WiMAXはどのプロバイダ(契約の窓口)で契約しても、速度や対応エリア等は変わりません。
違いは主に料金になります。
その中でも「GMOとくとくBB WiMAX」は、高額なキャッシュバックと月額料金の安さが最大の特徴です。
キャッシュバックを受け取ることで、1年以上の利用であれば最安値でWiMAXを利用できるプロバイダとなります。
■主要プロバイダ6社の支払い総額比較表
この記事では424人のWiMAXユーザーを対象とした調査をもとに、「GMOとくとくBB WiMAX」の評判やメリット・デメリットを解説、編集部による実機検証レビューも紹介しています。
他社との料金比較も行なっているので、ぜひWiMAX選びの参考にしてください。
- この記事のもくじ
-
- 1【調査結果】GMOとくとくBB WiMAXの評判・口コミは?
- 1-1アンケート調査でわかったGMOとくとくBB WiMAXのメリット
- 1-2アンケート調査でわかったGMOとくとくBB WiMAXのデメリット
- 1-3GMOとくとくBB WiMAXがおすすめの人は?
- 2GMOとくとくBB WiMAXの基本情報
- 3GMOとくとくBB WiMAXの料金とキャッシュバックについて解説
- 3-1GMOとくとくBB WiMAXの料金プランは1種類
- 3-2すべての申込者を対象に34,500円のキャッシュバックを実施中
- 3-3乗り換え対象者は最大40,000円のキャッシュバックもある
- 3-4GMOとくとくBB WiMAXの月額料金を他社と比較
- 3-5GMOとくとくBB WiMAXはauとUQモバイルのスマホ割がある
- 3-6GMOとくとくBB WiMAXの初期費用は3,300円
- 3-7GMOとくとくBB WiMAXには解約違約金は無い
- 4GMOとくとくBB WiMAX以外でおすすめできるプロバイダ
- 4-1キャッシュバックがすぐにもらえるBIGLOBE WiMAX
- 4-2人気・知名度No.1! 端末が安く購入できるUQ WiMAX
- 5【実機レビュー】GMOとくとくBB WiMAXを契約して使ってみた
- 5-1ポケット型Wi-Fiの最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」をレビュー
- 5-2ホームルーターの「Speed WiFi HOME 5G L13」をレビュー
- 6GMOとくとくBB WiMAXの通信速度について解説
- 6-1下り最大速度は4.2Gbpsで実測値も速い
- 6-2現行端末はすべて5G対応機種
- 7GMOとくとくBB WiMAXの対応エリアについて解説
- 8GMOとくとくBB WiMAXの申し込みから設定方法まで
- 8-1公式サイトか電話で申し込む
- 8-2端末を利用するための各種設定方法
- 9GMOとくとくBB WiMAXに関するよくある質問
- 9-1口座振替はできる?
- 9-2速度制限はなくなった?
- 9-3速度が遅い場合の対処法は?
- 9-4会員ページ「BBnavi」は何ができる?
- 9-5GMOとくとくBB WiMAXのオプションは何がある?
- 9-6グローバルIPアドレスオプションは使えますか?
- 9-7プラスエリアモードとは?
【調査結果】GMOとくとくBB WiMAXの評判・口コミは?
【調査概要】調査名:WiMAXの利用状況に関する調査
●対象者:現在WiMAXを利用している方
●実施期間:2023年8〜2024年5月
●有効回答数:424件
●利用媒体:インターネットによるアンケート
●調査主体:株式会社FREEDiVE
当編集部が行ったWiMAXユーザー424人への独自調査によると、「GMOとくとくBB WiMAX」の利用者は本家である「UQ WiMAX」に次いで多いこともわかりました。
WiMAXプロバイダが20社以上も存在することを考えれば、その人気はトップクラスと言えます。
GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトはこちら
続いて、独自調査で集めた口コミを紹介していきます。
現在「GMOとくとくBB WiMAX」を使用しているユーザーからの評判はどうでしょうか?
京都府在住・30代後半/男性県・年齢/性別
戸建て/5人暮らし
福岡県在住・40代前半/男性
戸建て/5人暮らし
東京都在住・40代前半/男性
戸建て/3人暮らし
長崎県在住・30代前半/女性
マンション/2人暮らし
東京都在住・20代後半/女性
マンション/2人暮らし
群馬県在住・20代後半/女性
マンション/1人暮らし
やはり料金に関する口コミが多く見受けられました。
特に、キャッシュバックについては概ねポジティブに評価されているようです。
一方で、「受け取り方法がわかりづらい」という、ネガティブな評判もありました。
この記事では「キャッシュバックを確実に受け取るための方法」も解説してるので、ぜひ確認してください。
アンケート調査でわかったGMOとくとくBB WiMAXのメリット
ユーザーからの評判や口コミからわかった「GMOとくとくBB WiMAX」のメリットは、ざっくり3つあります。
- GMOとくとくBB WiMAXのメリット
-
- 支払い総額が安く、1年以上利用なら最安
- キャッシュバック額が大きい
- 運営が大手企業で安心できる
「GMOとくとくBB WiMAX」は月額料金を含めた支払い総額が安いため、お得にWiMAXを利用できることが最大のメリットです。
特に1年以上利用する場合は最安のプロバイダとなっています。
また、キャッシュバック金額の大きさも際立っています。
新規申し込みを対象とした34,500円のキャッシュバックは、大きな魅力となるでしょう。
なお、「GMOとくとくBB WiMAX」の運営は、光回線のプロバイダも行う大手インターネットグループのGMOが行っているため安心感があります。
アンケート調査でわかったGMOとくとくBB WiMAXのデメリット
他プロバイダと比べた場合、GMOとくとくBB WiMAXのデメリットは以下の通りです。
- GMOとくとくBB WiMAXのデメリット
-
- キャッシュバックの手続きがわかりにくい
- キャッシュバックの受け取りは12ヶ月後
- 支払い方法がクレジットカードのみ
キャッシュバックを受け取るには「契約後11ヶ月目でのメール受信〜口座登録」という手続きが必要になります。
そのため、スケジュール管理が苦手な人や手続き等が面倒な人にとってはデメリットと言えそうです。
また、キャッシュバックの受け取りは契約から12ヶ月後となっています。
そのため、1年以内に解約してしまうと受け取ることができません。
なお、「GMOとくとくBB WiMAX」の支払い方法はクレジットカードのみで、口座振替はできません。
口座振替を利用したい人は、月額料金の安い「BIGLOBE WiMAX」がおすすめとなります。
GMOとくとくBB WiMAXがおすすめの人は?
ここまで紹介した評判やメリット・デメリットを踏まえると「GMOとくとくBB WiMAX」がおすすめの人は以下のような人です。
- GMOとくとくBB WiMAXがおすすめの人
-
- 1年以上の利用を想定している人
- スマホセット割が適用されるUQモバイルとauユーザー
「GMOとくとくBB WiMAX」は、WiMAXをコスパ良く利用したい人におすすめです。
また、auとUQモバイルユーザーであればスマホの月額料金が毎月最大1,100円割引される「スマホセット割」を利用できます。
このスマホセット割は利用者特典の割引とは別物で、契約期間中は永年適用されます。
GMOとくとくBB WiMAXの基本情報
運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社 |
---|---|
月額料金 |
|
キャッシュバック有無 (金額) |
|
初期費用 | 手数料:3,300円 |
契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
端末代 |
|
スマホセット割 |
|
支払い方法 | クレジットカード |
初月の日割精算 | なし |
最新機種の 下り最大速度/実測値 ※実測値は編集部計測 |
|
データ容量 | 無制限 ※速度制限がかかる可能性あり |
対応エリア | 全国 |
GMOとくとくBB WiMAXは、光回線のプロバイダも行う大手インターネットグループのGMOが運営しています。
新規申し込みのほか、他社からの乗り換えでもキャッシュバックを受け取ることができます。
月額料金の安さに加えて、高額なキャッシュバックもあるため安くWiMAXを利用できるのです。
特に3年以上の利用であれば、主要プロバイダの中での総支払額は最安となります。
GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトはこちら
GMOとくとくBB WiMAXの料金とキャッシュバックについて解説
ここからは料金プランや端末代、そしてキャッシュバックについてまで、「GMOとくとくBB WiMAX」の費用・コストについて解説していきます。
GMOとくとくBB WiMAXの料金プランは1種類
▲引用:公式サイト
GMOとくとくBB WiMAXのプランは1種類のみです。
2024年5月より「1ヶ月目は1,375円、以降は4,807円」と、シンプルになりました。
すべての申込者を対象に34,500円のキャッシュバックを実施中
▲引用:公式サイト
GMOとくとくBB WiMAXでは2024年10月現在、すべての申込者を対象に34,500円のキャッシュバックを実施しています。
さらに、指定のオプション(「インターネット安心セキュリティ」「スマホトラブルサポート+」)を同時に申し込むことでキャッシュバックに2,000円が増額されます。
受け取るためには以下の手続きがあるので、しっかりと把握しておきましょう。
やること | 備考 | |
---|---|---|
STEP.1 | 申込完了後に郵送で届く「登録証」に記載されている以下を用意
|
基本メールアドレスとパスワードは【STEP2】で使用します。 |
STEP.2 | 専用サイトにログインする | – |
STEP.3 | 契約から11ヶ月後に届くメールに記載されたURLから、受取口座を登録 |
|
STEP.4 | 最短で翌月に振込完了 | – |
キャッシュバックを受け取るには、「GMOとくとくBB WEBメール」と呼ばれるメール管理サイトにログインしなければいけません。
ログイン先のURLは申込完了後に郵送で届く「登録証」に記載された、「基本メールアドレスのドメイン」ごとに異なります。
ログイン先が一覧になっているこちらのサイトから確認しましょう。
契約から11ヶ月後に振込先の口座番号などを登録する連絡メールが「GMOとくとくBB WEBメール」に届きます。
連絡メールに記載してあるURLにアクセスし、期限内に振込先の口座番号などを登録します。
期日までに返信を行わないと、キャッシュバックを受け取ることができないので注意しましょう。
乗り換え対象者は最大40,000円のキャッシュバックもある
▲引用:公式サイト
2024年10月現在、GMOとくとくBB WiMAXへ乗り換える人を対象に、最大40,000円のキャッシュバックが実施されています。
適用条件と申請方法は以下の通りです。
対象 | 他社からGMOとくとくBB WiMAXに乗り換える人 |
---|---|
適用条件 |
|
申請方法 |
|
キャッシュバックで受け取ることができる金額は、乗り換え費用によって異なります。
例えば…
他社サービスの「解約違約金や端末残債が合計20,000円(税抜)以内の場合」は25,000円の還元、それ以上の場合は40,000円の還元となります。
乗り換えキャッシュバックの申請には「解約違約金明細」の画像が必須です。
金額とあわせて、事前に確認しておきましょう。
GMOとくとくBB WiMAXの月額料金を他社と比較
WiMAXはプロバイダによって利用料金が変わります。
キャッシュバックや割引特典も異なるため、主要5社の利用期間ごとの支払い総額をまとめました。
■主要5社「利用期間別の総支払額」
表のとおり、半年利用なら「BIGLOBE WiMAX」、1年以上の利用なら「GMOとくとくBB WiMAX」が最安プロバイダとなります。
GMOとくとくBB WiMAXはauとUQモバイルのスマホ割がある
▲引用:公式サイト
スマホセット割とは、スマホとWiMAXをセットで利用することでスマホ代が毎月割引になるサービスです。
WiMAXではauとUQモバイルのスマホが対象です。
割引額は毎月最大1,100円のため、年間では最大13,200円もお得になります。
また、auとUQモバイルのスマホ割は最大10回線まで適用されるので、家族で利用すればさらにお得になります。
GMOとくとくBB WiMAXの初期費用は3,300円
GMOとくとくBB WiMAXの初期費用は、端末代金の他に事務手数料3,300円のみが発生します。
これはどこのプロバイダでも同額となります。
GMOとくとくBB WiMAXには解約違約金は無い
「GMOとくとくBB WiMAX」には解約違約金はありません。
そのため、いつ解約しても解約金は発生しません。
ただし、36回払いとなっている端末の残債は支払わなければなりません。
例えば24ヶ月で解約した場合は「770円×12回=9,240円」を支払うことになります。
GMOとくとくBB WiMAX以外でおすすめできるプロバイダ
利用期間やキャッシュバックによっては、「GMOとくとくBB WiMAX」以外のプロバイダがおすすめとなる場合があります。
- GMOとくとくBB WiMAX以外のおすすめプロバイダ
-
- キャッシュバックがすぐにもらえる
BIGLOBE WiMAX - 知名度・人気No.1の老舗プロバイダ
UQ WiMAX
- キャッシュバックがすぐにもらえる
キャッシュバックがすぐにもらえるBIGLOBE WiMAX
「BIGLOBE WiMAX」の特徴は何と言っても「安さ」です。
1ヶ月目の利用料が無料な上、ほぼ無条件で翌月にもらえる11,500円のキャッシュバックも実施しています。
また、解約違約金も発生しないため気軽に利用開始できます。
なお、「BIGLOBE WiMAX」はSIMのみ契約や口座振替にも対応しています。
- BIGLOBE WiMAXがおすすめな理由
-
- 11,500円キャッシュバックが翌月受け取れる
- 短期も長期もいつでも安い
- SIMのみ契約でも最安
- 口座振替対応での支払いが可能
新規申し込みの場合は、契約翌月に11,500円のキャッシュバックを受け取ることができます。
▲引用:公式サイト
条件は「端末同時申し込み」と、クーポンコードの入力のみ。
SIMのみ契約の場合は対象外となりますが、面倒な手続きもなく「ほぼ無条件」といって良さそうです。
運営会社 | ビッグローブ株式会社 |
---|---|
月額料金 |
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キャンペーン (キャッシュバック) |
11,500円 |
初期費用 | 手数料:3,300円 |
契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
端末代 |
|
スマホセット割 |
|
支払い方法 |
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初月の日割精算 | なし |
最新機種の 下り最大速度/実測値 ※実測値は編集部計測 |
|
データ容量 | 無制限 ※速度制限がかかる可能性あり |
対応エリア | 全国 |
BIGLOBE WiMAXの公式サイトはこちら
人気・知名度No.1! 端末が安く購入できるUQ WiMAX
CMでもおなじみの「UQ WiMAX」は、KDDIグループのUQコミュニケーションズが運営する知名度・信頼性が高いプロバイダです。
完全無料でお試し利用ができる「Try WiMAX」や、実店舗「UQスポット」もあり、WiMAX初心者におすすめと言えます。
また、現在は端末代金が最大20,988円割引になるキャンペーン「UQ WiMAX おトク割」を実施しています(2024年10月現在)。
- UQ WiMAXがおすすめな理由
-
- 「WiMAXの運営元」という抜群の信頼感
- ほぼ無条件で最新機種が20,988円割引される
- 店舗で対面契約できるので初心者も安心
- 完全無料でお試しができる
ポケット型Wi-Fi・ホールムーターともに最新機種の端末代金が大幅に割引される「UQ WiMAX おトク割」では、新規契約が20,988円、機種変更は17,820円が割引されるため大変お得です。
適用条件は「対象機種の購入」と「対象プランへの加入」のため、実質的には「無条件」と言えるほどハードルが低くなっています。
運営会社 | UQコミュニケーションズ株式会社 |
---|---|
月額料金 |
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キャンペーン (キャッシュバック) |
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初期費用 | 手数料:3,300円 |
契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
端末代 |
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スマホセット割 |
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支払い方法 |
|
初月の日割精算 | なし |
最新機種の 下り最大速度/実測値 ※実測値は編集部計測 |
|
データ容量 | 無制限 ※速度制限がかかる可能性あり |
対応エリア | 全国 |
UQ WiMAXの公式サイトはこちら
【実機レビュー】GMOとくとくBB WiMAXを契約して使ってみた
編集部では使用感なども知るために「GMO とくとくBB WiMAX」を契約し、実際に「Speed Wi-Fi 5G X12」と「Speed WiFi HOME 5G L13」を使ってみました。
それぞれの設定方法や実測値、利用してみた印象などをお伝えします。
ポケット型Wi-Fiの最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」をレビュー
▲引用:公式サイト
「GMOとくとくBB WiMAX」で利用できるポケット型Wi-Fiは、最新機種「Speed Wi-Fi 5G X12」のみとなっています(2024年10月現在)。
下り最大速度は3.9Gbpsと、ポケット型Wi-Fiの中ではトップクラスの速度です。
なお、バッテリーについては約9時間の連続通信が可能となっています。
外で1日中利用するにはやや不安がありますが、一般的なバッテリー容量と言えるでしょう。
名称 | Speed Wi-Fi 5G X12 |
---|---|
料金 | 27,720円 |
支払い方法 | 36回払い |
下り最大速度 | 3.9Gbps |
サイズ | 幅 約136×高さ68×奥行14.8mm |
重量 | 約174g |
バッテリー使用時間 | 約540分 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
充電時間 | 約230分 |
最大接続数 | 16台 |
「Speed Wi-Fi 5G X12」について、より詳しく知りたい人は以下の記事も御覧ください。
▲端末が梱包された箱。SIMカードが同梱されています
設定はSIMカードを挿入するだけ
「Speed Wi-Fi 5G X12」を利用するには同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。
台紙からSIMカードを切り離したら、本体下部のスロットへ「カチッ」と音がするまで差し込みます。
台紙から切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。
▲端末下部のカバーを開けて挿入します。SIMカードの向きは画像の通りです
SIMカードを挿入後、電源をONにすればセットアップは完了。
後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。
なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、下の画像の通り端末に表示されたQRコードを読み込むことで、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。
▲スマホなどカメラ付き端末なら、QRコードを読むだけで簡単にWi-Fiへ接続できます
平日と週末に昼と夜の速度を測ってみた
Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく速度チェックを行いました。
都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。
平日12:00平均 | 平日22:00平均 | 週末12:00平均 | 週末22:00平均 | |
---|---|---|---|---|
下り速度 | 54.3Mbps | 55.0Mbps | 84.2Mbps | 47.0Mbps |
上り速度 | 47.8Mbps | 35.5Mbps | 47.3Mbps | 7.8Mbps |
Ping値 | 32ms | 38ms | 39ms | 57ms |
※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回ずつ計測した合計6回の平均値
※週末は土日に3回ずつ計測した合計6回の平均値を記載
平日・夜間・週末と、いつでもそこそこの速度が出る安定のクオリティーといえます。
なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、たまにつながった5G接続時には下りで150Mbpsほどの速度になることもありました。
5G対応エリアが拡大していくことも考えると、今後のWiMAXでは「常時、高速」なWi-Fiを利用できるようになっていく可能性が高いと言えそうです。
地下鉄(都営大江戸線・新宿駅)のホームや車内でも利用してみた
続いて東京最深部を走る地下鉄「都営大江戸線・新宿駅」でも速度テストを実施しました。
結果は以下の通りで、拍子抜けするほど問題なくつながりました。
また、東中野〜新宿間においては車中でもYouTubeの視聴はサクサクでした。
平日・昼平均 | 平日・夕方平均 | |
---|---|---|
下り速度 | 70.0Mbps | 53.3Mbps |
上り速度 | 15.8Mbps | 12.2Mbps |
Ping値 | 56ms | 59ms |
YouTube視聴 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可 |
|
|
web閲覧 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可 |
|
|
※検証は12:00、18:00の前後1時間内、3回ずつ計測した平均値を記載
YouTubeは画質480pで視聴、webはYahoo!トップページを閲覧
高所や人混みでもつながるか試してみた
さらに人混みの中でのつながりやすさをチェックするべく、渋谷のスクランブル交差点で速度を計測してみました。
▲平日昼間の渋谷駅前。スクランブル交差点のあたりで計測
平日とはいえ、さすがの人混みの中では多少の速度低下が見られましたが、接続が切れるなどの致命的な現象は起こりませんでした。
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
渋谷駅前 | 12.1Mbps | 5.4Mbps | 54ms |
続いて、高所でのつながりやすさを検証するべく都内の高層マンション(16階)でも速度を計測しました。
▲マンション16Fにて計測
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
高所 (マンション16F) |
41.3Mbps | 8.3Mbps | 51ms |
※検証は平日の午後(12〜21:00)に計測した6回の平均値
今回調査した高層マンションでは、問題なくつながりました。
しかし、建物に屋内アンテナが設置されていない場合は、一般的に、高層階ほどつながりにくくなる可能性は高まります。
もし、通信状態が良くない場合はプロバイダへ相談してみることをおすすめします。
また、オフィスビルや大規模な施設であればビル自体に屋内アンテナが設置されていることも多く、高層階でもほぼ問題なく通信可能です。
▲東京都庁・展望台でも計測を実施
調査を行った東京都庁の展望台(45階・地上202m)でもしっかり高速通信が可能でした。
同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか…を検証
▲同時接続数は16台とのことでしたが…
一般的に、ポケット型Wi-Fiは接続台数が増えると速度が落ちる傾向がありますが、最大接続16台を謳っている「Speed Wi-Fi 5G X12」では、何台までストレスなく使えるのでしょうか?
編集部では同時接続による速度の変化をテストしてみました。
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
1台(スマホのみ) | 62.8Mbps |
38.2Mbps |
66ms |
2台 | 43.4Mbps |
26.2Mbps |
75ms |
3台 | 46.8Mbps |
28.2Mbps |
68ms |
4台 | 39.2Mbps |
32.8Mbps |
84ms |
5台 | 28.4Mbps |
35.1Mbps |
93ms |
6台 (スマホ5台数+PC1台) |
26.5Mbps |
33.2Mbps |
94ms |
7台 (スマホ5台数+PC2台) |
31.3Mbps |
29.1Mbps |
113ms |
8台 (スマホ5台数+PC3台) |
28.7Mbps |
33.0Mbps |
136ms |
9台 (スマホ5台数+PC4台) |
24.6Mbps |
7.7Mbps |
115ms |
10台 (スマホ5台数+PC5台) |
20.2Mbps |
5.7Mbps |
135ms |
※4G環境下にて検証
※各端末でYou Tube、TikTokを視聴した状態で計測した3回の平均値を記載
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結果は、5台目くらいから端末によって少しずつ遅延を感じるようになり、測定速度の数値にも低下が見られるようになりました。
しかし、予想に反して4台目までの接続においては、体感も測定速度も問題ありませんでした。
「ポケット型Wi-Fiは一人暮らし向き」と言われますが、カップルなど2人暮らしでも、用途によっては問題なく利用できそうです。
- 検証の総評
-
1週間ほどSpeed Wi-Fi 5G X12を利用した結果、「いつでもどこでも安定してつながる」というのが率直な印象です。
地下でも高所でも利用でき、人混みの中でもそれほどストレスを感じることがありませんでした。
また、5Gエリアで利用できる場所では、さらに高速通信が可能になりました。
一方、使ってみてわかった最大のデメリットは「端末の操作性は良いとは言えない」ことです。
タッチパネルがなく、周波数などの切り替え時に何度も物理ボタンを押して操作しなければならないのは、想像以上のストレスでした…。速度やつながりやすさといったスペックは申し分ありませんが、使い勝手に関しては、もう一歩…といったところでしょうか。
ホームルーターの「Speed WiFi HOME 5G L13」をレビュー
▲引用:公式サイト
「GMOとくとくBB WiMAX」で利用できるホームルーター端末は、最新機種「Speed WiFi HOME 5G L13」のみとなっています(2024年10月現在)。
下り最大速度は4.2Gbpsと、ホームルーターの中ではトップクラスの速度です。
名称 | Speed WiFi HOME 5G L13 |
---|---|
料金 | 27,720円 |
支払い方法 | 36回払い |
下り最大速度 | 4.2Gbps |
サイズ | 幅 約100×高さ207×奥行100mm |
重量 | 約635g |
最大接続数 | 32台 |
「Speed WiFi HOME 5G L13」について、より詳しく知りたい人は以下の記事も御覧ください。
続いて、編集部に届いた「Speed WiFi HOME 5G L13」をセットアップから速度検証まで、忖度なしでレビューしていきます。
設定はSIMカードを挿入するだけ
Speed Wi-Fi HOME 5G L13を利用するには同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。
▲SIMカードは画像のように台紙の状態で同梱されています
台紙からSIMカードを切り離したら、本体底部のスロットへ差し込みます。
切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。
▲底面にあるフタを開けてSIMカードを差し込んだ状態
SIMカードを挿入後、電源をコンセントへ挿します。
フロントのランプがオレンジから緑になればセットアップは完了。
▲緑のランプに変わったらWi-Fi接続が可能となります
後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。
なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、SIM挿入口付近にはWi-Fi接続用のQRコードがあります。
これをカメラで読み込めば、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。
平日と週末に昼と夜の速度を測ってみた
Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく速度チェックを行いました。
都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。
平日12:00平均 | 平日22:00平均 | 週末12:00平均 | 週末22:00平均 | |
---|---|---|---|---|
下り速度 | 119.0Mbps | 71.7Mbps | 101.4Mbps | 89.1Mbps |
上り速度 | 12.9Mbps | 10.7Mbps | 13.8Mbps | 14.6Mbps |
Ping値 | 39ms | 43ms | 42ms | 40ms |
※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回ずつ計測した合計6回の平均値
※週末は土日に3回ずつ計測した合計6回の平均値を記載
ご覧の通り、平日・夜間・週末と、いつでも一定以上の速度が出る安定の通信品質と言える結果になりました。
なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、5G接続時には200Mbpsほどの速度になることも。
5Gエリアでの利用を想定している人であれば、高速通信の恩恵を受けられるでしょう。
同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか…を検証
▲編集部で同時接続可能な台数や速度について検証を実施
続いて、編集部の企画会議で同時接続時の速度や安定性を検証してみました。
WiMAXは接続台数が増えると速度が落ちる傾向があると言われますが、Speed Wi-Fi HOME 5G L13は何台までストレスなく使えるのでしょうか?
- 検証概要
-
- 場所………東京都新宿区
- 日時………2024年2月3日(土)17:00頃
- 使用端末…PC(Win/Mac混在)×5台
スマホ(iOS/Android混在)×5台 - 検証方法…参加者5名が以下を実施
- 各自のPCを「L13」へ接続し、オンライン会議へ参加
- 各自のスマホを1台づつ「L13」へ接続し、YouTubeの視聴を開始
- 速度遅延などが起こるまで(2)の接続台数を増やしていく
※検証時のオンライン会議は「Google Meet」を利用
PCでのオンライン会議と、スマホでのYouTube視聴をSpeed Wi-Fi HOME 5G L13で行った結果は以下の通りです。
- 検証結果
-
- PC×5台接続時のオンライン会議では問題なし
- 10台同時接続時でも下り速度は81.3Mbpsと高速
- 同時接続9台目、10台目のスマホにて軽微な遅延が発生
時間や場所といった環境や用途にもよりますが、同時接続端末が10台程度なら問題なく利用できると言えそうです。
GMOとくとくBB WiMAXの通信速度について解説
ここからは、WiMAXの通信速度について解説していきます。
下り最大速度は4.2Gbpsで実測値も速い
前述した通り、WiMAXの下り最大速度は4.2Gbps(ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps)を誇ります。
実際の速度である下り実測値を見てみても、その速さは歴然。
ポケット型Wi-Fiでは最も速度が速いドコモとほぼ同レベルであることがわかります。
サービス (端末) |
種類 | 実測値 |
---|---|---|
GMO とくとくBB WiMAX (Speed Wi-Fi 5G X12) |
WiMAX | 134.3Mbps |
ドコモ (Wi-Fi STATION SH-54C) |
キャリア | 173.4Mbps |
ソフトバンク (Pocket WiFi 5G A004ZT) |
キャリア | 80.3Mbps |
楽天モバイル (Rakuten WiFi Pocket 2C) |
キャリア | 27.8Mbps |
AiR WiFi (U3) |
クラウドSIM | 19.6Mbps |
※実測値は「みんそく」より
なお、下り速度は速いに越したことはありませんが、必要な速度の目安は以下となっています。
■必要な下り速度の目安
動画を視聴する際など、下り速度は20〜30Mbps程度あれば、快適に楽しむことができるでしょう。
3日で15GBの「速度制限」はすでに撤廃されている
WiMAXでは以前「直近3日間の通信量が合計10GB以上」となった場合に通信速度を制限していました。
この厳しい速度制限は2022年2月1日より撤廃されています。
ただし、公式サイトには「一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」と記載があり、完全に無制限で使えるわけではないようです。
それを受けて、編集部では1日10GB以上利用してみましたが、速度制限はありませんでした。
通常使用において、速度制限を心配する必要は無いといえるでしょう。
現行端末はすべて5G対応機種
現在、WiMAXで契約・購入できる機種は、モバイルルーター・ホームルーターともにすべて5G通信に対応しています(※2024年10月現在)。
最新機種「Speed WiFi HOME 5G L13(ホームルーター)」と「Speed Wi-Fi 5G X12(ポケット型Wi-Fi)」が最速となりますが、旧端末との大きな変化はありません。
そのため、現在5G対応端末を利用している人は、無理に最新機種に変更する必要はないといえるでしょう。
しかし、旧端末(5G非対応)を利用しているのであれば、最新端末への機種変更がおすすめです。
最新機種は4G端末よりもつながりやすさや通信速度が各段に進化しているので、より快適なネット環境を得られます。
GMOとくとくBB WiMAXの対応エリアについて解説
「WiMAX +5G」では、WiMAX2+回線に加えてauの5G回線や4GLTE回線も使用できるため、日本全国の広い範囲で利用することができます。
▲引用:公式サイト
対応エリアに不安がある人は「Try WiMAX」でお試しをするか、UQ WiMAXの公式サイトで申し込む前に確認しておきましょう。
GMOとくとくBB WiMAXの申し込みから設定方法まで
「GMOとくとくBB WiMAX」を利用したいと思った場合の「申し込み方法」から「設定方法」までを解説します。
公式サイトか電話で申し込む
「GMOとくとくBB WiMAX」はWEB、または電話での申し込みが可能です。
▲WEB申し込みフォーム(公式サイトより)
「GMOとくとくBB WiMAX」の申し込み手順は以下の通りです。
- GMOとくとくBB WiMAXの申し込み手順
-
- 契約住所がWiMAXの対応エリア内か、
UQ WiMAXの公式サイトで確認する - WEBの申し込みフォーム、
または電話で申し込み手続きを行う - 端末が最短で即日発送される
- 初期設定を行う
- 利用開始
- 契約住所がWiMAXの対応エリア内か、
なお、電話で申し込む場合は受付時間が「10時〜19時(年中無休)」となっています。
端末を利用するための各種設定方法
端末が手元に届いたら利用に必要な設定を行います。
といっても、基本的にはSIMカードを挿入してWi-Fiに接続するだけです。
端末の初期設定については「UQ QWiMAX」の公式サイトに記載があります。
設定方法や端末の機能や名称を確認しておきましょう。
モバイルルーター | ホームルーター |
---|---|
Speed Wi-Fi 5G X12 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
GMOとくとくBB WiMAXに関するよくある質問
GMOとくとくBB WiMAXに関するよくある質問をまとめました。
- GMOとくとくBB WiMAXのよくある質問
-
- 口座振替はできる?
- 速度制限はなくなった?
- 速度が遅い場合の対処法は?
- 会員ページ「BBnavi」は何ができる?
- オプションは何がある?
- グローバルIPアドレスオプションは使えますか?
- プラスエリアモードとは?
口座振替はできる?
「GMOとくとくBB WiMAX」は、口座振替に対応していません。
支払い方法はクレジットカードのみとなっています。
速度制限はなくなった?
2024年10月現在「GMOとくとくBB WiMAX」に速度制限はありません。
ただしオプションのプラスエリアモードは、プラスエリアモード使用時のデータ通信量が15GBを超えた場合、当月末まで128kbpsの速度制限がかかります。
速度が遅い場合の対処法は?
- 速度が遅い時の対処法
-
- 端末を再起動する
- 設置場所を変更する
- 周波数を変更する
速度が遅い場合、まずは端末を再起動してみましょう。
再起動の方法はマニュアルや説明書に記載されています。
設置場所を変えるのも有効です。
部屋や場所によって、繋がりやすさが違うこともあるので試してみてください。
また、現在のWiMAXでは「5GHz」と「2.4GHz」の2つの周波数を選択して利用することができます。
環境によって最適な周波数は違いますが、周波数を変えることで速度の改善が期待できます。
なお、2つの周波数の主な違いは以下の通りです。
周波数 | 速度 | 障害物耐性 | 電波距離 | 電波干渉 |
---|---|---|---|---|
2.4GHz | 遅い | 強い | 長い | 有り |
5GHz | 速い | 弱い | 短い | 無し |
会員ページ「BBnavi」は何ができる?
マイページでは、利用明細の確認や契約内容の確認・変更などができます。
初めてマイページを利用される方は、初回登録が必要です。
マイページにアクセスするには初回登録時に「パスワード」と「ID」が必要になるため、忘れずに用意しましょう。
GMOとくとくBB WiMAXのオプションは何がある?
▲公式より
「GMOとくとくBB WiMAX」のオプションをまとめました。
オプション名 | 月額 | 内容 |
---|---|---|
安心サポート | 330円 (最大2ヶ月間無料) |
故障修理が無料 |
スマホトラブル サポート+ |
1,078円 (最大2ヶ月間無料) |
データ復旧やバックアップ、端末補償が充実 |
公衆無線LAN | 398円 (最大2ヶ月間無料) |
公衆無線LANによるインターネットが可能 |
インターネット 安心セキュリティ |
550円 (最大3ヶ月間無料) |
スパイウェアやウイルス、迷惑メール対策等を行う |
※2024年10月時点
端末修理のオプションだけでなく、セキュリティ関連のオプションも用意されています。
必要に応じて追加を検討しても良いでしょう。
なお、契約時に「インターネット安心セキュリティ」「スマホトラブルサポート+」を同時申し込みすることで、キャッシュバックが2,000円増額されます。
グローバルIPアドレスオプションは使えますか?
「WiMAX 2+」対応機器であれば、月額105円で利用できます。
対応機器に、接続先設定(APN)を含むプロファイルを作成することで利用可能となり、接続した翌々月にオプション利用料が発生します。
なお、「WiMAX +5G」ではグローバルIPは利用できません。
プラスエリアモードとは?
プラスエリアモードとは、月額1,100円で電波を拡張するオプション機能のことです。
通常(スタンダードモード)よりも利用できる「au5G/4G LTE」エリアが広がり、屋内や建物の陰といったつながりにくい場所でも電波が届きやすくなります。
ただし、プラスエリアモードは基本的に月間利用量が15GBを超えると、月末までプラスエリアモードの通信速度が最大128kbpsに制限されます(スタンダードモードは制限されません)。
そのため、あくまで補助的な利用を想定したほうが良いでしょう。