WiMAXのリアルな速度を検証!実測値やビデオ会議で使った感想も紹介

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WiMAXの速度について徹底解説

下り最大速度4.2Gbpsという、業界でもトップクラスのスペックを誇るWiMAX。

ですがこの数値はあくまでも理論値であり、実際の速度は4.2Gbpsよりも下回ります。

そこで今回、WiMAXの実測値について編集部で徹底検証しました。

編集部による実機検証
  • WiMAXの実測値(夜間など混雑時間帯や、電波がつながりづらい場所での速度も検証)
  • WiMAXでビデオ会議オンラインゲームはできるのか
  • 大量通信をしても速度制限にかからないか

ほかにも、WiMAX以外の通信サービス(光回線やホームルーター)との速度比較も紹介しています。

WiMAXの速度が十分か気になる方は、ぜひお読みください。

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この記事のもくじ

WiMAXの速度はどのくらい?実機検証とともに解説

複数端末でテスト実施

「WiMAX+5G」は「WiMAX2+」に続く最新の通信サービスで、下り最大通信速度が1.2Gbpsから4.2Gbpsへと向上しました。

とはいえ、4.2Gbpsはあくまで最大速度であり、実際の速度とは異なります。

ここからはWiMAXの速度に関する基礎知識に加え、編集部が実際に測った数値を元に、WiMAXの速度について解説していきます。

WiMAX2+から進化して最大通信速度が4.2Gbpsに

前述した通り、WiMAXの下り最大速度は4.2Gbps(ポケット型Wi-Fiは3.9Gbps)を誇ります。

実際の速度である下り実測値を見てみても、その速さは歴然。
ポケット型Wi-Fiでは最も速度が速いドコモとほぼ同レベルであることがわかります。

ポケット型Wi-Fiの実測値比較
モバイルルーター 種類 下り実測値
WiMAX
(Speed Wi-Fi 5G X12)
WiMAX 101.6Mbps
ドコモ
(Wi-Fi STATION SH-54C)
キャリア 173.4Mbps
ソフトバンク
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
キャリア 80.3Mbps
楽天モバイル
(Rakuten WiFi Pocket 2C)
キャリア 27.8Mbps
AiR WiFi
(U3)
クラウドSIM 19.6Mbps

※実測値は「みんそく」より

なお、下り速度は速いに越したことはありませんが、必要な速度の目安は以下となっています。
改めてネット利用で必要な速度を見てみましょう。

必要な下り速度の目安

通信速度ごとの快適度イメージ

動画を視聴する際など、下り速度は20〜30Mbps程度あれば、快適に楽しむことができるでしょう。

実際にWiMAXの速度を測ってみた

Speed WiFi 5G X12の外箱Speed WiFi HOME 5G L13外箱

編集部では使用感なども知るためにWiMAXを契約し、実際にポケット型Wi-Fi「Speed Wi-Fi 5G X12」とホームルーター「Speed WiFi HOME 5G L13」を使ってみました。

まずはポケット型Wi-Fiの速度を測りました。

WiMAXの速度計測結果

都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果(4G環境下)
  平日12:00平均 平日22:00平均 週末12:00平均 週末22:00平均
下り速度 54.3Mbps 55.0Mbps 84.2Mbps 47Mbps
上り速度 47.8Mbps 35.5Mbps 47.3Mbps 7.8Mbps
Ping値 32ms 38ms 39ms 57ms

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回ずつ計測した合計6回の平均値、
※週末は土日に3回ずつ計測した合計6回の平均値を記載

平日・夜間・週末と、いつでもそこそこの速度が出る安定のクオリティーと言えます。
今回の調査では4G環境での調査となりましたが、たまにつながる5G接続時には150Mbpsほどの速度になることもありました。

続いて、ホームルーター「Speed WiFi HOME 5G L13」の速度を測りました。

速度チェック

都内の編集部員宅で計測した結果は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果
  平日12:00平均 平日22:00平均 週末12:00平均 週末22:00平均
下り速度 119.0Mbps 71.7Mbps 101.4Mbps 89.1Mbps
上り速度 12.9Mbps 10.7Mbps 13.8Mbps 14.6Mbps
Ping値 39ms 43ms 42ms 40ms

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回ずつ計測した合計6回の平均値、
※週末は土日に3回ずつ計測した合計6回の平均値を記載

平日・夜間・週末と、いつでも一定以上の速度が出る安定の通信品質と言える結果になりました。

なお、今回の調査では4G環境での調査となりましたが、5G接続時には200Mbpsほどの速度になることも。
5Gエリアでの利用を想定している人であれば、高速通信の恩恵を受けられるでしょう。

4G/5GエリアでもWiMAXの速度を測ってみた

5G

続いて、持ち運びができるポケット型Wi-Fi「Speed Wi-Fi 5G X12」を使って、4Gと5Gエリアでの速度の違いを測ってみました。

今回調査した編集部員の自宅周辺は4G、5G(NR化)、5G(sub6)の3つのエリアに接続が可能だったため、それぞれのエリアで計測しました。

エリア別WiMAXの速度比較
4Gエリア 5Gエリア
(NR)
5Gエリア
(sub6)
下り速度 51.3Mbps 144.7Mbps 154.3Mbps
上り速度 8.0Mbps 10.9Mbps 10.0Mbps
Ping値 52ms 46ms 52ms
5Gエリアの分類
速さの違い 概要
NR 4Gエリアより速い 4G LTEの周波数帯の一部を5Gに転用した電波を使用
sub6 5G(NR)より速い 5Gの専用設備を利用し、電波の周波数は6GHz未満
ミリ派 5G(sub6)より速い 5Gの専用設備を利用し、波長がミリ単位

4Gエリアと5Gエリアの速度を比べると、やはり5Gエリアの方が速いことがわかりました。

ですが、4Gエリアの50Mbpsあれば、通常のネット利用は快適に行うことができます。

5Gエリアは順次拡大中なので、今後のエリア拡張に期待しましょう。

WiMAXはどのプロバイダ(申込窓口)でも速度は同じ

WiMAXには契約の窓口でもある「プロバイダ」と呼ばれる事業者が20社以上存在します。

ただし、扱うのは同じ「WiMAX」というサービスのため、速度や対応エリア等はどのプロバイダで契約をしても変わりません。
違いは主に料金やサポートになります。

おすすめのプロバイダについては以下の記事にて詳しく解説・紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

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WiMAXの速度を光回線・ホームルーター・ポケット型Wi-Fi・テザリングと比較

Website Loading Speed Test

ネット回線には、光回線、ホームルーター、ポケット型Wi-Fiがあります。
それぞれのサービスにおいて、WiMAXの速度とどう違うのかを解説していきます。

加えてスマホとテザリングをした際の速度の違いも見ていきましょう。

速度は光回線の方が速い

まずは光回線とWiMAXのホームルーターの速度の違いについて解説します。

光回線は、2023年の契約数725万件でトップとなった「ドコモ光」と比較をしました。

光回線とWiMAXの速度比較
ネット回線 下り速度 上り速度 Ping値
ドコモ光 267.4Mbps 284.2Mbps 19ms
WiMAXホームルーター
「Speed WiFi HOME 5G L13」
158.6Mbps 25.5Mbps 45ms

※実測値は「みんそく」より

光回線と比較をすると、やはり速度は圧倒的に光回線の方が速いという結果になりました。

けれどWiMAXのホームルーターも158.58Mbpと健闘158.58Mbpあれば複数人での動画視聴やビデオ会議も快適に利用できる速度です。

戦闘ものなど一瞬の動きを左右するオンラインゲームで、とことん速度を追求したい人は光回線の方がおすすめですが、それ以外の人はWiMAXのホームルーターで十分と言えそうです。

「光回線が遅い」と感じている人はWi-Fiの速度を測ってみよう

ネット回線の速度を計測
引用:SPEEDTEST

現在光回線を利用している人で、「遅いな」と感じている場合は、実際の速度を調べてみましょう。

速度は、ネット回線の速度を計測できるツールを使って調べることができます。

速度測定ツール

各サイトでは下り速度のほか、上り速度、Ping値を調べることができます。

ホームルーター・ポケット型Wi-Fiの速度はWiMAXがトップクラス

WiMAXのホームルーターを他社のホームルーターと比較しました。

WiMAXとキャリア系ホームルーターの実測値を比較
回線(端末) 下り
最大速度
下り
実測値
Ping値
WiMAX
(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)
4.2Gbps 175.1Mbps 45ms
ドコモ
(home 5G HR02)
4.2Gbps 206.2Mbps 51ms
ソフトバンク
(Airターミナル5)
2.1Gbps 103.1Mbps 47ms
楽天モバイル
(Rakuten Turbo 5G)
2.1Gbps 66.9Mbps 58ms

最大通信速度や実測値をみると、WiMAXのSpeed Wi-Fi HOME 5G L13はドコモの次に速いことがわかります。

これだけの下り速度があれば、4K動画の視聴などでもまったく問題ないでしょう。

続いて、WiMAXのポケット型Wi-Fiと他社のポケット型Wi-Fiを比較した結果は以下の通りです。

WiMAXと他社のポケット型Wi-Fiの実測値を比較
ポケット型Wi-Fi 種類 下り実測値 Ping値
WiMAX
(Speed Wi-Fi 5G X12)
WiMAX 101.6Mbps 44.04ms
ドコモ
(Wi-Fi STATION SH-54C)
キャリア 173.4Mbps 51.05ms
ソフトバンク
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
キャリア 80.3Mbps 43.01ms
楽天モバイル
(Rakuten WiFi Pocket 2C)
キャリア 27.9Mbps 48.49ms
Air WiFi
(U3)
クラウドSIM 19.6Mbps 53ms

※実測値は「みんそく」より

こちらもホームルーターと同様、WiMAXの「Speed Wi-Fi 5G X12」はドコモの次に速いことがわかります。

楽天モバイルは比較的速度が速いキャリア系ではありますが、5G非対応ということもあり、他と比べると速度は遅いというのが現状です。

テザリングよりWiMAXの速度の方が速い

最後に、auのスマホを使ってPCをテザリングした時の速度と、WiMAXのポケット型Wi-Fiを使って接続した際の速度を比べました。

WiMAXとスマホのテザリングの実測値を比較
ポケット型Wi-Fi 下り実測値 上り実測値 Ping値
WiMAX
(Speed Wi-Fi 5G X12)
171.9Mbps 12.0Mbps 31ms
au
(テザリング)
35.8Mbps 17.9Mbps 121ms

テザリングとの比較では、やはりWiMAXの方が圧倒的に速いという結果となりました。

一時的な接続ではテザリングでも十分ですが、スマホのバッテリー消費も考慮すると、日常的にネットを利用する場合はWiMAXで接続する方が快適と言えそうです。

WiMAXの速度をさまざまな用途で検証!ビデオ会議やオンラインゲームも

様々なシーンでWiMAX回線の速度を検証

編集部では使用感なども知るためにWiMAXを契約し、実際にホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」とポケット型Wi-Fi「Speed Wi-Fi 5G X12」を使い、速度や使い心地について検証しました。

ビデオ会議で問題なく使えるか?

WiMAX回線でmeet通話する編集部員

まずはビデオ会議の検証です。

プライベート利用中なら接続が悪くなっても大きな問題にはなりませんが、仕事中ではそうはいきませんよね。

そこで編集部で1ヶ月ほどかけてじっくり調査しました。

▼検証概要
検証場所 新宿区、中野区、鎌倉市など複数箇所で検証(主に4Gエリア)
利用ツール GoogleMeet(画質720p)
測定時間 平日10時〜19時
検証項目
  • 夕方〜夜間も使えるか?
  • 6人規模や100人規模でも使えるか?
  • 画面共有しても使えるか?
  • 2人でWi-Fiを同時接続しても使えるか?

上記の環境下において、「接続が途切れないか」「画面や音声の乱れはないか」を検証しました。

WiMAX回線でmeet会議する編集部員たち
▲ホームルーターでのビデオ会議の様子。ほぼ常に快適に利用できた。

WiMAX回線で大人数のmeet会議に参加
▲ポケット型Wi-Fiで接続し、オフィスビル中心部など電波の悪いところで使用。相手画面が非表示になることもあった。

検証結果
ホームルーター ポケット型Wi-Fi
時間帯 ★★★★★
どの時間帯でも問題なく使えた。
★★★★☆
基本的に問題なく使えた。18時台に遅くなることも。(週1回程度)
参加人数 ★★★★★
6人規模の会議(画面・マイクともにオン)でも快適。
また200人規模の会議でも問題なし
画面共有の
有無
★★★★☆
画面共有をしても基本的には快適。
電波が届きづらい場所(部屋の奥)だと画面が乱れることがあったが、窓際に設置することで解消された。
★★★☆☆
ほとんど問題なく使えたが、電波状況の悪い場所では画質が下がる、声が遅れることもあった。(週1~2回程度)
2人接続 ★★★★★
どの時間帯でも問題なく使えた。
★★★☆☆
画面共有時と同じく、電波状況によって遅さを感じることがあったが、接続が切れることはなし。

使用感:(★★★★★:快適、★★★★☆:良好、★★★☆☆:普通、★★☆☆☆:困難、★☆☆☆☆:不可)

普段のビデオ会議では光回線を利用していますが、今回の検証を経た率直な感想として「WiMAXは光回線と大して変わらない」と感じました。
特にホームルーターはストレスなく快適に利用できました。

一方で、ポケット型Wi-Fiでの接続は半地下やオフィスビルの中心部など電波状況が悪いところでは速度低下を感じたため★3〜4と評価しました。

ただし、自宅(マンション)やオフィスの窓際ではほぼ常に快適だったため、ポケット型Wi-Fiであっても電波状況の悪い場所(半地下や窓から離れた場所)を避ければ問題ないといえるでしょう。

同時接続で何台つなぐと速度が低下するのか?

編集部でSpeed Wi-Fi HOME 5G L13を実際に使ってみた

続いて、編集部の企画会議で同時接続時の速度や安定性を検証してみました。

WiMAXは接続台数が増えると速度が落ちる傾向があると言われますが、Speed WiFi HOME 5G L13は何台までストレスなく使えるのでしょうか?

検証概要
  • 場所………東京都新宿区
  • 日時………2024年2月3日(土)17:00頃
  • 使用端末…PC(Win/Mac混在)×5台
    スマホ(iOS/Android混在)×5台 
  • 検証方法…参加者5名が以下を実施
  1. 各自のPCを「L13」へ接続し、オンライン会議へ参加
  2. 各自のスマホを1台づつ「L13」へ接続し、YouTubeの視聴を開始
  3. 速度遅延などが起こるまで(2)の接続台数を増やしていく

※検証時のオンライン会議は「Google Meet」を利用

PCでのオンライン会議と、スマホでのYouTube視聴をSpeed WiFi HOME 5G L13で行った結果は以下の通りです。

検証結果
  • PC×5台接続時のオンライン会議では問題なし
  • 10台同時接続時でも下り速度は81.3Mbpsと高速
  • 同時接続9台目、10台目のスマホにて軽微な遅延が発生

時間や場所といった環境や用途にも依りますが、同時接続端末が10台程度なら問題なく利用できると言えそうです。

オンラインゲームはどこまでできるか?

WiMAX回線でネットゲーム検証

続いての検証はオンラインゲームです。

よく「ホームルーターやポケット型Wi-Fiではオンラインゲームはできない」と言われますが、「どんなゲームならできるのか」「実際にやってみるとどの程度ストレスを感じるのか」を編集部で検証しました。

▼検証概要
検証場所 東京都町田市(主に4Gエリア)
比較する回線
  • 光回線(auひかり)
  • ホームルーター(WiMAX)
  • ポケット型Wi-Fi(WiMAX)
検証ゲーム
  • PCゲーム(APEX・FF14)
  • Nintendo Switchのオンライン機能(マリオカート)
  • スマホゲーム(ポケモンGO)
検証項目
  • 快適に遊べるオンラインゲームは?
  • ラグなどのストレス具合は?
  • 有線接続した時の変化は?

無線と有線で検証した結果をそれぞれまとめました。

検証結果(無線接続)
OS ゲーム名 光回線(auひかり) ホームルーター(WiMAX) ポケット型Wi-Fi(WiMAX)
PS5 APEX ★★★★★
快適に遊べる。
★☆☆☆☆
オリエンテーションマッチで他プレイヤーと遊ぶ際は、時々味方プレイヤーの位置がスムーズな動きではなくコマ送りのように移動するため追尾移動が難しく、チームの連携が取りにくい。
敵プレイヤーが動くとカクついている感じがあり、攻撃しにくい。本格的にやるなら厳しい
★☆☆☆☆
ホームルーターと同じ。
本格的にやるなら厳しいかも。
FF14
「24人戦闘コンテンツ」
★★★★★
快適に遊べる。
Lv50、Lv90ともに問題なし。
★★★☆☆
Lv50は問題なく遊べる。
Lv90は他プレイヤーの動きがコマ送りのような動きになる時がある。レベルアップに伴い遅延が発生していく印象。ゲームを進めていくうちにストレスを感じやすくなりそう。
大人数(50人以上)が集まるフィールド戦闘は、他プレイヤーやモンスターが表示されなかったりでまともに戦闘できなかった。
他プレイヤーが少ない場所で製作・採集などの生活系コンテンツを楽しむ分には問題ない。
★★★☆☆
ホームルーターと同じ。
他プレイヤーが少ない場所で製作・採集などの生活系コンテンツを楽しむ分には問題ない。
Nintendo
Switch
マリオカート
「せかいのだれとでも」
(12人プレイモード)
★★★★★
快適に遊べる。
★★★★★
快適に遊べる。
★★★★★
スタート前、何も動かない時間が約10秒発生。
レース開始後は問題なく遊べた。
スマホ ポケモンGO ★★★★★
快適に遊べる。
★★★★★
快適に遊べる。
★★★★★
快適に遊べる。

使用感:(★★★★★:快適、★★★★☆:良好、★★★☆☆:普通、★★☆☆☆:困難、★☆☆☆☆:不可)

検証結果(有線接続)
OS ゲーム名 光回線(auひかり) ホームルーター(WiMAX) ポケット型Wi-Fi(WiMAX)
PC APEX ★★★★★
快適に遊べる。
★★★☆☆
ソロでプレイする訓練所は問題なく遊べて遅延は感じない。
オリエンテーションマッチで他プレイヤーと遊ぶ際は、味方プレイヤーの位置が時々コマ送りのような感じで一瞬で違うポイントに移動している。一瞬の判断が遅れると負けてしまうこともあるので、本格的にやるなら厳しいかも。
★★★☆☆
ホームルーターと同じ。
本格的にやるなら厳しいかも。
FF14 ★★★★★
快適に遊べる。
★★★☆☆
追加データのDLに時間がかかる。
ログインのデータサーバーへの接続や、ゲームサーバーへのロード中は遅さは感じず、他プレイヤーキャラクターの表示も遅延なし。
いわゆる「都会鯖」の街(プレイヤーが多く集まる拠点)に移動しても、他プレイヤーキャラクターの表示は遅延なく表示される。
街にいる分には光回線と同じ安定感あり。
★☆☆☆ ホームルーターより気持ちラグ多めな印象。
敵の攻撃エフェクトやモーションは問題なく表示されているように見えるが、他のプレイヤーキャラクターが瞬間移動しているような動きをするときがある。
敵の攻撃エフェクトが派手になると、自分の操作キャラクターは滑らかに動いて避けているはずだが、瀕死になってしまう。
ガチ勢向けなバトルコンテンツ(零式・絶)を楽しむには無理があるかなという印象。
接続が一定時間切れるとゲーム入りなおしになるのでストレスになる。
PS5 APEX ★★★★★
快適に遊べる。
★★★☆☆
ソロでプレイする訓練所は問題なし。
オリエンテーションマッチで他プレイヤーと遊ぶ際は、味方プレイヤーの位置が時々コマ送りのような感じで一瞬で違うポイントに移動している。一瞬の判断が遅れると負けてしまうこともある。
★★★☆☆
ホームルーターと同じ。
FF14
「24人戦闘コンテンツ」
★★★★★
快適に遊べる。
★★★☆☆
追加データのDLに時間がかかる。
ログインのデータサーバーへの接続や、ゲームサーバーへのロード中は遅さは感じず、他プレイヤーキャラクターの表示も遅延なし。
いわゆる「都会鯖」の街(プレイヤーが多く集まる拠点)に移動しても、他プレイヤーキャラクターの表示は遅延なく表示される。
街にいる分には光回線と同じ安定感あり。
★☆☆☆☆
ホームルーターよりラグが多めな印象。
他のプレイヤーキャラクターが瞬間移動しているような動きをする時がある。
ガチ勢向けなバトルコンテンツ(零式・絶)を楽しむには無理があるかなという印象。
接続が一定時間切れるとゲーム入りなおしになるのでストレスになる。

使用感:(★★★★★:快適、★★★★☆:良好、★★★☆☆:普通、★★☆☆☆:困難、★☆☆☆☆:不可)

PCゲームの「APEX」「FF14」はPCとPS5で試しましたが、使用感はほとんど同じでした。

ネット回線の比較ではやはり光回線が最も快適で、次にホームルーター、ポケット型Wi-Fiの順に快適さが降下していくことがわかりました。

特に「FF14」はホームルーターやポケット型Wi-Fiではストレスを感じやすく、本格的にプレイしたい人には向いていないと言えるでしょう。

Nintendo Switchでの「マリオカート」や、スマホでの「ポケモンGO」は、回線を問わず快適でした。

なお、検証を経て一番感じたことはソフトのデータのダウンロードにかかる時間の差です。
光回線での接続では数分で完了するところ、ホームルーターとポケット型Wi-Fiでは数時間から半日程度かかりました。

ソフトのダウンロードは追加データーが発表されるたびに必要になります。
ホームルーターとポケット型Wi-Fiでゲームをする場合は、ソフトのダウンロードに時間がかかることを念頭に入れておきましょう。

速度制限について検証!WiMAXを1日100GB使ってみた結果は?

WiMAXではこれまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限していましたが、2022年2月1日より撤廃されています。

ですが、公式サイトには「一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」と記載があります。

そこで編集部では、「1日100GB以上を容量を消費するとどうなるのか」を検証することにしました。

1日100GB消費で行ったこと
  • 使用端末:Speed Wi-Fi HOME 5G L12(ホームルーター)
  • 接続端末:PC
  • 利用方法:同時に10本の動画視聴を実施(主にYouTube:画質720p)
1日100GB使ってみた結果

1日で100GBを使用するために、10本の動画視聴を同時に行いました。

100GB到達までにかかった時間は約6時間。1日で135.83GBを消費しましたが、速度制限はかかりませんでした。

今回の結果から、通常使用において、速度制限を心配する必要はないということがわかりました。

つながりづらい場所でもWiMAXの速度を測定

今度は、地下や人混みなど、つながりづらい場所におけるWiMAXの速度を調べました。

つながりづらい場所におけるWiMAXの速度を測定
  • 地下や高層階での速度は?
  • 人混みでの速度は?

地下や高層階での速度は?

まずは地下の検証から解説します。

地下は持ち運びができるポケット型Wi-Fiのみの検証で、東京最深部を走る地下鉄「都営大江戸線・新宿駅」で速度テストを実施しました。

地下鉄駅構内でUQWiMAXを利用する編集部員

結果は以下の通りで、拍子抜けするほど問題なくつながりました。
また、東中野〜新宿間においては車中でもYouTubeの視聴はサクサクでした。

地下鉄駅構内(新宿駅/大江戸線ホーム)での速度検証(5G)
  平日・昼平均 平日・夕方平均
下り速度 70.0Mbps 53.3Mbps
上り速度 15.8Mbps 12.2Mbps
Ping値 56ms 59ms
YouTube視聴
★5…快適
★4…良好
★3…可能
★2…困難
★1…不可
  • 評価:★★★★☆
  • 感想:快適に視聴可能
  • 評価:★★★★★
  • 感想:夕方の駅構内とは思えないほどスムーズな視聴が可能
    画質を720pに上げても問題なし
web閲覧
★5…快適
★4…良好
★3…可能
★2…困難
★1…不可
  • 評価:★★★★★
  • 感想:ストレスなく、快適に閲覧可能
  • 評価:★★★★★
  • 感想:ページを切り替えてもサクサクと表示され、ノーストレスでweb閲覧が可能

※検証は12:00、18:00の前後1時間内、3回づつ計測した平均値を記載。YouTubeは画質480pで視聴、webはYahoo!トップページを閲覧

続いて高所でのつながりやすさを検証すべく、都内の高層マンション(16階)でも速度を計測しました。

16階でWiMAXのポケット型Wi-Fiとホームルーターを使ってみた
▲マンション16Fにて計測

高所ではホームルーターとポケット型Wi-Fiの両方を検証しました。

マンション16階での速度検証(5G圏内)
ホームルーター ポケット型Wi-Fi
下り速度 46.0Mbps 17.6Mbps
上り速度 149.7Mbps 129.3Mbps
Ping値 38ms 30ms

※検証は平日の午後(12:00〜19:00)に計測した6回の平均値。

今回調査した高層マンションでは、ホームルーターとポケット型Wi-Fiともに問題なくつながりました。

しかし、建物に屋内アンテナが設置されていない場合は、一般的に、高層階ほどつながりにくくなる可能性は高まります。

もし、通信状態が良くない場合はプロバイダへ相談してみることをおすすめします。

また、オフィスビルや大規模な施設であればビル自体に屋内アンテナが設置されていることも多く、高層階でもほぼ問題なく通信可能です。

人混みでの速度は?

さらに人混みの中でのつながりやすさをチェックするべく、渋谷のスクランブル交差点で速度を計測してみました。

渋谷のスクランブル交差点で速度テスト
▲平日昼間の渋谷駅前。スクランブル交差点のあたりで計測

平日とはいえ、さすがの人混みの中では多少の速度低下が見られましたが、接続が切れるなどの致命的な現象は起こりませんでした。

人混みでの速度検証(4G)
下り速度 上り速度 Ping値
渋谷・スクランブル交差点付近 12.1Mbps 5.41Mbps 54ms

WiMAXの速度に関する検証結果まとめ

WiMAXの速度について検証を行った結果について、まとめました。

WiMAXの速度に関する検証結果
ポケット型Wi-Fi
(Speed Wi-Fi 5G X12)
ホームルーター
(Speed WiFi HOME 5G L13)
  • 平日・夜間・週末と、いつでも55Mbps程度の速度が出る
  • 5Gエリアでは100Mbpsの速度が出る
  • ホームルーターより速度は劣るが、ポケット型Wi-Fiの中ではトップクラスの速度が出る
  • テザリングの速度と比較すると5倍以上速い
  • オンライン会議でも快適に使える
  • 格闘系のオンラインゲームには不向き
  • 地下鉄や人混み、高所でも動画視聴は可能
  • 平日・夜間・週末と、いつでも70〜120Mbps程度の速度が出る
  • 光回線よりは速度が劣るものの、ポケット型Wi-Fiよりは速い
  • ホームルーターの中ではトップクラスの速度が出る
  • オンライン会議でも快適に使える
  • 同時接続は10台以上で速度低下が見られる
  • 格闘系のオンラインゲームはそこそこできるが、最適な環境を求める人は光回線一択
  • 1日100GB利用しても速度低下は見られない
  • 高所での動画視聴も可能

以上の結果から、WiMAXはビジネスユースとしても問題なく利用できるサービスといえるでしょう。

よくある質問

クエスチョンマーク

WiMAXの速度に関する質問をまとめました。

有線接続と無線接続で速度は変わる?

PCと有線LANコネクタ

無線LAN(Wi-Fi)と有線LANでは、有線LANの方が回線に負荷がかからず、通信環境が安定することから、必然的に速度は速くなります。

とはいえ、体感できるほどの変化が得られるかは、無線LANの状態によって異なります。

「接続端末が多い」「家族数人で使用している」など、回線を複数で利用している場合は、有線接続にすると速さの違いを感じられるでしょう。

スタンダードモードとプラスエリアモードで速度は変わる?

スタンダードモードとプラスエリアモードは速度は変わりません。
変わるのは対応エリアです。

プラスエリアモードとは、スタンダードモードよりも広範囲のエリアで高速通信が可能になるオプション機能のこと。

プラスエリアモードでは、障害物などを避けて電波をキャッチする「プラチナバンド」が使用されるため、電波が届きにくい地下などでもつながりやすくなるのが特徴です。

スタンダードモードに比べ、プラスエリアモードの方が通信が安定しやすくなる可能性はありますが、速度に大きな変化はないと言えます。

WiMAXの速度を試すことはできる?

WiMAXを事前に試してみたい人におすすめなのが、UQ WiMAXの「Try WiMAX」。

15日間、完全無料でWiMAXを試すことができます。

端末返却代も含め、「Try WiMAX」でかかる費用は一切なし。
返送時の送料も負担する必要はありません。
これは他にはない、UQ WiMAXだけのサービスです。

「Try WiMAX」については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

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