WiMAX「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を徹底解剖!実機検証でわかったスペックや注意点は?

本記事は、提携する企業のPR情報が含まれます。
掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
WiMAX「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を徹底解剖!

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」はWiMAXの最新モバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)です(2025年9月現在)。
ポケット型Wi-Fiがあれば、外でも自宅でもいつでも自分だけのWi-Fiを利用することができます

「下り最大速度は3.5Gbps」と高速な上、待望のタッチパネル式となり使いやすさが格段にアップしたと言えます。
また、専用ドックが標準付属となったことで、自宅での据え置き利用におけるメリットが増えました。

今回の記事では、そんな「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」をお得に契約できるプロバイダを紹介します。
また、編集部による忖度なしの実機検証レビューも紹介しているので、WiMAXを選ぶ際の参考にしてみてください。

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この記事のもくじ

WiMAXの最新機種「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を徹底解説

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

ここからは、WiMAXの最新機種である「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」について解説していきます。
スペックやメリット・デメリット、前機種「Speed Wi-Fi 5G X12」との違いなど…気になるポイントを整理していきましょう。

どこが変わった?「Speed Wi-Fi 5G X12」との比較

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01とSpeed Wi-Fi 5G X12
▲左「Speed Wi-Fi 5G X12」/右「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」は「Speed Wi-Fi 5G X12」の後継機にあたります。
主なスペックを比較して以下の表にまとめました。

名称 下り
最大速度
上り
最大速度
端末代 タッチパネル サイズ 重量 連続
通信時間
バッテリー
容量
最大
接続数
カラー
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 3.5Gbps 286Mbps 27,720円 約W140×H72×D15.4mm 約198g 約9時間 5,400mAh 48台 ブラック
Speed Wi-Fi 5G X12 3.9Gbps 183Mbps 27,720円 × 約W136×H68×D14.8mm 約174g 約9時間 4,000mAh 16台 アイスホワイト/シャドーブラック

速度はどちらの機種も十分高速となっており、数値に若干の違いはあるものの体感できるほどの違いはありません。

最大の違いは「タッチパネル」式の導入による操作性の向上と、同時接続可能な端末数が3倍の48台になったことです。
続いて、最新機種のメリットとデメリットについてみていきましょう。

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」のメリット

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」の最大の強み(メリット)は主に次の3点です。

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」 メリット
  • タッチパネル式で操作がしやすい
  • 専用ドックが標準装備され、自宅利用も快適
  • 最大48台に同時接続が可能

それぞれについて解説していきます。

待望の「タッチパネル式」により操作性が向上している

前機種「Speed Wi-Fi 5G X12」の唯一の弱点だったのが、タッチパネル非対応という操作性の悪さ…。
しかし、「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」はスマートフォンのように直感的に操作できるタッチパネルを搭載したことで、ストレスのない操作が可能になりました。

同梱された専用ドック(クレードル)で自宅据え置き利用がより快適に

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01のクレードル

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」には、これまでは別売りだった充電ドック(クレードル)が標準で付属しています。
端末をドックに置いて使用することで、より安定した通信が可能となり充電も自動でされます。
また、ドック背面にはLANポートがあるため、PCなどへは有線接続することができます。

最大48台の端末が同時接続可能

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」は「Speed Wi-Fi 5G X12」の3倍、モバイルルーターとしては驚異的な最大48台の同時接続に対応しています。
家族での利用や、複数のスマートデバイスを接続する環境でも問題なくWi-Fiを利用できます。

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」にデメリットはほとんど無い

否定のハンドサイン

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」には致命的なデメリットはありません
前機種である「Speed Wi-Fi 5G X12」の唯一の欠点であった操作性が改善された端末だと考えて問題ないでしょう

一方で、「Speed Wi-Fi 5G X12」の使用に際して、タッチパネルやドック、48台接続にメリットを感じない人であれば、スペック的に機種変更する必要はないとも言えます。

【実機レビュー】編集部で「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を使ってみた

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01と外箱
▲端末が梱包された箱。SIMカードが同梱されています

編集部では実際に「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を購入し、様々な環境で使用しながらその性能と使い勝手を検証しました。

先に「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01をお得に購入できるプロバイダ」を知りたい方は次の見出しをお読みください。

設定はSIMカードを挿入するだけ

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を利用するには同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。

SIMカード

台紙からSIMカードを切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01のSIMスロット
▲スロットを開けるピンも同梱されています

本体下部のスロットを開き、引き出したトレイにSIMカードを乗せたら「カチッ」と音がするまで差し込みます。

SIMカードを挿入後、電源をONにすればセットアップは完了。
後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
▲スマホなどカメラ付き端末なら、QRコードを読むだけで簡単にWi-Fiへ接続できます

なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、下の画像の通り端末に表示されたQRコードを読み込むことで、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。

平日と週末に昼と夜の通信速度を測ってみた

スピードテスト
▲Wi-Fi接続したタブレットにて速度計測アプリを使用

Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」の速度チェックを行いました。
都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果(4G環境/無線)
平日
12:00
平均
平日
22:00
平均
週末
12:00
平均
週末
22:00
平均
下り速度 74.3Mbps 58.3Mbps 81.2Mbps 55.1Mbps
上り速度 57.8Mbps 42.5Mbps 44.3Mbps 27.8Mbps
Ping値 32ms 41ms 39ms 57ms

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回ずつ計測した合計6回の平均値、
※週末は土日に3回ずつ計測した合計6回の平均値を記載

平日・夜間・週末と、いつでもそこそこの速度が出る安定の通信品質と言えます。
なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、5G接続時には下り150Mbpsほどの速度になることもありました。

また、スマホとタブレットでYouTubeを視聴しながらPCでオンライン会議を行った際も、接続が切れる等、大きな問題はありませんでした。
通常用途での2〜3台使用であれば十分に利用できる結果となりました。

地下鉄(東京メトロ丸の内線・西新宿駅)のホームや車内でも利用してみた

続いて東京都市部を走る地下鉄「東京メトロ丸の内線・西新宿駅」でも速度テストを実施しました。

地下鉄駅にてSpeed Wi-Fi DOCK 5G 01を使用する編集部員
▲東京メトロ丸の内線・西新宿駅にて計測

結果は以下の通りで、拍子抜けするほど問題なくつながりました。
また、西新宿〜中野坂上間においては車中でもYouTubeの視聴はサクサクでした。

東京メトロ丸の内線・西新宿駅での検証結果
平日・昼平均 平日・夕方平均
下り速度 68.3Mbps 47.6Mbps
上り速度 12.4Mbps 15.8Mbps
Ping値 59ms 53ms
YouTube視聴
★5…快適
★4…良好
★3…可能
★2…困難
★1…不可
  • 評価:★★★★★
  • 感想:快適に視聴可能
  • 評価:★★★★★
  • 感想:夕方の駅構内とは思えないほどスムーズな視聴が可能
    画質を720pに上げても問題なし
web閲覧
★5…快適
★4…良好
★3…可能
★2…困難
★1…不可
  • 評価:★★★★★
  • 感想:ストレスなく、快適に閲覧可能
  • 評価:★★★★★
  • 感想:ページを切り替えてもサクサクと表示され、ノーストレスでweb閲覧が可能

※検証は12:00、18:00の前後1時間内、3回ずつ計測した平均値を記載。
YouTubeは画質480pで視聴、webは「Yahoo!」トップページを閲覧

高所や人混みでもつながるか試してみた

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01を夜の歌舞伎町で使用する編集部員
▲夜の新宿・歌舞伎町で計測

さらに人混みの中でのつながりやすさをチェックするべく、夜の新宿・歌舞伎町でも速度を計測してみました(※平日の21:00頃)。

人混みでの速度検証(4G)
下り速度 上り速度 Ping値
新宿・歌舞伎町 17.6Mbps 9.8Mbps 58ms

さすがの人混みの中では多少の速度低下が見られましたが、接続が切れるなどの致命的な現象は起こりませんでした。
屋外で、人の多い場所であっても使用は可能だと言えそうです。

続いて、高所でのつながりやすさを検証するべく、都内の高層マンション(16階)でも速度を計測しました。

都内マンション16FでSpeed Wi-Fi DOCK 5G 01を使用する編集部員
▲都内マンションの16Fにて計測

高所での速度検証(4G)
下り速度 上り速度 Ping値
高所
(マンション16F)
39.9Mbps 11.2Mbps 63ms

※検証は平日の午後(18〜24:00)に計測した6回の平均値。

今回調査した高層マンションでは、問題なくつながりました。
しかし、建物に屋内アンテナが設置されていない場合は、一般的に、高層階ほどつながりにくくなる可能性が高まります。

もし、通信状態が良くない場合はプロバイダへ相談してみることをおすすめします。

また、オフィスビルや大規模な施設であればビル自体に屋内アンテナが設置されていることも多く、高層階でもほぼ問題なく通信可能です。

同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか…を検証

複数端末でテスト実施
▲同時接続数は48台とのことでしたが…

ポケット型Wi-Fiは接続台数が増えると速度が落ちる傾向があります。
「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」は最大接続48台を謳っていますが、何台までストレスなく使えるのでしょうか?

編集部では同時接続による速度の変化をテストしてみました。

下り速度 上り速度 Ping値
1台(スマホのみ) 62.8Mbps 38.2Mbps 66ms
2台 43.4Mbps 26.2Mbps 75ms
3台 46.8Mbps 28.2Mbps 68ms
4台 39.2Mbps 32.8Mbps 84ms
5台 28.4Mbps 35.1Mbps 93ms
6台(スマホ5台数+PC1台) 26.5Mbps 33.2Mbps 94ms
7台(スマホ5台数+PC2台) 31.3Mbps 29.1Mbps 113ms
8台(スマホ5台数+PC3台) 28.7Mbps 33.0Mbps 136ms
9台(スマホ5台数+PC4台) 24.6Mbps 7.8Mbps 115ms
10台(スマホ5台数+PC5台) 20.2Mbps 5.8Mbps 135ms

※4G環境下にて検証
※各端末でYou Tube、TikTokを視聴した状態で計測した3回の平均値を記載

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結果は、5台目くらいから端末によって少しずつ遅延を感じるようになり、測定速度の数値にも低下が見られるようになりました。

しかし、予想に反して4台目までの接続では、体感も測定速度も問題ありませんでした。

一般的にポケット型Wi-Fiは一人暮らしに最適と言われますが、カップルなど2人暮らしでも、用途によっては十分となる可能性もありそうです。

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」をお得に契約できるプロバイダ2選

選択

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を利用するには、取扱いがあるプロバイダと契約する必要があります。
ここでは、お得に契約できるプロバイダを2つ紹介します。

最新機種が使えるおすすめのWiMAXプロバイダ2選

27,720円の端末を5,940円から購入できるUQ WiMAX

UQ WiMAX

UQ WiMAXは、KDDIグループのUQコミュニケーションズが運営しているため、信頼性が高いプロバイダです。

また実店舗があり、スタッフに相談しながら契約できるため、WiMAX初心者にもおすすめできます。

UQ WiMAXがおすすめな理由
  • ほぼ無条件の特典で端末が5,940円から購入できる
  • WiMAXの本家本元のため信頼性が高い
  • 実店舗があるので初心者も安心

UQ WiMAXでは、Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の端末代金が新規契約なら5,940円、端末変更なら9,900円になる割引キャンペーンを行っています(※2025年9月時点)。

UQ WiMAXの概要
運営会社 UQコミュニケーションズ株式会社
月額料金
  • 1〜13ヶ月:4,268円
  • 14ヶ月以降:4,950円
キャンペーン有無
(金額)
有り
端末代最大21,780円割引
初期費用 手数料:3,300円
解約違約金 なし
端末代 27,720円新規契約の場合5,940円
スマホセット割
  • au
    毎月最大1,100円/台
  • UQモバイル
    毎月最大1,100円/台
支払い方法
  • クレジットカード
  • 口座振替
初月日割 対応
※解約時も日割り

「UQ WiMAX」公式サイト

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24回払いで端末代が実質無料になるGMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBB WiMAXがおすすめな理由
  • 34,600円の高額キャッシュバック
  • 24回分割払いにすると端末代が実質0円になる
  • 電話でのサポートが受けられる

「GMO とくとくBB WiMAX」では24回分割払いで購入した場合、「端末分割払いサポート」として端末代相当(月1,155円×24ヶ月間)が割引され、実質無料になります。

また新規申し込みで34,600円、他社からの乗り換えで最大40,000円のキャッシュバックを行っています。


▲引用:公式サイト

「GMO とくとくBB WiMAX」は電話サポートを行っているので、直接話しながら相談したい人にもおすすめです。

GMOとくとくBB WiMAXの概要
運営会社 GMOインターネットグループ株式会社
月額料金
  • 1ヶ月目:1,375円
  • 2ヶ月目以降:4,807円
キャッシュバック有無
(金額)
  • 新規申し込み:34,600円
    ※指定オプション同時申し込みで2,000円増額
  • 他社からの乗り換え:最大40,000円
初期費用 手数料:3,300円
契約期間 なし
解約違約金 なし
端末代
  • 27,720円
  • 24回払い(月額1,155円)
    ※24回払いで実質無料
スマホセット割
  • au
    毎月最大1,100円/台
  • UQモバイル
    毎月最大1,100円/台
支払い方法 クレジットカード
初月の日割 対応

GMOとくとくBB WiMAX 公式サイト

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【基礎知識】WiMAXとは?

WiMAXは、UQモバイルなどを展開するUQコミュニケーションズが運営する、工事不要で利用できる高速なWi-Fiです。

現在提供されている通信規格「WiMAX +5G」は、2021年4月8日から開始されており、以前の「WiMAX 2+」に加え、auの5Gおよび4G LTE回線も利用可能になりました
それによって、安定した通信環境と高速通信が可能になっています。

ここからはWiMAXの基礎知識として、以下の項目について解説していきます。

WiMAXとは?
  • 20社以上のプロバイダが存在している
  • ポケット型Wi-Fiとホームルーターがある
  • 5Gをデータ無制限で利用できる
  • WiMAXの料金について解説
  • WiMAXの速度について解説
  • WiMAXのエリアについて解説

20社以上のプロバイダ(販売窓口)がWiMAXのサービスを提供

WiMAXは20社以上のプロバイダを通じて利用することができます。

プロバイダとは?

UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX回線の販売を行う事業者のこと。
わかりやすく言えば「販売代理店」のようなイメージです。

WiMAXのプロバイダは複数ありますが、どこで契約をしても利用する回線や端末は同じです。

違いは月額料金やキャッシュバックなどの「料金」、そして「サポート体制」です。

各プロバイダの特徴を把握し、どのプロバイダが自分に合っているのかを把握した上で契約するようにしましょう。

WiMAXにはポケット型Wi-Fi(モバイルルーター)とホームルーター(置くだけWi-Fi)がある

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01とSpeed Wi-Fi HOME 5G L13
▲左:ポケット型Wi-Fi/右:ホームルーター(引用:UQ WiMAX公式

WiMAXは持ち運び可能なポケット型Wi-Fiの他に、据え置き型のホームルーターがあります。

ホームルーターは工事不要で、コンセントに挿すだけで利用できることから「挿すだけWi-Fi」や「置くだけWi-Fi」とも呼ばれます。

移動先でもネットを利用したい人はポケット型Wi-Fi、自宅でWi-Fi環境をつくりたい人はホームルーターと、目的に合わせて選びましょう。
月額料金は同じです。

5Gをデータ無制限で利用できる

スマホの選択肢

WiMAXは現在、すべての機種が5Gに対応しており最大下り速度は4.2Gbps(ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps)と非常に高速です。
また、データ容量は実質的に無制限と言えます。

なお、WiMAX以外のポケット型Wi-Fiは、基本的に3GB〜100GBの月間データ通信量が定められています。
上限を超えて使用すると最大128kbpsの速度制限が発生します。

WiMAXであれば、ストレスなくWi-Fiを利用することが可能と言えます。

WiMAXの料金について解説

電卓

WiMAXを利用するために必要な料金について解説します。

  • 月額料金が期間に応じて変動することがある
  • WiMAXの料金プランは1つ
  • 解約時の費用は端末代残債と違約金
  • WiMAXの端末代

月額料金が期間でスライドする

多くのインターネットサービスにおける月額料金は、1年目〜2年目などの最初の数年間は月額割引が適用されるなど、利用しやすい料金設定になっています。

WiMAXも同様で、ほとんどのプロバイダの月額料金は期間により異なります

主要なWiMAXプロバイダの料金比較表
月額料金
UQ WiMAX 1〜13ヶ月目:4,268円
14ヶ月目以降:4,950円
BIGLOBE WiMAX 1ヶ月目:無料
2~25ヶ月目:3,278円
26ヶ月目以降:4,928円
GMOとくとくBB WiMAX 1ヶ月目:1,375円
2ヶ月以降:4,807円
カシモWiMAX 1ヶ月目:1,408円
2ヶ月目以降:4,818円

※ 解約金が発生する期間は解約金をプラス

WiMAXの料金プランは1つ

WiMAXのプランは基本的に1つのみとなっています。

WiMAXの本家であるUQ WiMAXの公式サイトを見てみると、「ギガ放題プラスS」「ギガ放題プラス」の2つがありますが、どちらも月額料金は同じです。

違いは端末の種類です。
「ギガ放題プラスS」は最新端末のポケット型Wi-Fiとホームルーターを対象にしています。
よって、WiMAXのプランは1つと考えて問題ありません。

プラン名 対象端末 月額料金
ギガ放題プラスS
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L13
  • Speed Wi-Fi 5G X12
  • Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
1〜13ヶ月 :4,268円
14ヶ月以降:4,950円
ギガ放題プラス
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L12
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L11
  • Speed Wi-Fi 5G X11
  • Galaxy 5G Mobile Wi-Fi

なお、ネットフリックスなどの動画サイトの利用をセットにしたプランなど、独自のプランを展開しているプロバイダもあります。

解約時の費用は端末代残債と違約金

WiMAXの解約時にかかる費用は基本的に「端末代の残債」と「解約違約金」です。

ただし、端末代の残債が発生するのは分割で支払っている場合のみで、支払いが完了する前に解約をすると一括請求されます。

またWiMAXのプロバイダの多くは解約金を設定していませんが、以下のプロバイダは解約金が発生します。

解約金が発生するWiMAXのプロバイダ
解約金 発生条件
Broad WiMAX 4,950円 更新月以外に解約した場合
Vision WiMAX 3,751円 初月~24ヶ月目に解約した場合

WiMAXの端末代

WiMAXで利用できる端末の代金をまとめました。

種類 名称 料金
ホームルーター 最新端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L13 27,720円
旧端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L12 21,780円
旧端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L11 21,780円
ポケット型Wi-Fi 最新端末 Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 27,720円
旧端末 Speed Wi-Fi 5G X12 27,720円
旧端末 Galaxy 5G Mobile Wi-Fi 21,780円

旧端末は在庫処分中のため、すでに取り扱いのないプロバイダがあります。

特にポケット型の「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は根強い人気がありますので、これらの旧端末を利用したい人は、早めに契約することをおすすめします。

SIMのみ契約で中古端末を購入して運用する方法もある

新規SIMのみ契約 ▲引用:UQ WiMAX公式

プロバイダではSIMカードのみを契約して、中古で購入した端末と一緒に使う方法もあります。
ただし、SIMカードのみを購入できるプロバイダは以下の2社のみです。

  • UQ WiMAX
  • BIGLOBE WiMAX

また、SIMのみ契約をする際には、SIMカードのバージョンを間違えないように注意しましょう。
最新端末である「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」に対応したSIMカードは「Ver.5」となります。

SIMのみ契約の運用方法とメリット・デメリット

SIMのみ契約のメリットは「端末を安く購入できる」ことです。
一方、ポケット型Wi-Fiゆえ、「商品の状態」には注意が必要です。

SIMのみ契約のメリット SIMのみ契約のデメリット
  • 端末を安く購入できる
  • 好きな端末を利用できる
  • 内蔵バッテリーの容量が少ない

特に注意したいのが、スマホなどと同様にバッテリーの状態です。

一般的な中古であれば、一定期間は使用された端末です。
そのため、バッテリーは「減っている」と考えましょう。

どんなに安くても、バッテリー(電池)が持たないポケット型Wi-Fiであれば、あまりお得な買い物とは言えません…。

その他、液晶の汚れや筐体全体のコンディションなど、購入の際は端末の状態についてしっかり確認しましょう。

WiMAXの速度について解説

スピードテスト結果

ここからは、WiMAXの速度について解説していきます。

WiMAXの速度について知っておきたいこと
  • WiMAXの下り最大速度は4.2Gbpsと高速
  • 速度制限は撤廃され実質無制限
  • 現行端末はすべて5Gに対応

現在WiMAXで提供されているサービス「WiMAX+5G」では、下り最大4.2Gbps(モバイルルーターは3.9Gbps)の高速通信が可能です。

また、以前は「3日間で15GB以上利用すると速度制限」がかかっていましたが、現在は撤廃されています
そのため、実質データ無制限で利用できます

WiMAXの下り最大速度は4.2Gbpsで実測値も速い

前述した通り、WiMAXの下り最大速度は4.2Gbps(ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps)を誇ります。

実際の速度である下り実測値を見てみても、その速さは歴然。

ポケット型Wi-Fiでは最も速度が速いドコモとほぼ同レベルであることがわかります。

モバイルルーターの実測値比較
種類 下り実測値
UQ WiMAX
(Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)
WiMAX 134.3Mbps
ドコモ
(Wi-Fi STATION SH-54C)
キャリア 173.4Mbps
ソフトバンク
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
キャリア 80.3Mbps
楽天モバイル
(Rakuten WiFi Pocket 2C)
キャリア 27.8Mbps
AiR WiFi
(U3)
クラウドSIM 19.6Mbps

※実測値は「みんそく」より

なお、下り速度は速いに越したことはありませんが、必要な速度の目安は以下となっています。

■必要な下り速度の目安
通信速度ごとの快適度イメージ

動画を視聴する際など、下り速度は20〜30Mbps程度あれば、快適に楽しむことができるでしょう。

3日で15GBの「速度制限」はすでに撤廃されている

再生エラーが発生している端末

WiMAXではこれまで「直近3日間の通信量が合計10GB以上」の場合、通信速度を制限していました。

この厳しい速度制限は2022年2月1日より撤廃されています。

ただし、公式サイトには「一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」と記載があり、完全に無制限で使えるわけではありません。

それを受けて、編集部では1日10GB以上利用してみましたが、速度制限はありませんでした。
通常使用において、速度制限を心配する必要はそれほど無いと言えるでしょう。

WiMAX +5Gの対応エリア

WiMAX +5Gの対応エリア
▲引用:公式サイト

「WiMAX +5G」では、WiMAX2+回線に加えてauの5G回線や4GLTE回線も使用できるため、日本全国の広い範囲で利用することができます。

対応エリアに不安がある人は「Try WiMAX」でお試しをするか、UQ WiMAXの公式サイトで申し込む前に確認しておきましょう。

なお、WiMAXは海外では利用することができません
海外旅行などでの利用を想定している人は注意してください。

【基礎知識】ポケット型Wi-Fiとは?

ポケットwifiの端末

軽量で持ち運びができるWi-Fi端末として人気のポケット型Wi-Fiは、WiMAXを含めて3つのタイプに分類されます。

ここからはそれぞれの特徴を解説していきますので、参考にしてください。

ポケット型Wi-Fiの3つのタイプとは?

ポケット型WiFi・回線別グループ

ポケット型Wi-Fiは上図のように、「WiMAX」「キャリア系」「クラウドSIM系」の3つに分けられます。

それぞれの特徴は以下の通りです。

回線別ポケット型Wi-Fiの比較
回線 主要サービス 下り最大速度 データ容量 月額料金
WiMAX
  • WiMAX
  • au(5Gを含む)
  • UQ WiMAX
  • BIGLOBE WiMAX
  • GMOとくとくBB WiMAX
  • カシモWiMAX など
3.9Gbps 無制限 約4,500円
キャリア系 各キャリア回線
  • docomo
  • SoftBank
  • ドコモ(Wi-Fi STATION)
  • ソフトバンク(Pocket WiFi)
  • ドコモ
    4.9Gbps
  • ソフトバンク
    3.0Gbps
    ※ともに最新端末
30,50GB
※データシェアプランの場合
約1,000〜7,300円
クラウドSIM
  • docomo
  • SoftBank
  • au
  • AiR-WiFi
  • THE WiFi
  • MUGEN WiFi
  • MONSTER MOBILE など
150Mbps 100GB以内 約2,000〜4,000円

キャリア系ポケット型Wi-Fiは速いが高額

キャリア系ポケット型Wi-Fiのメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 5G対応で通信速度が速い
  • 通信環境が安定している
  • 実店舗で契約できる
  • 端末代が高額
  • 月額料金が高い

ドコモとソフトバンクが提供するのが「キャリア系」ポケット型Wi-Fiです。

auはポケット型Wi-Fiを扱っていますが、回線・端末ともにWiMAXと同じため、キャリア系ではなくWiMAXと認識して問題ありません。

また、楽天モバイルも「キャリア系」に属するものの、5G非対応であることからキャリア系からは外れます。

キャリア系のポケット型Wi-Fiの通信回線は、ドコモならドコモの回線、ソフトバンクならソフトバンクの自社回線となり、どちらも5G対応で高速通信が可能です。

一方で、キャリア系は端末代も月額料金も高額であるというデメリットがあります。
そのため、両社ともに「スマホを親回線として、安価でデータをシェアするプラン」を展開しています。

ただし、安価でポケット型Wi-Fiを利用できる代わりに、データ量は無制限ではなくなってしまいます。

速くはないが安価なクラウドSIM系のポケット型Wi-Fi

メリット デメリット
  • 3回線が利用でき、対応エリアが広い
  • 月額料金が安い
  • 端末やプランの選択肢が多い
  • 端末は基本的にレンタル
  • 5Gには未対応
  • 通信速度は速くない
  • 実店舗がなく、契約や問い合わせはすべてオンラインで行う

「ZEUS WiFi」や「AiR-WiFi」などは、クラウドSIM型のポケット型Wi-Fiに分類されます。
データ容量は最大100GBが一般的で、月額料金は3,000円台が主流と、キャリア系に比べて安いのが特徴です。

クラウドSIMとは、クラウド上でSIMを使える仕組みを指します。
ドコモなどのキャリア系はWi-Fiはルーター内にSIMカードをセットして利用しますが、クラウドSIM型ではSIMカード不要でWi-Fiが利用できます。

通信回線は、docomo、SoftBank、auの3回線が利用できます。

クラウドSIMの仕組み

利用状況に応じて最適な回線が自動接続されるため、1回線のキャリア系よりも対応エリアが広いという特徴があります。

ただし、編集部での検証においてはほぼ100%ソフトバンク回線に接続されました。

また、クラウドSIM系のポケット型Wi-Fiは5G未対応のため、ポケット型Wi-Fiのなかで最も速度が遅いという点がデメリットです。

4K動画の視聴やオンラインゲーム、複数台でガンガンWi-Fiを利用したい人には不向きと言えるでしょう。

コストとスペックのバランスが良いWiMAX

WiMAXポケット型Wi-Fiのメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 5G対応で通信速度が速い
  • 通信環境が安定している
  • UQ WiMAXは実店舗で契約できる
  • クラウドSIM系よりも月額料金が高い
  • 基本的には端末代が発生する

WiMAXでは、UQコミュニケーションズ株式会社が提供しているWiMAX回線を利用したポケット型Wi-Fiを利用できます。

キャリア系と同様に5G対応で、月額料金も4,000円代とコスパの良さが魅力です。

クラウドSIMよりはコストがかかりますが、WiMAXは速度と料金のバランスが最も優れているポケット型Wi-Fiといえます。

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」やWiMAXに関するよくある質問

クエスチョンマーク

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」やWiMAXに関するよくある質問をまとめました。

設定方法や取扱説明書の確認先は?

端末の初期設定についてや、取り扱い説明書はUQ WiMAXの公式サイトの「取扱説明書関連ページ」に記載があります。
取扱説明書のほか、「ご利用の準備」「基本操作」なども確認できます。

速度が遅い時の対処法は?

ローディング中のイメージ
速度が遅い時の対処法
  • 端末を再起動する
  • 設置場所を変更する
  • 周波数を変更する

速度が遅い場合、まずは端末を再起動してみましょう。
再起動の方法はマニュアルや説明書に記載されています。

設置場所を変えるのも有効な方法です。
部屋や場所によって、繋がりやすさが違うこともあるので試してみてください。

また、WiMAXは5GHzと2.4GHzの2つの周波数を利用することができます。
5GHzは障害物に弱い代わりに速度が速いのが特徴で、2.4GHzは速度は遅めですが障害物に強い特徴があります。

速度が遅い要因によって最適な周波数は違いますが、周波数を変えることで速度の改善が期待できます。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01は海外でも利用できる?

世界地図

「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」に限らず、WiMAXのすべての端末は海外では利用できません
旅行などでモバイルルーターを利用したい場合は、空港などで滞在先に対応したポケット型Wi-Fiをレンタルしましょう。

クレジットカード以外の支払い方法はある?

クレジットカード

WiMAXでの支払いはクレジットカードが主流ですが、口座振替に対応しているプロバイダがあります。

口座振替対応可能なWiMAXプロバイダ
口座振替手数料 月額料金※1
BIGLOBE WiMAX 220円 1ヶ月目:無料
2~25ヶ月目:3,278円
26ヶ月目以降:4,928円
UQ WiMAX 無料 1〜13ヶ月目:4,268円
14ヶ月目以降:4,950円
Broad WiMAX 220円 1ヶ月目:990円(日割り計算)
2~37ヶ月目:3,773円
38ヶ月目以降:4,950円

※1 契約期間あり・なしがある場合は「あり」の料金を反映

ドック(クレードル)は何ができる?

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

同梱されているドックに置くことで通信状態が安定します。
また、常時通電しているため充電切れのリスクを防ぐことができ、据え置き型のような使い方ができるようになります。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01のLANポート

背面には有線LANポートもあるため、PCなどへ接続し、より高速で安定した通信環境を構築することも可能です。

プロバイダへの申し込み手続き方法は?

WiMAXのプロバイダは、すべてオンラインでの申し込みが可能です。
申し込み方法はプロバイダごとに異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。

申し込み完了後、最短翌日発送・通常2日〜1週間程度で端末が届きます。

申し込み手順
STEP1 Webフォームから申込み
STEP2 料金プランや端末を選択し契約者情報などの必要事項を入力
STEP3 完了

なお、UQ WiMAXでは実店舗での契約も可能になっています。
相談しながら契約をしたい人やオンラインでの手続きが不安な人にはおすすめです。

問い合わせ先はどこ?

問い合わせ先はプロバイダごとに異なります。

契約前、契約後のほか、プラン変更や機種の故障など、問い合わせの内容により窓口が異なるケースがあるので、契約したプロバイダの問い合わせ先は、ブックマークをしておくと良いでしょう。