱包された箱。SIMカードが同梱されています。

編集部では使用感なども知るために、WiMAXを契約し「Speed Wi-Fi 5G X12」を購入しました。

セットアップから速度検証まで、忖度なしのレビューをお伝えしていきます。

設定はSIMカードを挿入するだけ

「Speed Wi-Fi 5G X12」を利用するには同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。

台紙からSIMカードを切り離したら、本体下部のスロットへ「カチッ」と音がするまで差し込みます。
台紙から切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。

▲端末下部のカバーを開けて挿入します。SIMカードの向きは画像の通りです

SIMカードを挿入後、電源をONにすればセットアップは完了。
後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。

なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、下の画像の通り端末に表示されたQRコードを読み込むことで、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。

▲スマホなどカメラ付き端末なら、QRコードを読むだけで簡単にWi-Fiへ接続できます

平日と週末に昼と夜の速度を測ってみた

Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく速度チェックを行いました。

都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果

	平日12:00平均	平日22:00平均	週末12:00平均	週末22:00平均
下り速度	54.3Mbps	55.0Mbps	84.2Mbps	47.0Mbps
上り速度	47.8Mbps	35.5Mbps	47.3Mbps	7.8Mbps
Ping値	32ms	38ms	39ms	57ms

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回ずつ計測した合計6回の平均値、
※週末は土日に3回ずつ計測した合計6回の平均値を記載

平日・夜間・週末と、いつでもそこそこの速度が出る安定のクオリティーと言えます。

なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、たまにつながった5G接続時には下りで150Mbpsほどの速度になることもありました。

5G対応エリアが拡大していくことも考えると、今後のWiMAXでは「常時、高速」なWi-Fiを利用できるようになっていく可能性が高いでしょう。

地下鉄（都営大江戸線・新宿駅）のホームや車内でも利用してみた

続いて東京最深部を走る地下鉄「都営大江戸線・新宿駅」でも速度テストを実施しました。

結果は以下の通りで、拍子抜けするほど問題なくつながりました。
また、東中野〜新宿間においては車中でもYouTubeの視聴はサクサクでした。

	平日・昼平均	平日・夕方平均
下り速度	70.0Mbps	53.3Mbps
上り速度	15.8Mbps	12.2Mbps
Ping値	56ms	59ms
YouTube視聴 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可	評価：★★★★★ 感想：快適に視聴可能	評価：★★★★★ 感想：夕方の駅構内とは思えないほどスムーズな視聴が可能。 画質を720pに上げても問題なし
web閲覧 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可	評価：★★★★★ 感想：ストレスなく、快適に閲覧可能	評価：★★★★★ 感想：ページを切り替えてもサクサクと表示され、ノーストレスでweb閲覧が可能

※検証は12:00、18:00の前後1時間内、3回ずつ計測した平均値を記載。YouTubeは画質480pで視聴、webはYahoo!トップページを閲覧

高所や人混みでもつながるか試してみた

さらに人混みの中でのつながりやすさをチェックするべく、渋谷のスクランブル交差点で速度を計測してみました。

▲平日昼間の渋谷駅前。スクランブル交差点のあたりで計測

平日とはいえ、さすがの人混みの中では多少の速度低下が見られましたが、接続が切れるなどの致命的な現象は起こりませんでした。

	下り速度	上り速度	Ping値
渋谷・駅前	12.1Mbps	5.4Mbps	54ms

続いて、高所でのつながりやすさを検証するべく都内の高層マンション（16階）でも速度を計測しました。

▲マンション16Fにて計測

	下り速度	上り速度	Ping値
高所（東京都内）	41.3Mbps	8.3Mbps	51ms

※検証は平日の午後（12〜21:00）に計測した6回の平均値。

今回調査した高層マンションでは、問題なくつながりました。

しかし、建物に屋内アンテナが設置されていない場合は、一般的に、高層階ほどつながりにくくなる可能性は高まります。

もし、通信状態が良くない場合はプロバイダへ相談してみることをおすすめします。

また、オフィスビルや大規模な施設であればビル自体に屋内アンテナが設置されていることも多く、高層階でもほぼ問題なく通信可能です。

調査を行った東京都庁の展望台（45階・地上202m）でもしっかり高速通信が可能でした。

同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか…を検証

▲同時接続数は16台とのことでしたが…

一般的に、ポケット型Wi-Fiは接続台数が増えると速度が落ちる傾向がありますが、最大接続16台を謳っている「Speed Wi-Fi 5G X12」では、何台までストレスなく使えるのでしょうか？

編集部では同時接続による速度の変化をテストしてみました。

結果は、5台目くらいから端末によって少しずつ遅延を感じるようになり、測定速度の数値にも低下が見られるようになりました。

しかし、予想に反して4台目までの接続においては、体感も測定速度も問題ありませんでした。

一般的にポケット型Wi-Fiは一人暮らしに最適と言われますが、カップルなど2人暮らしでも、用途によっては十分となる可能性もありそうです。

ホームルーターの「Speed WiFi HOME 5G L13」をレビュー

続いて、「Speed WiFi HOME 5G L13」のセットアップから速度検証まで、編集部によるレビューをお届けします。

設定はSIMカードを挿入するだけ

Speed WiFi HOME 5G L13を利用するには同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。

▲SIMカードは画像のように台紙の状態で同梱されています

台紙からSIMカードを切り離したら、本体底部のスロットへ差し込みます。
切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。

▲底のフタを開けてSIMカードを差し込んだ状態

SIMカードを挿入後、電源をコンセントへ挿します。
フロントのランプがオレンジから緑になればセットアップは完了。

▲緑のランプに変わったらWi-Fi接続が可能となります

後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。

なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、SIM挿入口付近にはWi-Fi接続用のQRコードがあります。
これをカメラで読み込めば、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。

平日と週末に昼と夜の速度を測ってみた

Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく速度チェックを行いました。

都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果

	平日12:00平均	平日22:00平均	週末12:00平均	週末22:00平均
下り速度	119.0Mbps	71.7Mbps	101.4Mbps	89.1Mbps
上り速度	12.9Mbps	10.7Mbps	13.8Mbps	14.6Mbps
Ping値	39ms	43ms	42ms	40ms

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回ずつ計測した合計6回の平均値、
※週末は土日に3回ずつ計測した合計6回の平均値を記載

ご覧の通り、平日・夜間・週末と、いつでも一定以上の速度が出る安定の通信品質と言える結果になりました。

なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、5G接続時には200Mbpsほどの速度になることも。

5Gエリアでの利用を想定している人であれば、高速通信の恩恵を受けられるでしょう。

同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか…を検証

続いて、編集部の企画会議時に同時接続時の速度や安定性を検証してみました。

WiMAXは接続台数が増えると速度が落ちる傾向があると言われますが、「Speed WiFi HOME 5G L13」は何台までストレスなく使えるのでしょうか？

※検証時のオンライン会議は「Google Meet」を利用

PCでのオンライン会議と、スマホでのYouTube視聴を「Speed WiFi HOME 5G L13」で行った結果は以下の通りです。

時間や場所といった環境や用途にも依りますが、同時接続端末が10台程度なら問題なく利用できると言えそうです。

UQ WiMAXの通信速度について解説

ここからは、UQ WiMAXを含めた「WiMAXの速度」について解説します。

下り最大速度は4.2Gbpsで実測値も速い

前述した通り、WiMAXの下り最大速度は4.2Gbps（ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps）を誇ります。

実際の速度である下り実測値を見てみても、その速さは歴然。
ポケット型Wi-Fiでは最も速度が速いドコモとほぼ同レベルであることがわかります。

モバイルルーターの実測値比較

プロバイダ （端末）	回線	下り実測値
UQ WiMAX （Speed Wi-Fi 5G x12）	WiMAX	134.3Mbps
ドコモ (Wi-Fi STATION SH-54C)	ドコモ	173.4Mbps
ソフトバンク (Pocket WiFi 5G A004ZT)	ソフトバンク	80.3Mbps
楽天モバイル (Rakuten WiFi Pocket 2C)	楽天モバイル	27.8Mbps
AiR WiFi (U3)	クラウドSIM型	19.6Mbps

※実測値は「みんそく」より

なお、下り速度は速いに越したことはありませんが、必要な速度の目安は以下となっています。

■必要な下り速度の目安

動画を視聴する際など、下り速度は20〜30Mbps程度あれば、快適に楽しむことができるでしょう。

なお5G通信は都市部など一部エリアで利用可能です。また通信エリア内でも利用環境によって、実際の通信速度は変化します。

3日で15GBの「速度制限」はすでに撤廃されている

WiMAXでは以前「直近3日間の通信量が合計10GB以上」となった場合に通信速度を制限していました。

この厳しい速度制限は2022年2月1日より撤廃されています。

ただし、公式サイトには「一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」と記載があり、完全に無制限で使えるわけではないようです。

それを受けて、編集部では1日10GB以上利用してみましたが、速度制限はありませんでした。
通常使用において、速度制限を心配する必要は無いと言えるでしょう。

現行端末はすべて5G対応機種

現在、WiMAXで契約・購入できる機種は、モバイルルーター・ホームルーターともにすべて5G通信に対応しています。

最新機種「Speed WiFi HOME 5G L13（ホームルーター）」「Speed Wi-Fi 5G X12（モバイルルーター）」が最速となりますが、旧端末と比べても、体感できるほどの差はありません。

そのため、現在5G対応端末を利用している人は、無理に最新機種に変更する必要はないと言えるでしょう。

しかし、旧端末（5G非対応）を利用しているのであれば、最新端末への機種変更がおすすめです。

最新機種は4G端末よりもつながりやすさや通信速度が各段に進化しているので、より快適なネット環境を得られます。

UQ WiMAXの対応エリアについて解説

UQ WiMAXを含む「WiMAX」では、WiMAX2+回線に加えてauの5G回線や4GLTE回線も使用できます。

auを含めた3つの回線を利用するため、日本全国の広い範囲で利用することができます。

▲画像はUQ WiMAX公式より

対応エリアに不安がある人は「Try WiMAX」でお試しをするか、UQWiMAXの公式サイトで申し込む前に確認しておきましょう。

UQ WiMAX以外でおすすめできるプロバイダ2選

WiMAXの長期利用を考えている人や、キャッシュバックなどのお得感が欲しい人におすすめのプロバイダを2つ紹介します。

半年利用なら最安！キャッシュバックが翌月もらえるBIGLOBE WiMAX

「BIGLOBE WiMAX」の特徴は何と言っても「安さ」です。

初月の利用料が無料な上、ほぼ無条件で翌月にもらえる11,500円のキャッシュバックも実施しています。

キャッシュバックを受け取ることで半年利用の支払い総額なら全プロバイダで最安、2年ほど利用した場合でも最安クラスで利用することが可能です。

また、解約違約金も発生しないため気軽に解約できます。

さらに、「BIGLOBE WiMAX」はSIMのみ契約や口座振替にも対応しています。

BIGLOBE WiMAXの公式サイトはこちら

「BIGLOBE WiMAX」の基本情報

運営会社	ビッグローブ株式会社
月額料金	1ヶ月目：無料 2～25ヶ月目：3,278円 26ヶ月目以降：4,928円
キャッシュバック	11,500円
初期費用	手数料：3,300円
契約期間	なし
解約違約金	なし
端末代	27,720円 ・一括払い ・24回払い（月額1,155円） ・36回払い（月額770円）
スマホセット割	au 毎月最大1,100円/台 UQモバイル 毎月最大1,100円/台
支払い方法	クレジットカード 口座振替
初月の日割精算	なし
最新機種の 下り最大速度／実測値 ※実測値は編集部計測	モバイルルーター 3.9Gbps／134.26Mbps ホームルーター 4.2Gbps／175.06Mbps
データ容量	無制限 ※速度制限がかかる可能性あり
対応エリア	全国

高額キャッシュバックで1年以上なら最安の「GMOとくとくBB WiMAX」

「GMOとくとくBB WiMAX」は、他社に比べて高額なキャッシュバックキャンペーンを実施しているプロバイダです。

それによって、1年以上の利用であれば最安となります（2024年11月時点）。

なお、キャッシュバックは新規申し込みのほか、他社からの乗り換えでも受け取ることができます。
金額は新規の場合が34,600円、乗り換えでは解約金相当額（最大40,000円）を受け取ることができます。

端末は一括購入がなく「分割払い」でのみ購入可能となります。
とはいえ、「端末購入サポート」があるため3年で実質無料となります。

▲引用：公式サイト

「GMO とくとくBB WiMAX」の基本情報

運営会社	GMOインターネットグループ株式会社
月額料金	1ヶ月目　　 ：1,375円 2ヶ月目以降 ：4,807円
キャッシュバック	新規申し込み：34,600円 ※指定オプション同時申し込みで2,000円増額 他社からの乗り換え：最大40,000円
初期費用	手数料：3,300円
契約期間	なし
解約違約金	なし
端末代	27,720円 36回払い（月額770円） ※「端末分割払いサポート」により36回で実質無料
スマホセット割	au 毎月最大1,100円/台 UQモバイル 毎月最大1,100円/台
支払い方法	クレジットカード
初月の日割精算	なし
最新機種の 下り最大速度／実測値 ※実測値は編集部計測	モバイルルーター 3.9Gbps／134.26Mbps ホームルーター 4.2Gbps／175.06Mbps
データ容量	無制限 ※速度制限がかかる可能性あり
対応エリア	全国

GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトはこちら

UQ WiMAXについてよくある質問

「UQ WiMAX」に関するよくある質問をまとめました。

UQ WiMAXで利用できるオプションは？

▲画像は公式より

「UQ WiMAX」で利用できる、オプションについて解説します。

故障や破損が不安なら「端末補償サービス」

▲引用：公式サイト

端末補償オプションは月額418円から利用可能です。

名称	端末補償サービス
月額料金	418円
詳細・対象	自然故障、部分破損、全損、水濡れ、火災による焼失、盗難、紛失などの補償に対応
注意点	自然故障は1年目のみ無償で交換品提供（交換はリフレッシュ品） 2年目以降、または部分破損や水漏れ、盗難などは初回3,630円、2回目5,830円の料金が発生する

自然故障の場合は1年目のみ交換品の提供となります。

2年目以降の自然故障、もしくは部分破損や水漏れ、盗難など利用者側の不手際が原因の場合は初回3,630円、2回目以降は5,830円の料金が発生します。

利用する時期により、完全無料にはならないので注意しましょう。

セキュリティーが不安なら「ウイルスバスタークラウド」

▲引用：公式サイト

セキュリティ系のオプションも用意されています。

「ウイルスバスタークラウド」は、端末のセキュリティソフトで、最大3台まで保護してくれます。
初月は無料となっているので、セキュリティが気になる人は試しても良いでしょう。

名称	ウイルスバスタークラウド月額版
月額料金	550円※初月無料
詳細	セキュリティソフト「ウイルスバスタークラウド」により、スマホやタブレットなど3台の端末を保護。 電話やメール、チャットで365日問い合わせが可能。
注意点	月途中での解約の場合でも日割り適用なし

問い合わせはチャットで365日対応してくれるため、急なトラブルでも安心です。

クレジットカード以外の支払い方法はある？

「UQ WiMAX」ではクレジットカードの他に、口座振替に対応しています。

他社では手数料（毎月220円程度）が発生するケースがありますが、「UQ WiMAX」は無料です。

UQ WiMAXの申し込み手続きを知りたい

UQ WiMAXの申し込み方法はたったの3STEPで完了です。

STEP1	公式サイトから希望の機種を選び「申し込む」ボタンをクリック
STEP2	料金プラン、端末などを選択し契約者情報などの必要事項を入力
STEP3	完了

オンラインでの購入が不安な人や、オンライン手続きが不慣れな人はUQ WiMAXの新規申し込みを行なっているUQスポットでも申し込みができます。

公式サイトで対面で申し込みができる店舗を探しましょう。

UQ WiMAXの解約方法を知りたい

UQ WiMAXは契約金の縛りがないのでいつ解約しても解約金は発生しません。
解約は電話、またはWeb（マイページ）にて手続きが可能です。

UQ mobileお客さまセンター	0120-929-818 受付時間：9:00～20:00（年中無休）

以下はマイページからの解約方法です。

▲左から右へ、以下の（1）〜（3）の順に進みます

解約時の注意点

端末代を分割払いにしている場合は、残りの代金を一括で払わなければなりません。
また、解約月の料金は日割りになり、解約日後はWiMAXの利用ができないので注意しましょう。

au・UQモバイルのスマホセット割を使用している方は、割引が適用されなくなります。

速度が遅い時の対処法は？

速度が遅い場合、まずは端末を再起動してみましょう。
再起動の方法はマニュアルや説明書に記載されています。

端末の設置場所や使用場所を変えるのも有効です。
基本的には「窓際」がつながりやすいので、最適な場所を探してみてください。

また、WiMAXは5GHzと2.4GHzの2つの周波数を利用することができます。

5GHzは障害物に弱い代わりに速度が速いのが特徴で、2.4GHzは速度は遅めですが障害物に強い特徴があります。

速度が遅い要因によって最適な周波数は違いますが、周波数を変えることで速度の改善が期待できます。

なお、2つの周波数の主な違いは以下の通りです。

2.4GHzと5GHzのおおまかな違い

周波数	速度	障害物耐性	電波距離	電波干渉
2.4GHz	遅い	強い	長い	有り
5GHz	速い	弱い	短い	無し

問い合わせ先はどこ？

UQ WiMAXでの問い合わせ窓口をまとめました。

新規申し込み・相談	0120-959-001 9:00～20:00（年中無休）
契約者専用	0120-929-777 9:00～20:00（年中無休）
チャット	専用サイト
各種手続き	詳細はこちら

機種変更はできる？

UQ WiMAXに限らず、機種変更はWiMAXを提供している多くのプロバイダで可能です。
ただし、端末はレンタルではなく購入が主流なので、新たに機種を購入することになります。

UQ WiMAXでの機種変更は専用サイトから申し込みを行いましょう。

海外でも利用できる？

WiMAXは海外での利用や国際ローミングには対応していません。

旅行や仕事など海外でモバイルルーターを利用したい場合は、現地や空港などでレンタルできるモバイルルーターを利用しましょう。

グローバルIPアドレスは使える？

申し込み不要、月額105円で利用できるオプションがあります。

対応機器に、接続先設定（APN）を含むプロファイルを作成することで利用可能となり、接続した翌々月にオプション利用料が発生します。

プラスエリアモードとは？

プラスエリアモードとは、月額1,100円で電波を拡張するオプション機能のことです。

通常（スタンダードモード）よりも利用できる「au5G/4G LTE」エリアが広がり、屋内の中心部やや建物の陰といったつながりにくい場所でも電波が届きやすくなります。

ただし、プラスエリアモードは基本的に月間利用量が15GBを超えると、月末までプラスエリアモードの通信速度が最大128kbpsに制限されます（スタンダードモードは制限されません）。

そのため、あくまで補助的な利用を想定したほうが良いでしょう。