Speed Wi-Fi HOME 5G L13 を徹底解剖!実機検証でわかったスペックや注意点は?

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SpeedWiFiHOMEを徹底解剖

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」はWiMAXホームルーターの最新機種です(2023年6月1日発売)。

下り最大4.2Gbpsという圧倒的な速度を誇り、これからWiMAXを新規契約しようと考えている人には間違いなくおすすめできる端末です。

また、5G未対応の旧式端末を利用中の人にも、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」への機種変更を強くおすすめします。
速度向上のほか、5G通信への対応速度制限の撤廃など、多くのメリットがあるからです。

一方、現在「Speed WiFi HOME 5G L12」「Speed WiFi HOME 5G L11」をお使いの方は、充分ハイスペックな端末のため、基本的にそのまま使い続けても良いでしょう。

この記事では、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の概要や他端末との比較、おすすめのプロバイダなどを解説します。

当編集部による検証・レビューも行っているので、ぜひ端末選びの参考にしてください。

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WiMAX最新機種「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を徹底解説

Speed Wi-Fi HOME 5G L13

ここからはWiMAXの最新機種「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」について詳しく解説していきます。

スペックやメリット・デメリットのほか、他社ホームルーターや現行端末との違いなど…気になるポイントを整理していきましょう。

旧端末「Speed WiFi HOME 5G L12」「Speed WiFi HOME 5G L11」との比較

Speed Wi-Fi HOME 5G L13、L12、L11

▲引用:UQ WiMAX公式

まずはWiMAXの現行機種である「L12」「L11」と比較しました。
名前の通り「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」はこれらの端末の後継機にあたります。

3端末の違いは以下の通りです。

Speed Wi-Fi HOME 5G L13と旧端末の比較
端末 価格 下り最大速度 サイズ 重量 最大接続数 5G SA
Speed Wi-Fi HOME 5G
L13
27,720円 4.2Gbps 約W100×H207×D100㎜ 約635g 32台 対応
Speed Wi-Fi HOME 5G
L12
21,780円 2.7Gbps 約W101×H179×D99mm 約446g 40台 非対応
Speed Wi-Fi HOME 5G
L11
21,780円 2.7Gbps 約W70×H182×D124mm 約599g 30台 非対応

表の通り、Speed Wi-Fi HOME 5G L13は下り速度が大きく向上しています。

とはいえ、どの端末も充分な下り速度があるため、動画視聴などの用途では体感できるほどの差はありません。

3機種の特徴をまとめると以下となります。

WiMAXホームルーター3機種の特徴
  • もっとも速いのはL13
  • 唯一「5G SA」に対応しているのがL13
  • もっとも軽いのはL12
  • 最も多く同時接続できるのはL12

Speed Wi-Fi HOME 5G L13は3台の中で唯一「5G SA」に対応しており、より高速で低遅延な通信環境を得られる可能性があります。

5GSAとは

▲「5G SA」対応エリアは順次拡大中(画像引用元:UQ WiMAX公式

ただし、「5G SA」のエリアはまだまだ拡大途中のため、広範囲で利用できる状態になるには時間がかかりそうです。

「5G SA」とは?

「SA」はスタンドアローンの略です。
その名の通り、コア設備や基地局といった設備を5G専用の技術で構成することで、高速・大容量の通信が可能となります。
なお、前身となる「NSA」はコア設備が4G向けだったため、4Gとネットワーク設備を共有していました。

他社ホームルーターと最新機種のスペックを比較

ホームルーター

続いて、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」のスペックを、大手キャリアのホームルーターと比較しました。

WiMAXとキャリア系ホームルーターを比較
回線
(端末)
端末代 下り
最大速度
下り
実測値
サイズ
(mm)
重量 最大
接続数
WiMAX
(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)
27,720円 4.2Gbps 175.1Mbps 約100×207×10 約635g 32台
ドコモ
(home 5G HR02)
71,280円
※3年利用で実質無料
4.2Gbps 206.2Mbps 約170×95×95 約847g 66台
ソフトバンク
(Airターミナル5)
71,280円
※3年利用で実質無料
2.1Gbps 103.1Mbps 約225×103×103 約1086g 128台
楽天モバイル
(Rakuten Turbo 5G)
41,580円 2.1Gbps 66.9Mbps 約148×110×110 約774g 128台

最大通信速度や実測値をみると、WiMAXのSpeed Wi-Fi HOME 5G L13はドコモの次に速いことがわかります。

これだけの下り速度があれば、4K動画の視聴などでもまったく問題ないでしょう。

また端末代金は、4台の中でWiMAXがもっとも安価です。
キャリアは長期利用による割引があるものの、ドコモやソフトバンクのホームルーターは7万円以上と高額です。

楽天モバイルは2社に比べると4万円台と安いですが、それでもSpeed Wi-Fi HOME 5G L13と比較すると割高感が否めません。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」のメリットは何?

メリット

WiMAX端末、そして他社端末との比較から、 Speed Wi-Fi HOME 5G L13のメリットは以下となります。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」 メリット
他社との比較 WiMAX他機種との比較
  • 端末代金が安い
  • 登録住所以外で使用できる
  • 最大速度が向上
  • 5Gより高速な「5G SA」に対応

Speed Wi-Fi HOME 5G L13を他社ホームルーターと比較した場合のメリットは2点です。

まず、WiMAXのホームルーターは、他社に比べて端末代が安いこと。
そして、登録住所以外の場所での使用が可能なことです。
(他社ホームルーターは、契約時に登録した住所以外での使用が禁止されています。)

そのため、長期出張や旅行の際に持ち出しが可能です。

続いてWiMAXの旧機種と比べた場合のメリットは、最大速度の向上です。

下り速度だけではなく、Speed Wi-Fi HOME 5G L13の上り最大速度も183Mbpsから286Mbpsへと向上しています。

上り速度が上がることで、SNSへの投稿やオンライン会議ツールの利用がより快適になることが期待できるでしょう。

また、前述の通りSpeed Wi-Fi HOME 5G L13は「5G SA」に対応しています。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」のデメリットは?

デメリット

WiMAX端末、そして他社端末との比較からSpeed Wi-Fi HOME 5G L13のデメリットは以下となります。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」 デメリット
他社との比較 WiMAX他機種との比較
  • 実測値ではドコモより劣る
  • 端末価格が高い
  • 重量がアップした

他社ホームルーターと比べた場合、デメリットはほぼ無いと考えて問題ありません。
ドコモ(home 5G HR02)よりも下り実測値は劣るものの、体感できるほどの差はありません。

一方で、WiMAXの旧型機種と比べると、端末代金と重量がUPしています。

重量に関しては最軽量だったL12に比べると約446gから約635gへアップしています。
しかし、その差はせいぜいスマホ1台分程度(iPhone13が173g)なので、それほど気にする必要はなさそうです。

ただし、端末価格については5,940円の差があります。
そのため、現在「Speed WiFi HOME 5G L12」「Speed WiFi HOME 5G L11」をお使いの方は、そのまま使い続けても良いでしょう。

【実機レビュー】編集部が「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を実際に使ってみた

Speed Wi-Fi HOME 5G L13外箱

編集部では使用感なども知るために、WiMAXを契約しSpeed Wi-Fi HOME 5G L13を購入しました。
セットアップから速度検証まで、編集部によるレビューをお届けします。

設定はSIMカードを挿入するだけ

Speed Wi-Fi HOME 5G L13を利用するには同梱されているSIMカードを本体へ挿入する必要があります。

Speed Wi-Fi HOME 5G L13のSIMカード

▲SIMカードは画像のように台紙の状態で同梱されています

台紙からSIMカードを切り離したら、本体底部のスロットへ差し込みます。
切り離す際にSIMカードが折れないように注意してください。

本体底部のスロット

▲底のフタを開けてSIMカードを差し込んだ状態

SIMカードを挿入後、電源をコンセントへ挿します。
フロントのランプがオレンジから緑になればセットアップは完了。

フロントの緑ランプ

▲緑のランプに変わったらWi-Fi接続が可能となります

後は、スマホなどのWi-Fiを使用したい端末を接続するだけです。

なお、Wi-Fi接続には「SSID」と「パスワード」の入力が必要ですが、SIM挿入口付近にはWi-Fi接続用のQRコードがあります。
これをカメラで読み込めば、簡単にWi-Fiへ接続することもできます。

平日と週末に昼と夜の速度を測ってみた

Wi-Fi接続が確認できたところで、さっそく速度チェックを行いました。

速度チェック

都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果
平日12:00平均 平日22:00平均 週末12:00平均 週末22:00平均
下り速度 119.0Mbps 71.7Mbps 101.4Mbps 89.1Mbps
上り速度 12.9Mbps 10.7Mbps 13.8Mbps 14.6Mbps
Ping値 39ms 43ms 42ms 40ms

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回づつ計測した合計6回の平均値
※週末は土日に3回づつ計測した合計6回の平均値を記載

ご覧の通り、平日・夜間・週末と、いつでも一定以上の速度が出る安定の通信品質と言える結果になりました。

なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、5G接続時には200Mbpsほどの速度になることも。
5Gエリアでの利用を想定している人であれば、高速通信の恩恵を受けられるでしょう。

同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか…を検証

同時接続

続いて、編集部の企画会議で同時接続時の速度や安定性を検証してみました。

WiMAXは接続台数が増えると速度が落ちる傾向があると言われますが、Speed Wi-Fi HOME 5G L13は何台までストレスなく使えるのでしょうか?

検証概要
  • 場所………東京都新宿区
  • 日時………2024年2月3日(土)17:00頃
  • 使用端末…PC(Win/Mac混在)×5台
         スマホ(iOS/Android混在)×5台
  • 検証方法…参加者5名が以下を実施
  1. 各自のPCを「L13」へ接続し、オンライン会議へ参加
  2. 各自のスマホを1台づつ「L13」へ接続し、YouTubeの視聴を開始
  3. 速度遅延などが起こるまで(2)の接続台数を増やしていく

※検証時のオンライン会議は「Google Meet」を利用

PCでのオンライン会議と、スマホでのYouTube視聴をSpeed Wi-Fi HOME 5G L13で行った結果は以下の通りです。

検証結果
  • PC×5台接続時のオンライン会議では問題なし
  • 10台同時接続時でも下り速度は81.3Mbpsと高速
  • 同時接続9台目、10台目のスマホにて軽微な遅延が発生

時間や場所といった環境や用途にも依りますが、同時接続端末が10台程度なら問題なく利用できると言えそうです。

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「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を利用する方法は2つある

AorB

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を利用するには、以下の2つの方法があります。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を取り扱っているプロバイダと契約する方法であれば、新品端末を購入し、安心して利用することができます。

Wi-Fiやネットワークについて知見のある人なら「中古端末+SIMのみ契約」によって、お得に利用することも可能です。

ここではそれぞれの方法について、詳しく解説していきます。

【新品契約】最新機種が使えるおすすめのWiMAXプロバイダ2選

recommended

WiMAXには20社以上ものプロバイダがあり、プロバイダごとに扱っている機種に違いがあります。

Speed Wi-Fi HOME 5G L13をお得に使うには、最新機種を扱っていて、かつ安く購入できるプロバイダを選ぶべきです。

ここでは、端末代が安くなる、または無料になるお得なプロバイダを2つ紹介します。

Speed Wi-Fi HOME 5G L13」が安く使えるおすすめプロバイダ2選
  • 27,720円の端末が7,920円から購入できる「UQ WiMAX」
  • 33,000円キャッシュバックがある「GMOとくとくBB WiMAX」

それぞれ詳しく解説していきます。

27,720円の端末が7,920円から購入できるUQ WiMAX

UQ WiMAX ロゴ

UQ WiMAXは、KDDIグループのUQコミュニケーションズが運営しているため、信頼性が高いプロバイダです。

また実店舗があり、スタッフに相談しながら契約できるため、WiMAX初心者にもおすすめできます。

UQ WiMAXがおすすめな理由
  • ほぼ無条件の特典で端末が7,920円から購入できる
  • WiMAXの本家本元のため信頼性が高い
  • 実店舗があるので初心者も安心
UQ WiMAXおトク割

▲引用:公式サイト

UQ WiMAXでは、Speed Wi-Fi HOME 5G L13の端末代金が新規契約なら7,920円、端末変更なら9,900円になる割引キャンペーンを行っています(※2024年9月時点)。

割引を受けるには、対象機種を購入し、かつ対象プラン(ギガ放題プラスS/ギガ放題プラスS Netflixパック)に加入する必要があります。

とはいえ、ギガ放題プラスSはUQ WiMAXのスタンダードプランなので、実質新規の契約者全員がキャンペーン適用になるといえます。

UQ WiMAXの概要
運営会社 UQコミュニケーションズ株式会社
月額料金
  • 1〜13ヶ月:4,268円
  • 14ヶ月以降:4,950円
キャンペーン有無(金額)
    有り
    端末代最大19,800円割引
初期費用 手数料:3,300円
解約違約金 なし
端末代 27,720円→新規契約の場合7,920円
スマホセット割
  • au
    毎月最大1,100円/台
  • UQモバイル
    毎月最大1,100円/台
支払い方法
  • クレジットカード
  • 口座振替
初月日割 対応
※解約時も日割り

UQ WiMAXの公式サイトはこちら

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33,000円キャッシュバックで端末代が安くなるGMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBB×WiMAX ロゴ
GMOとくとくBB WiMAXがおすすめな理由
  • 33,000円の高額キャッシュバックあり
  • 36回分割払いにすると端末代が実質0円になる
  • 電話でのサポートが受けられる

「GMO とくとくBB WiMAX」では新規申し込みで33,000円、他社からの乗り換えで最大40,000円のキャッシュバックを行っています。

GMOとくとくBB WiMAXの33,000円キャッシュバック
▲引用:公式サイト

また端末を36回分割払いで購入した場合、「端末分割払いサポート」(月770円×36ヶ月間割引)が適用され、端末代が実質無料になります。
最新端末を安く購入したい人にはおすすめです。

「GMO とくとくBB WiMAX」は電話サポートを行っているので、直接話しながら相談したい人にもおすすめです。

GMOとくとくBB WiMAXの概要
運営会社 GMOインターネットグループ株式会社
月額料金
  • 1ヶ月目:1,375円
  • 2ヶ月目以降:4,807円
キャッシュバック
  • 新規申し込み:33,000円
    ※指定オプション同時申し込みで2,000円増額
  • 他社からの乗り換え:最大40,000円
初期費用 手数料:3,300円
解約違約金 0円
端末代
  • 27,720円
  • 36回払い(月額770円)
    36回払いで実質無料
スマホセット割
  • au
    毎月最大1,100円/台
  • UQモバイル
    毎月最大1,100円/台
支払い方法 クレジットカード
初月日割 対応

GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトはこちら

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「SIMのみ契約」で中古端末を購入して運用する方法もある

新規SIMのみ契約

▲引用:UQ WiMAX公式

Speed Wi-Fi HOME 5G L13を中古で購入し、SIMのみプロバイダと契約する方法もあります。
ただし、「SIMのみ契約」ができるプロバイダは「UQ WiMAX」と「BIGLOBE WiMAX」の2社だけです。

「SIMのみ契約」に際して注意したいのは「SIMカードのバージョン」についてです。
WiMAXの現行機種に対応しているSIMカードにはVer.4とVer.5があり、それぞれ対応端末が異なります。

SIMカードVer.4とVer.5

▲左はver.4、右がver.5のSIMカードです

Speed Wi-Fi HOME 5G L13で利用できるSIMカードは「Ver.5」となります。

間違ってVer.4のSIMカードを契約・購入してしまうと、端末側で認識されず使用できませんのでご注意ください。

SIMのみ契約の運用方法とメリット・デメリット

「SIMのみ契約」のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 端末を自身で安く購入できる
  • 購入済みの端末を利用できる
  • 端末の状態が劣化している
  • 補償加入や特典受け取りに制限がかかる
  • 契約できるプロバイダは2社のみ

「SIMのみ契約」最大のメリットは、端末代を安くできることです

フリマアプリやAmazonなどのネットショップでは、さまざまなWiFiの中古端末を販売しています。

編集部が調査したところ「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の相場はおよそ8,000円~16,000円程度と、新品(27,720円)の約半分の価格でした。

また、すでにSpeed Wi-Fi HOME 5G L13を購入済であれば、乗り換え時にそのまま端末を利用するという選択肢があります。

しかし、中古端末を購入する場合は端末の状態などがわからず、補償もないというリスクが存在します。
一般的に、新品のWiFi端末の耐用年数は4〜5年程度といわれており、中古端末はそれよりも短いと考えられます。

また、プロバイダのキャンペーン特典などでは「端末購入」が条件となっている場合があります。

上記のメリットとデメリットを総合的に判断して、「お得」であると確信ができる人以外には「SIMのみ契約」はおすすめしません

SIMのみ契約におすすめ!長期利用ならBIGLOBE WiMAXが最安

「BIGLOBE WiMAX」がおすすめな理由
  • 半年程度の利用なら最安プロバイダ
  • GMOとくとくBB WiMAXに続いて支払総額が安い
  • キャッシュバックの手続きが簡単で、最短翌月に受け取れる

BIGLOBE WiMAXのメリットとして、まず挙げられるのが月額料金の安さです。

初月無料で、解約料も発生しないため安心して利用開始できます。

また、11,500円のキャッシュバックを実施しています(※2024年9月現在)。

契約後に連絡したメールアドレスに届く案内メールに必要事項を記入して返信すると、翌月には振り込みが完了します。

BIGLOBE WiMAX+5Gの概要
運営会社 ビッグローブ株式会社
月額料金
  • 1ヶ月目:無料
  • 2~25ヶ月目:3,278円
  • 26ヶ月目以降:4,928円
キャッシュバック有無(金額) 有(11,500円)
初期費用 手数料:3,300円
解約違約金 なし
スマホセット割
  • au
    毎月最大1,100円/台
  • UQモバイル
    毎月最大1,100円/台
支払い方法
  • クレジットカード
  • 口座振替
初月日割 ×
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WiMAXの旧端末(WiMAX 2+)ユーザーは最新機種へ乗り換えないと損!

WiMAXの旧端末

5G非対応の端末を利用している「WiMAX 2+」ユーザーは、WiMAXの通信スペックを引き出すためにも最新機種への乗り換えをおすすめします。

乗り換えがおすすめの旧端末
  • WiMAX HOME 01
  • WiMAX HOME 02
  • Speed Wi-Fi HOME L01/L01s
  • Speed Wi-Fi HOME L02

乗り換えをおすすめする理由はシンプルに、メリットしかないからです。

現行の「WiMAX +5G」では、「WiMAX 2+」「au 4GLTE」「au 5G」の3回線を利用できるようになり、さらにつながりやすくなりました

さらに、3日間の通信量を理由とした速度制限も廃止されており、実質データ無制限で利用することが可能です。

通信速度や速度制限の煩わしさをなくすためにも、最新機種への乗り換えがおすすめです。

WiMAXの乗り換え先におすすめのプロバイダ3選

レコメンド

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」への乗り換えは、新規申し込みと同じく、以下の2つのプロバイダがおすすめです。

乗り換えにおすすめのプロバイダ

【基礎知識】ホームルーターとは?

テレビの横に置かれたホームルーター

ホームルーターとは工事が不要で、コンセントを挿すだけでWi-Fi環境が作れる据え置き型の端末のことです。
そのため「置くだけWi-Fi」や「挿すだけWi-Fi」とも呼ばれます。

小型なポケット型Wi-Fi(=モバイルルーター)が屋外での利用も想定しているのに対し、ホームルーターは自宅など屋内での利用が前提となっています。

ホームルーターはポケット型Wi-Fiよりも通信品質が安定していますが、光回線に比べると通信速度や安定性は劣ります

また、WiMAX以外のホームルーターは、基本的に持ち出しができません。
通勤・通学などの屋外でWi-Fiを利用するなら、ポケット型Wi-Fiがおすすめです。

WiMAXの最新端末Speed Wi-Fi 5G X12を徹底解剖!実機検証でわかったスペックや注意点は?↗

ホームルーターはWiMAXまたはキャリア系が提供するWi-Fiサービス

メリット&デメリット

ホームルーターは「WiMAX」のほかにも通信キャリア(ドコモ、ソフトバンクなど)が提供しています。

WiMAXとキャリア系ホームルーターを比較
回線
(端末)
端末代 下り
最大速度
下り
実測値
サイズ
(mm)
重量 最大
接続数
WiMAX
(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)
27,720円 4.2Gbps 175.1Mbps 約100×207×10 約635g 32台
ドコモ
(home 5G HR02)
71,280円
※3年利用で実質無料
4.2Gbps 206.2Mbps 約170×95×95 約847g 66台
ソフトバンク
(Airターミナル5)
71,280円
※3年利用で実質無料
2.1Gbps 103.1Mbps 約225×103×103 約1086g 128台
楽天モバイル
(Rakuten Turbo 5G)
41,580円 2.1Gbps 66.9Mbps 約148×110×110 約774g 128台

ドコモやソフトバンクなどキャリア系のホームルーターは通信速度が速い一方、端末代金や月額料金が高額になります。

同じくキャリア系の楽天モバイルは実測値が遅いため、ホームルーターとしての利点が薄いといえます。

表を見てみると、WiMAXの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は、下り最大速度や実測値がドコモやソフトバンクの最新端末と大差ありません。
最大同時接続台数は劣るものの、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

ドコモ、ソフトバンク、WiMAXのホームルーターについて、それぞれ解説していきます。

光回線クラスの下り最速を誇るドコモ「home 5G」

home 5Gのキャプチャ画像

▲引用:公式サイト

ドコモのホームルーター「home 5G」について解説します。
まずはメリットとデメリットを見てみましょう。

ドコモ「home 5G」のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 下り通信速度が最速クラス
  • 対応エリアが広い
  • ドコモのスマホセット割がある
  • 上り速度、Ping値は光回線より大きく劣る
  • ドコモユーザー以外は利用料が高額

ドコモのホームルーター「home 5G」の下り速度はホームルーターの中で最速、実測値も200Mbps以上と光回線に劣りません。

また、ドコモ回線を利用するため対応エリアが広く、地方にお住まいの人でも高速通信が体験できます。

ドコモユーザーであれば、スマホ代が1台あたり毎月最大1,100円割引になるスマホ割を利用することで月額3,000円台での利用が可能です。

一方、ドコモに限らずホームルーターは「上り速度」と「Ping値」が光回線より大きく劣ります
そのため、反応速度が重要なオンラインゲームなどではストレスを感じる可能性があるでしょう。

また、ドコモユーザー以外の人にとっては月額料金が割高で、現金でのキャッシュバックもないため、安さを重視する人は他社のホームルーターがおすすめです。

home 5Gの基本情報
回線ドコモ
運営会社ドコモ
契約期間なし
データ容量無制限
契約期間なし
最大速度(下り)HR02:4.2Gbps
実測値206.15Mbps
速度制限なし
端末代71,280円 ※実質無料
事務手数料3,850円
※オンラインショップは無料
月額料金4,950円
スマホ割ドコモ:毎月最大1,100円割引/台
キャンペーン
  • オンラインショップ限定:dポイント15,000pt還元
  • ドコモショップ限定:dポイント10,000pt還元
  • 端末代を36回払いにすると同額が割引となり実質無料に
支払い方法
  • クレジットカード
  • 口座振替

ドコモ home 5Gの公式サイト

ソフトバンク・ワイモバイルユーザにお得な「SoftBank Air」

SoftBank Airのキャプチャ画像

▲引用:公式サイト

ソフトバンクのホームルーター「SoftBank Air」について解説します。
メリットとデメリットは以下の通りです。

ソフトバンク「SoftBank Air」のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • ソフトバンク、ワイモバイルのスマホ割がある
  • 端末代金が実質無料になる
  • 他社からの乗り換え金負担がある
  • 夜間は速度が遅くなる傾向がある

「SoftBank Air」は、ソフトバンク・ワイモバイルスマホとのセット割に対応しています。

お使いのスマホや加入プランに応じて、1台あたり毎月最大1,188円の割引が適用され、家族も含めた最大10回線が割引対象になります。

家族3人でソフトバンクのスマホを利用している場合、セット割で毎月3,564円、年間だと42,768円もお得になる計算です。

また「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」を利用することで、他社からの乗り換えにかかる費用を負担してくれます。

満額還元

▲画像は公式より

ただし、「SoftBank Air」は夜間帯の通信速度が遅くなるという傾向があります。

SoftBank Air(Airターミナル5)の実測値
時間帯 下り平均速度
117.5Mbps
83.3Mbps
夕方79.4Mbps
67.7Mbps
深夜111.9Mbps

参考:みんなのネット回線速度
※ 朝は5:00〜8:59、昼は12:00〜12:59、夕方は16:00〜18:59、夜は20:00〜22:59、深夜は0:00〜4:59

実測値を見てみると、夜間の速度が遅くなっているのがわかります。
そのため、夜間に動画やゲームを楽しみたい人にとっては、ストレスを感じる可能性が高いと言えるでしょう。

また、「SoftBank Air」は端末のレンタルが可能ですが、端末は5G非対応の「Airターミナル4」となります。
さらに、月額割引やキャッシュバックが対象外になってしまいます。

端末代は71,280円と高額ですが、36回払いにすると実質無料になります。
長期利用を検討している場合は、レンタルではなく端末を購入する方が良いでしょう。

SoftBank Airの基本情報
回線ソフトバンク
運営会社ソフトバンク
契約期間2年間自動更新
データ容量無制限
契約期間なし
最大速度(下り)
  • Airターミナル5:最大2.1Gbps
  • Airターミナル4:最大481Mbps
実測値
  • Airターミナル5:103.06Mbps
  • Airターミナル4:47.13Mbps
速度制限なし
端末代
  • Airターミナル5:71,280円 ※実質無料
  • Airターミナル4:レンタルのみ(月額539円)
事務手数料3,300円
月額料金
  • 端末購入
    • 1ヶ月目:5,280円
    • 2〜6ヶ月目:1,980円
    • 7ヶ月目以降:5,368円
  • レンタル
    • 5,907円(端末レンタル代込み)
スマホセット割
※1台あたり
  • ソフトバンク
    毎月最大1,100円割引
  • ワイモバイル
    毎月最大1,188円割引
キャンペーン
  • 他社の光回線・モバイルルーターからの乗り換えで最大10万円還元
  • 携帯をソフトバンクへ乗り換えでスマホ代を最大10,450円還元
  • 端末代を36回払いにすると同額が割引となり実質無料に
支払い方法
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • 口座振替

ソフトバンクエアーの公式サイト

コストとスペックのバランスが良いWiMAX

UQコミュニケーションズ株式会社が運営する「WiMAX」のホームルーターについて解説します。
メリットとデメリットは以下の通りです。

WiMAXホームルーターのメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 料金と品質のバランスが良い
  • 多くのプロバイダから選べる
  • 登録住所以外でも使用できる
  • au・UQモバイルユーザーのスマホセット割がある
  • 速度は最速ではない
  • プロバイダ(販売窓口)が多すぎて、最適なサービスがわかりにくい

WiMAXのホームルーターは料金と品質のバランスが良く、コスパに優れています。
また、キャリアと違い登録住所以外での利用が可能となっています。

スマホセット割は「au」と「UQモバイル」ユーザーに適用され、1台あたり毎月最大1,100円の割引を受けることができます。

販売窓口となる「プロバイダ」が多いことが特徴ですが、様々なサービスから好きなプロバイダを選ぶことができる反面、違いがわかりにくく「選べない」という声もあります。

コストとサービスのバランスが優れているブランドといえるでしょう。

ホームルーターは上り速度が遅くPing値も高め

速度テスト

一般的に、ホームルーターは光回線に比べると上り速度が遅く、Ping値も高いというデメリットがあります。

Ping値とは?

インターネットの応答速度や反応速度を示す数値のこと。単位は「ms(ミリセカンド)」。
数値は低いほど反応が良く、高くなるほど「ラグ」が発生しやすくなります。

WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の平均Ping値が44.04msなのに対し、光回線である「NURO 光」の平均Ping値は11.86msとなっています。

上り速度は、メールを送信したりSNS上に画像を載せたり、データをアップロードする時の速度です。
上り速度に関しても、WiMAXは光回線に劣ります。

Ping値が高く上り速度が遅い回線は、動画配信やFPSなどのオンラインゲームには不向きです。
上記のような用途には光回線をおすすめします。

ホームルーターの選びかた

各社ホームルーターはいずれも5Gに対応しており、安定した通信が可能なWi-Fi環境を構築できます。
そのため、スペックの差異ではなく料金で選ぶようにしましょう。

ホームルーターの選び方
  • スマホセット割が適用されるホームルーターを選ぶ
  • 住所以外の場所で使う場合はWiMAX一択

とくに、利用中のスマホ代が毎月割引になる「スマホセット割」に対応したものを選ぶ方法がおすすめです。
1台あたり最大で1,100円の割引があるため、家族などで複数台分が適用されると割引額は数千円になります。

ホームルーター別のスマホセット割
ホームルータースマホセット割
WiMAX au:毎月最大1,100円割引
UQモバイル:毎月最大1,100円割引
ドコモ
「home 5G」
ドコモ:毎月最大1,100円割引
ソフトバンク
「SoftBank Air」
ソフトバンク:毎月最大1,100円割引
ワイモバイル:毎月最大1,188円割引

スマホセット割がない、格安SIM(MVNO)でスマホを利用している人は、端末代金・月額料金の安いWiMAXを選ぶのがおすすめです。

また、基本的にホームルーターは登録住所以外での利用は不可ですが、WiMAXのみ持ち運びが可能です。
そのため、複数の場所で利用する場合はWiMAX一択になります。

【基礎知識】WiMAXとは?

WiMAXは、UQモバイルなどを展開するUQコミュニケーションズが運営する、工事不要で利用できる高速なWi-Fiです。

現在提供されている通信規格「WiMAX +5G」は、2021年4月8日から開始されており、以前の「WiMAX 2+」に加え、auの5Gおよび4G LTE回線も利用可能になりました。
それによって、安定した通信環境と高速通信が可能になっています。

ここからはWiMAXの基礎知識として、以下の項目について解説していきます。

20社以上のプロバイダがWiMAXのサービスを提供している

WiMAXのプロバイダ

WiMAXを契約できる、「プロバイダ」と呼ばれる販売窓口は20社以上もあります。

プロバイダとは?

UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX回線の販売を行う事業者のこと。
わかりやすく言えば「販売代理店」のようなイメージです。

WiMAXのプロバイダは複数ありますが、どこで契約をしても利用する回線や速度は同じです。

違いは月額料金やキャッシュバックなどの「料金」、そして「サポート体制」です。

WiMAXのプロバイダは「本家」「Web代理店系」「家電量販店系」の3つのタイプに分類されます。
それぞれのタイプにメリット・デメリットがありますが、選び方としては以下がおすすめです。

  • 信頼度やサポート体制で選ぶなら本家「UQ WiMAX」
  • キャッシュバックや月額料金で選ぶならWeb代理店系
  • 家電製品の割引を一緒に受けたいなら家電量販店系

各プロバイダの特徴を把握し、どのプロバイダが自分に合っているのかを把握した上で契約するようにしましょう。

WiMAXにはホームルーターとポケット型Wi-Fiがある

WiMAXの端末

▲左)据え置き型のホームルーター/右)持ち運びしやすいモバイルルーター(画像はUQ WiMAX公式)

WiMAXには「持ち運び可能なポケット型Wi-Fi(=モバイルルーター)」と、「据え置き型のホームルーター」があります。

ホームルーターは工事不要で、コンセントに挿すだけで利用できることから「挿すだけWi-Fi」や「置くだけWi-Fi」とも呼ばれます。

移動先でもネットを利用したい人はポケット型Wi-Fi、自宅でWi-Fi環境をつくりたい人はホームルーターと、目的に合わせて選びましょう。

端末タイプ ホームルーター
(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)
モバイルルーター
(Speed Wi-Fi 5G X12)
特徴
  • 工事不要ですぐに使える
  • モバイルルーターよりも通信環境が安定している
  • 同時接続台数が多い
  • 屋外でも使える
  • 小型で持ち運びしやすい
  • 複数台接続時に速度が低下しやすい
端末料金27,720円27,720円
サイズ約W100×H207×D100㎜約W136 × H68 × D14.8mm
重量約635g約174g
通信速度
  • 下り最大:4.2Gbps
  • 上り最大:286Mbps
  • 下り最大:3.9Gbps
  • 上り最大:183Mbps
5G対応対応
最大接続台数32台16台

最大速度と接続可能な端末数はホームルーターに軍配が上がりますが、端末代金や月額料金は同じです。

高速かつデータ無制限でWi-Fiが利用できる

高速ネットワーク

▲引用:公式サイト

WiMAXは現在、すべての機種が5Gに対応しており最大下り速度は4.2Gbps(ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps)と非常に高速です。

また、データ容量は実質的に無制限と言えます。

WiMAX以外のポケット型Wi-Fiは、基本的に月間データ通信量に上限が定められており、それを超過すると速度制限が発生します。

WiMAXであれば、データ量を気にせずWi-Fiを利用することが可能と言えます。

WiMAXの料金について解説

電卓

WiMAXを利用するために必要な料金について解説します。

  • 多くのプロバイダは月額料金が期間に応じて変更する
  • 料金プランは基本的に1つ
  • 解約時の費用は端末代残債と違約金
  • WiMAXの端末代

多くのプロバイダは月額料金が期間によって変動する

多くのインターネットサービスにおける月額料金は、契約初期や初年度などが安く、徐々に高額になっていく傾向があります。

WiMAXも同様で、ほとんどのプロバイダの月額料金は期間により異なります

「契約初月のみ」の安い料金を月額料金だと勘違いしないようにするなど、プロバイダ選びは慎重に行いましょう。

WiMAXの料金プランは1つ

2024年9月現在、WiMAXのプランは基本的に1つです。

WiMAXの本家である「UQ WiMAX」の公式サイトを見てみると、「ギガ放題プラスS」「ギガ放題プラス」と2つのプランがありますが、どちらも月額料金は同じです

違いは利用する端末のみとなり、「ギガ放題プラスS」は最新端末のポケット型Wi-Fiとホームルーターを対象にしています。

よって、WiMAXのプランは1つと考えて問題ありません。

UQ WiMAX料金表
プラン名 対象端末 月額料金
ギガ放題プラスS
(最新機種)
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
Speed Wi-Fi 5G X12
1〜13ヶ月:4,268円
14ヶ月以降:4,950円
ギガ放題プラス Speed Wi-Fi HOME 5G L12
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
Speed Wi-Fi 5G X11
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi

なお、Netflixなどの動画サイトの利用をセットにしたプランなど、独自のプランを展開しているプロバイダもあります。

解約時の費用には「端末代の残債」と「違約金」がある

違約金

WiMAXの解約時にかかる費用は「端末代の残債」と「解約違約金」の2種類です。

端末を分割購入している場合、支払いが完了する前に解約をすると「端末代の残債」が一括請求されます。

WiMAXのプロバイダの多くは解約金を設定していませんが、以下のプロバイダは解約金が発生します。

解約金が発生するWiMAXのプロバイダ
解約金 発生条件
Broad WiMAX 4,950円 更新期間以外に解約した場合
Vision WiMAX 3,751円 1~24ヶ月目に解約した場合

WiMAXで利用できる端末代

WiMAXで利用できる端末の代金をまとめました。

旧端末は在庫処分中のため、すでに取り扱いのないプロバイダがあります。
旧端末を利用したい人は、早めに契約することをお勧めします。

種類 名称 料金
ホームルーター 最新端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L13 27,720円
旧端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L12 21,780円
旧端末 Speed Wi-Fi HOME 5G L11 21,780円
ポケット型Wi-Fi 最新端末 Speed Wi-Fi 5G X12 27,720円
旧端末 Speed Wi-Fi 5G X11 21,780円
旧端末 Galaxy 5G Mobile Wi-Fi 21,780円

旧端末は在庫処分中のため、すでに取り扱いのないプロバイダがあります。

特にポケット型の「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は根強い人気がありますので、これらの旧端末を利用したい人は、早めに契約することをおすすめします。

WiMAXの速度について解説

スピードテスト結果

ここからは、WiMAXの速度について解説します。

WiMAXの速度について知っておきたいこと
  • WiMAXの下り最大速度は4.2Gbpsと高速
  • 速度制限は撤廃され実質無制限
  • 現行端末はすべて5Gに対応

現在WiMAXで提供されているサービス「WiMAX+5G」では、下り最大4.2Gbps(モバイルルーターは3.9Gbps)の高速通信が可能です。

また、以前は「3日間で15GB以上利用すると速度制限」がかかっていましたが、現在は撤廃されています。
そのため、実質データ無制限で利用できると考えて問題ありません。

WiMAXの下り最大速度は4.2Gbpsで実測値も速い

前述した通り、WiMAXの下り最大速度は4.2Gbps(ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps)を誇ります。

実際の速度である下り実測値を見てみても、その速さは歴然。
ポケット型Wi-Fiでは最も速度が速いドコモとほぼ同レベルであることがわかります。

モバイルルーターの実測値比較
モバイルルーター 種類 下り実測値
カシモWiMAX
(Speed Wi-Fi 5G x12)
WiMAX 134.3Mbps
ドコモ
(Wi-Fi STATION SH-54C)
キャリア 173.4Mbps
ソフトバンク
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
キャリア 80.3Mbps
楽天モバイル
(Rakuten WiFi Pocket 2C)
キャリア 27.8Mbps
AiR WiFi
(U3)
クラウドSIM 19.6Mbps

※実測値は「みんそく」より

なお、下り速度は速いに越したことはありませんが、必要な速度の目安は以下となっています。

■必要な下り速度の目安

通信速度ごとの快適度イメージ

動画を視聴する際など、下り速度は20〜30Mbps程度あれば、快適に楽しむことができるでしょう。

3日で15GBの「速度制限」はすでに撤廃されている

動画再生エラーの画像

WiMAXではこれまで「直近3日間の通信量が合計10GB以上」の場合、通信速度を制限していました。

この厳しい速度制限は2022年2月1日より撤廃されています。

ただし、公式サイトには「一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」と記載があり、完全に無制限で使えるわけではないようです。

それを受けて、編集部では1日10GB以上利用してみましたが、速度制限はありませんでした。
通常使用において、速度制限を心配する必要はそれほど無いと言えるでしょう。

現行端末はすべて5G対応機種

現在、WiMAXで契約・購入できる機種は、モバイルルーター・ホームルーターともにすべて5G通信に対応しています(※2024年9月時点)。

最新のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は通信速度がもっとも速いですが、その他の基本スペックは旧端末の「Speed WiFi HOME 5G L12」や「Speed WiFi HOME 5G L11」と大きな変化はありません。

そのため、現在L12やL11を利用している人は、無理にL13に機種変更する必要はないといえるでしょう。

しかし、L11よりも前の端末(4G端末)を利用しているのであれば、最新端末への機種変更がおすすめです。
最新機種は4G端末よりもつながりやすさや通信速度が各段に進化しているので、より快適なネット環境を得られます。

WiMAXが利用できるエリア

3つのネットワークでつながるWi-Fi

「WiMAX +5G」では、WiMAX2+回線に加えてauの5G回線や4GLTE回線も使用できるため、日本全国の広い範囲で利用することができます。

対応エリアに不安がある人は「Try WiMAX」でお試しをするか、UQWiMAXの公式サイトで申し込む前に確認しておきましょう。

プラスエリアモードとは?

プラスエリアモードとは、月額1,100円で電波を拡張するオプション機能のこと。
屋内や建物の陰といったつながりにくい場所でも電波が届きやすくなります。

auとUQモバイルのスマホセット割に加入するとプラスエリアモードが無料、利用できるデータ量も通常の15GBから30GBまで増量されるプロバイダがあります。

なお、プラスエリアモードは30GBを超えると月末まで通信速度が最大128kbpsに制限されます。
しかし、スタンダードモードは通常通り利用することができます。

WiMAXは海外で利用できない

mapとカメラ

WiMAXのすべての端末は海外では利用できません
旅行などでモバイルルーターを利用したい場合は、現地SIMの購入や端末のレンタルを利用しましょう。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」やWiMAXに関するよくある質問

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」やWiMAXに関するよくある質問をまとめました。

「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」やWiMAXに関するよくある質問
  • 設定方法や説明書の確認先は?
  • 速度が遅い時の対処法は?
  • 機種変更はできる?
  • クレカ以外の支払い方法はある?
  • プロバイダへの申し込み手続きを知りたい
  • 問い合わせ先はどこ?

設定方法や取扱説明書の確認先は?

端末の初期設定や取り扱い説明書はUQ WiMAXの公式サイトに記載があります。
取扱説明書のほか、「ご利用の準備」「基本操作」なども確認できます。

端末の設定方法・取扱説明書
ホームルーター
Speed Wi-Fi HOME 5G L13

速度が遅い時の対処法は?

ローディング中のイメージ
速度が遅い時の対処法
  • 端末を再起動する
  • 設置場所を変更する
  • 周波数を変更する

速度が遅い場合、まずは端末を再起動してみましょう。
再起動の方法はマニュアルや説明書に記載されています。

設置場所を変えるのも有効な方法です。
特に据え置き型のホールムーターであれば、もっとも通信状態の良い最適な設置場所を試してみてください。

また、WiMAXは5GHzと2.4GHzの2つの周波数を利用することができます。

5GHzは「障害物に弱い代わりに速度が速い」のが特徴で、2.4GHzは「速度は遅い代わりに障害物に強い」という特徴があります。

速度が遅い要因によって最適な周波数は違いますが、周波数を変えることで速度の改善が期待できます。

機種変更はできる?

旧端末から最新機種へなど、機種変更は可能です。
4G端末を利用している場合は、5Gプランへの変更も同時に行うことになります。

また機種変更のタイミングでプロバイダを変更する「乗り換え」という方法もあります。

お得に乗り換えたい人は、乗り換えキャンペーンなどを行なっているプロバイダへの変更を検討してみるのも良いでしょう。

クレジットカード以外の支払い方法はある?

クレジットカード

WiMAXでの支払い方法は、クレジットカードの他に口座振替があります。
ですが、口座振替に対応しているプロバイダは少ないのが現状です。

口座振替があるプロバイダ
UQ WiMAX BIGLOBE WiMAX Broad WiMAX
手数料 無料 毎月220円 毎月220円
月額料金 1〜13ヶ月目:4,268円
14ヶ月目〜:4,950円
1ヶ月目:無料
2〜25ヶ月目:3,278円
26ヶ月目~:4,928円
1ヶ月目:990円
2〜37ヶ月目:3,773円
38ヶ月目〜:4,950円

BIGLOBE WiMAXとBroad WiMAXでは振り込み手数料が毎月220円かかるのに対し、UQ WiMAXは振り込み手数料が無料です。

ただし、月額料金を比較するとUQ WiMAXよりもBIGLOBE WiMAXの方が安くなっています。

口座振替の利用で、コストを少しでも抑えたい人はBIGLOBE WiMAXを選ぶと良いでしょう。

プロバイダへの申し込み手続き方法は?

WiMAXのプロバイダは、基本的にオンラインでの申し込みが可能です。
申し込み方法はプロバイダごとに異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。

申し込み完了後、最短翌日発送・通常2日〜1週間程度で端末が届きます。

申し込み手順
STEP1Webフォームから申込み
STEP2料金プラン、端末などを選択し契約者情報などの必要事項を入力
STEP3完了

なお、UQ WiMAXでは実店舗での契約も可能になっています。
相談しながら契約をしたい人やオンラインでの手続きが不安な人にはおすすめです。

問い合わせ先はどこ?

問い合わせ先はプロバイダごとに異なります。

契約前、契約後のほか、プラン変更や機種の故障など、問い合わせの内容により窓口が異なるケースがあるので、契約したプロバイダの問い合わせ先はブックマークをしておくと良いでしょう。