iPadを外でも使いたいけれど、「格安SIMって本当に使えるの?」「どのプランがいちばん安いの?」と迷っていませんか。結論からいうと、Wi-Fi+Cellular(セルラー)モデルのiPadなら、月数百円台から使える格安SIMで毎月の通信費をぐっと抑えられます。ただし、iPad単体では電話番号での通話ができない、モデルによってeSIMにしか対応していないなど、スマホとは違う注意点もいくつかあります。
この記事では、2026年最新の料金をもとに、iPad向け格安SIMのおすすめ11選を「データ専用・無制限・eSIM対応・カウントフリー」といった視点で徹底比較します。容量別の最安プランや、キャリア回線・モバイルルーターとの料金比較、セット購入できるサービスまで一通り押さえられる内容です。自分の使い方にぴったりの一枚を見つけるための参考にしてください。
iPadで格安SIMは使える?まず確認したい2つのこと
iPadで格安SIMを使う前に、押さえておきたい前提が2つあります。ここを勘違いしたまま申し込むと「SIMが挿せなかった」「電話番号で通話できると思っていた」といった失敗につながりやすいので、最初に確認しておきましょう。
SIMが挿せるのはWi-Fi+Cellular(セルラー)モデルだけ
iPadには大きく分けて「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellular(セルラー)モデル」の2種類があります。格安SIMを挿して単体でモバイル通信ができるのは、Cellularモデルだけです。Wi-FiモデルにはSIMを挿すスロットもeSIMの機能もないため、自宅のWi-Fiやスマホのテザリング以外ではネットにつながりません。
自分のiPadがどちらかは、本体側面にSIMトレイがあるか、または「設定」アプリに「モバイルデータ通信」の項目があるかで確認できます。中古や整備済みのiPadを買う場合も、商品名に「Wi-Fi+Cellular」「セルラー」と書かれているかを必ずチェックしましょう。型番でいうとモデル名の末尾が「Wi-Fi + Cellular」となっているものが対象です。
なお、近年のモデルは物理SIMトレイを廃止しeSIM専用になっているものが増えています。Appleサポートが案内するWi-Fi+Cellularモデルのモバイルデータ通信の設定によると、iPad(A16)以降、iPad Pro(M4)以降、iPad Air(M2)以降、iPad mini(A17 Pro)以降のCellularモデルはeSIMで開通する仕様で、物理SIMカードのスロットがありません。新しめのiPadを使う人は、物理SIMではなくeSIMに対応した格安SIMを選ぶ必要がある点に注意してください。
iPad単体では電話番号での通話・SMSが使えない
iPadのCellularモデルは、もともとデータ通信専用に設計された端末です。そのため、たとえ音声通話付きのSIMを挿しても、iPad単体で電話番号を使った通話やSMSの送受信はできません。これはどの格安SIMを選んでも変わらない、iPad側の仕様です。
ただし回避策はあります。iPhoneと同じApple IDでサインインし、同じWi-Fiにつなげば、iPhoneの電話番号を使ってiPadから発着信・SMSのやり取りが可能です。また、LINE通話やFaceTimeなどのアプリ通話はデータ通信さえあれば使えるので、「番号での電話」にこだわらなければ実用上は困りにくいでしょう。iPadでは基本的にデータ専用SIM(データSIM)を選べば十分で、そのぶん月額料金も安く抑えられます。
外でiPadを使う3つの方法(SIM・テザリング・モバイルルーター)
外出先でiPadをネットにつなぐ方法は、主に次の3つです。それぞれメリットとコストが違うので、自分の使い方に合うものを選びましょう。
ひとつ目はiPadに直接データSIM(またはeSIM)を入れる方法です。iPad1台だけ持ち歩くなら、いちばんシンプルで電池切れの心配もありません。ふたつ目はスマホのテザリングで、追加の契約なしでiPadをつなげますが、スマホのデータ容量を消費し、スマホの電池も減りやすくなります。3つ目はモバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)を別に契約する方法で、iPadだけでなくパソコンや複数台を同時につなぎたい人に向いています。
「iPad1台メインで持ち歩く」なら格安SIMの直挿しがもっとも手軽で安く、「複数の端末をまとめて使う」ならルーターが得になりやすい、と覚えておくとよいでしょう。以降では、iPadに直接入れて使える格安SIMを中心に比較していきます。
iPad向け格安SIMの選び方5つのポイント
格安SIMは会社ごとに料金体系も得意分野もさまざまです。iPadで使うなら、次の5つのポイントを軸に選ぶと失敗しにくくなります。
使うデータ容量から月額料金がいちばん安いプランを選ぶ
格安SIM選びでいちばん大事なのが、自分が毎月どれくらいデータを使うかを把握し、その容量帯で最安のプランを選ぶことです。同じ「3GB」でも会社によって料金は数百円単位で変わります。
目安として、地図やWeb検索・SNSの閲覧が中心なら月1〜3GB、外でも動画を少し見るなら5〜20GB、動画やゲームをたっぷり使うなら無制限・大容量が向いています。総務省の携帯電話ポータルサイトでも、まず自分の使い方に合った料金プランを見極めることが料金を抑える第一歩だと案内されています。使いすぎが不安な人は、低容量から始めて翌月に容量変更できるプランを選ぶと安心です。
すぐ使えるeSIM対応かどうかを確認する
最近のiPadはeSIM専用モデルが増えているため、申し込む格安SIMがeSIMに対応しているかは必ず確認しましょう。eSIMなら物理カードの到着を待たずに、申し込み後オンラインですぐ開通できるのも大きなメリットです。
楽天モバイル・IIJmio・povo2.0・LINEMO・mineo・NUROモバイル・LinksMate・HISモバイルなどはデータeSIMやeSIMプランに対応しています。一方で、イオンモバイルはSMSの付かないデータ通信専用eSIMを扱っていない、y.u mobileは申し込み時はSIMカードのみで開通後にeSIMへ切り替える、mineoはソフトバンク回線のSプランだけeSIM非対応など、会社やプランごとに細かな条件があります。契約前に「データeSIMが選べるか」を公式サイトで確かめておくと確実です。
動画やゲームが多いならカウントフリーの対象をチェック
YouTubeや音楽配信、特定のSNS・ゲームをよく使うなら、それらのデータ消費がゼロ(または大幅軽減)になるカウントフリー系のオプションがある会社が有利です。少ない容量でも実質たっぷり使えます。
たとえばBIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」はYouTubeやABEMAなどがデータ消費なしで使え、LINEMOはLINEのデータ消費がゼロ、NUROモバイルも5GBのVMプラン以上ならLINEのデータ消費がゼロになります。LinksMateは対象のゲーム・SNS・動画のギガ消費が10分の1です。自分がよく使うサービスが対象かどうかで選ぶと、毎月のデータをかなり節約できます。
余ったデータを翌月に繰り越せるか
月によって使う量にムラがある人は、余ったデータを翌月に繰り越せるかもチェックしましょう。繰り越しがあれば、使わなかった月のデータを翌月に回せて無駄になりません。
イオンモバイルやNUROモバイルなど多くの格安SIMは翌月繰り越しに対応しています。なかでもy.u mobileは有効期限なしでギガをためられ(上限100GB)、さらに契約容量と同量が毎月上乗せされるギガ倍増特典もあるため、繰り越しを長く活用したい人に向いています。たまにしか外で使わないiPadなら、繰り越し対応プランと相性が良いといえます。
通信速度と回線(ドコモ・au・ソフトバンク)の安定性
格安SIMは大手キャリアの回線を借りて提供されており、どの回線(ドコモ・au・ソフトバンク)を使うかで対応エリアやつながりやすさが変わります。自宅や行動範囲でつながりやすい回線を選ぶと安心です。
また、平日昼や夕方など利用者が集中する時間帯は、MVNO(回線を借りて運営する会社)の速度が落ちやすい傾向があります。速度の安定を重視するなら、自社回線を持つ楽天モバイルや、サブブランド系のLINEMO(ソフトバンク回線)などが候補になります。複数回線から選べるmineoやイオンモバイルなら、手持ちのiPadの対応回線に合わせやすいのもポイントです。
iPad向け格安SIMおすすめランキング11選【2026年最新】
| サービス | 回線 | データ料金の目安 | こんな人に |
|---|---|---|---|
![]() 楽天モバイル |
楽天/au | 〜3GB 1,078円/無制限 3,278円 | 無制限を安く使いたい |
![]() IIJmio |
ドコモ/au | データeSIM 2GB 440円/15GB 1,320円 | 中容量のeSIMを最安水準で |
![]() povo2.0 |
au | 基本0円+必要な分トッピング | 使う月だけ払いたい |
![]() mineo |
ドコモ/au/SB | マイそく990円で低速使い放題/マイピタ3GB 880円 | 速度より使い放題重視 |
![]() LINEMO |
ソフトバンク | 〜3GB 990円/〜10GB 2,090円 | LINE多用・速度の安定重視 |
![]() NUROモバイル |
ドコモ/au/SB | データ専用SIM 3GB 627円〜 | 小〜中容量を安く・5GB以上はLINE無料 |
![]() LinksMate |
ドコモ | データのみ 100MB 165円〜 | 少容量・ゲームのカウントフリー |
![]() HISモバイル |
ドコモ/ソフトバンク | データ定額2.0 1GB 400円/7GB 880円 | 小容量を安く使いたい |
![]() イオンモバイル |
ドコモ/au | データプラン 1GB 528円/3GB 858円 | 細かい容量・店頭サポート |
![]() y.u mobile |
ドコモ | シングル 5GB 1,070円(ギガ倍増で実質10GB) | 余ったデータを無期限でためたい |
![]() BIGLOBEモバイル |
ドコモ(データSIMはタイプDのみ) | データSIM 3GB 990円+エンタメフリー1,078円 | 動画・音楽を使い放題したい |
ここからは、iPadで使いやすい格安SIMを11社、特徴・料金・向いている人とあわせて紹介します。料金はすべて税込・2026年時点の情報です。それぞれ概要表・メリデメ・公式リンクをまとめているので、気になる会社から見ていきましょう。
楽天モバイル|データ無制限を業界最安級で使いたい人に

| プラン | Rakuten最強プラン(段階制) |
|---|---|
| 月額料金 | 〜3GB 1,078円/〜20GB 2,178円/20GB超〜無制限 3,278円 |
| 回線 | 楽天回線+auパートナー回線(無制限) |
| eSIM | 対応 |
| データ専用 | データ専用の「データタイプ」は2026年3月5日から新規受付を一時停止中(現在はRakuten最強プランで契約) |
メリット
- どれだけ使っても上限3,278円で、データ無制限を業界最安級で使える
- 使った分だけの段階制なので、月によって使う量にムラがあっても無駄が出にくい
- eSIM対応で申し込み後すぐ開通でき、auパートナー回線の容量制限も撤廃済み
デメリット
- データ専用プランがなく、料金は音声付き前提(iPad単体では通話は使えない)
- 場所によっては楽天回線がつながりにくいことがある
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、20GBを超えてどれだけ使っても月3,278円でデータ使い放題という、無制限プランとしては群を抜いて安い料金が魅力です。3GBまでなら1,078円、20GBまでなら2,178円と段階的に上がる仕組みなので、外でiPadをたっぷり使う月も、ほとんど使わない月もこれ一枚で対応できます。
auのパートナー回線エリアでの容量制限が撤廃され、事実上ほぼ全国でデータ使い放題になった点も大きな進化です。13〜22歳が対象の「最強青春割」や最強家族割(1回線あたり110円引き)を併用すればさらに安くなります。なお、データ通信専用の「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は2026年3月5日から新規申し込みの受付が一時停止されているため、これからiPadで使うなら通常のRakuten最強プランを契約してデータ通信だけ使う形になります。iPadで動画やゲームを容量を気にせず楽しみたい人に、まず候補にしたい一枚です。
IIJmio|中容量のeSIMデータ専用が最安水準

| プラン | ギガプラン(データeSIM) |
|---|---|
| 月額料金 | データeSIM 2GB 440円/5GB 650円/10GB 1,050円/15GB 1,320円 など |
| 回線 | ドコモ(データSIM・データeSIMはドコモ網) |
| eSIM | データeSIM対応 |
| キャンペーン | eSIM初期費用半額(2026/3/1〜11/4、1,650円) |
メリット
- データeSIM 2GBが440円〜と、中容量のデータ専用としては最安水準
- 2026年3月にデータeSIM 15GBが1,320円へ値下げされ、中容量がさらにお得に
- eSIM初期費用半額キャンペーンで初期コストを抑えて始めやすい
デメリット
- データSIM・データeSIMはドコモ回線のみで、回線の選択肢が限られる
- 昼などの混雑時間帯は速度が落ちやすいことがある
IIJmioの「ギガプラン」は、iPadにぴったりのデータeSIMを最安水準で使えるのが強みです。2GBで440円からと低容量も安く、2026年3月にはデータeSIMの15GBが1,430円から1,320円へ値下げされ、中容量帯のコスパがさらに高まりました。同じ15GBでも音声通話つきは1,600円なので、通話のいらないiPadならデータeSIMのほうが明確に安く済みます。eSIM対応なので、最近のeSIM専用iPadにもそのまま使えます。
2026年3月から11月4日まではeSIMの初期費用が半額(1,650円)になるキャンペーンも実施中で、初期コストを抑えてスタートできます。データSIM・データeSIMはドコモ回線での提供となるため、ドコモがつながりやすいエリアの人に特に向いています。「電話番号はいらない、データだけ中容量で安く」という典型的なiPadユーザーに最適です。
povo2.0|基本0円で必要なときだけデータを足せる

| プラン | povo2.0(基本料0円+トッピング) |
|---|---|
| 月額料金 | 基本0円/データ追加5GB(30日間)1,380円・30GB(30日間)2,780円 など。毎月自動でチャージされるサブスク版も選べる |
| 回線 | au |
| eSIM | 対応 |
| 注意 | 180日以上有料トッピングの購入がないと利用停止になる場合あり |
メリット
- 基本料0円で、使う月だけデータをトッピングすればよい
- たまに外で使うサブiPadとの相性が抜群で、無駄な固定費が発生しない
- eSIM対応でアプリから即トッピングでき、必要なときすぐ容量を足せる
- 毎月自動でチャージされるサブスク型のトッピング(5GB/30GB)も選べ、買い忘れを防げる
デメリット
- 180日間以上、有料トッピングの購入がないと利用停止・契約解除になることがある
- 毎月たくさん使う人にとってはトッピング積み増しで割高になりやすい
povo2.0は基本料が0円で、必要なときだけデータを「トッピング」して使う独自のスタイルが特徴です。たとえば「データ追加5GB(30日間・1,380円)」「データ追加30GB(30日間・2,780円)」などをアプリから都度購入でき、使わない月は0円のまま維持できます。毎月同じ容量を使う人向けに、同額で自動チャージされるサブスク型のトッピングも用意されました。
外でiPadを使うのが旅行や出張のときだけ、という人にとっては、固定費ゼロで持っておけるのが大きな魅力です。ただし180日間以上、有料トッピングの購入がないと利用停止・契約解除となる場合があるため、半年に一度は何かしらトッピングを購入する必要があります。「使う月と使わない月の差が激しいサブ機のiPad」にうってつけです。
mineo|月990円で低速使い放題のマイそく

| プラン | マイそく(速度で料金が決まる使い放題)/マイピタ(容量で選ぶ) |
|---|---|
| 月額料金 | マイそく スタンダード(最大1.5Mbps)990円/プレミアム(最大5Mbps)2,200円/スーパーライト(最大32kbps)250円/マイピタ シングルタイプ 3GB 880円・7GB 1,265円・15GB 1,705円・30GB 1,925円 |
| 回線 | ドコモ/au/ソフトバンク |
| eSIM | 対応(Aプラン=au/Dプラン=ドコモ。Sプラン=ソフトバンクはeSIM非対応) |
| 注意 | マイそくは平日12時台が最大32kbpsに制限(プレミアムのみ最大200kbps) |
メリット
- 月990円(最大1.5Mbps)でデータ使い放題と、容量を気にせず使える
- ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べ、iPadの対応回線に合わせやすい
- 必要なときは24時間データ使い放題オプション(198円/回)を都度追加できる
デメリット
- 平日12時台は最大32kbpsに絞られ、その時間は実用的な速度が出にくい
- 1.5Mbpsは高画質動画や大容量ダウンロードにはやや物足りない
mineoの「マイそく」は、データ容量ではなく最大速度で月額が決まる使い放題プランです。最大1.5Mbpsのスタンダードコースなら月990円で、容量を気にせず使えます。標準画質の動画やSNS、Web閲覧なら1.5Mbpsでも十分実用的で、iPadでの「ながら使い」に向いています。
ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べるため、手持ちのiPadの対応回線に合わせやすいのも便利です。ただし平日12時台は最大32kbpsに制限されるので、昼休みにガッツリ使いたい人は注意しましょう(最大5Mbpsのプレミアム2,200円なら、この時間帯も最大200kbpsで動きます)。なお容量で選びたい場合は、2025年11月の大幅増量で使いやすくなった「マイピタ」もあり、データ通信のみのシングルタイプなら3GB 880円、30GBでも1,925円と、iPad用のデータSIMとして十分に安い水準です。速度より「容量無制限で安く」を優先したいiPadユーザーに刺さる一枚です。
LINEMO|LINEのトーク・通話がデータ消費ゼロ

| プラン | ベストプラン(段階制)/ベストプランV |
|---|---|
| 月額料金 | ベストプラン 〜3GB 990円・〜10GB 2,090円/ベストプランV 〜30GB 2,970円 |
| 回線 | ソフトバンク |
| eSIM | 対応 |
| 特徴 | LINEギガフリー(LINEのデータ消費ゼロ) |
メリット
- LINEギガフリーで、LINEのトーク・通話・ビデオ通話のデータ消費がゼロ
- ソフトバンク回線のサブブランドで、混雑時間帯でも速度が安定しやすい
- 3GBまで990円の段階制で、少なめに使う月は料金が抑えられる
デメリット
- 低容量帯では他のMVNOよりやや割高なケースもある
- 回線はソフトバンクのみで、回線を選べない
LINEMOは、LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話のデータ消費がゼロになる「LINEギガフリー」が最大の特徴です。iPadでLINEのやり取りやビデオ通話をよく使う人なら、実質的に少ない容量でも長く使えます。ベストプランは3GBまで990円、10GBまで2,090円の段階制、ベストプランVは30GBまで2,970円です。
ソフトバンク回線のサブブランドにあたるため、一般的なMVNOより混雑時間帯でも速度が安定しやすいのもメリットです。「データ通信専用SIMでLINEの通話やFaceTimeはできるの?」と気になる人も多いですが、これらはデータ通信さえあれば利用でき、LINEMOならそのLINE通信がノーカウントになります。LINE中心でiPadを使う人におすすめです。
NUROモバイル|LINEのデータ消費がゼロになるバリュープラス

| プラン | バリュープラス(VS/VM/VL/VLL) |
|---|---|
| 月額料金 | データ専用SIM 3GB 627円/5GB 825円/10GB 1,320円/15GB 1,625円(音声通話付きは3GB 792円〜) |
| 回線 | ドコモ/au/ソフトバンク |
| eSIM | 対応(データ通信専用SIMでもeSIMを選べる) |
| 特徴 | Gigaプラス(3か月ごとにVM+3GB/VL+6GB/VLL+9GB)・対象SNSのデータフリー(VM以上) |
メリット
- データ専用SIMなら3GB 627円からと、小〜中容量をかなり安く使える
- 「Gigaプラス」で3か月ごとにデータが追加され、実質さらにお得
- 5GBのVM以上ならLINEなど対象SNSのデータ消費がゼロになるデータフリーが付く
デメリット
- 最安のVSプラン(3GB)はGigaプラスもデータフリーも対象外
- 無制限プランはなく、大容量を求める人には不向き
NUROモバイルの「バリュープラス」は、データ通信専用SIMなら3GB 627円という低価格に加え、3か月ごとにデータが増量される「Gigaプラス」が付くお得なプランです。さらにLINEなど対象SNSのデータ消費がゼロになるデータフリーも利用でき、容量を節約しながら使えます。
回線はドコモ・au・ソフトバンクから選べるため、iPadの対応回線に合わせやすいのも利点です。ただし最安のVSプラン(3GB)はGigaプラスもLINEのデータフリーも対象外なので、増量やデータフリーを狙うなら5GBのVM(データ専用825円)以上を選びましょう。小〜中容量を安く、かつLINEを多用するiPadユーザーに向いた一枚です。
LinksMate|少容量が最安級でゲームのカウントフリーに強い

| プラン | データ通信のみSIM(容量を細かく選択) |
|---|---|
| 月額料金 | データのみ 100MB 165円〜(容量は38種類から選択) |
| 回線 | ドコモ |
| eSIM | 対応(データ通信のみプランでも選択可・eSIM新規発行手数料550円) |
| 特徴 | カウントフリーオプション(月550円で対象のギガ消費が1/10) |
メリット
- データのみSIMが100MB 165円〜と少容量が最安級
- 容量を38種類から細かく選べ、iPadの使い方にぴったり合わせられる
- カウントフリーオプション(月550円)で対象ゲーム・SNS・動画のギガ消費が1/10
デメリット
- 回線はドコモのみで、回線を選べない
- カウントフリーは月額オプションのため、使わないと割高に感じることも
LinksMateは、データのみSIMが100MB 165円からと少容量が最安級で、容量を38種類から細かく選べるのが特徴です。iPadを「地図やメモ程度に少しだけ使う」人なら、必要最小限の容量でムダなく契約できます。
最大の魅力は月550円の「カウントフリーオプション」で、対象のゲーム・SNS・動画配信のギガ消費が10分の1になります。対象タイトルのゲームをiPadで遊ぶ人にとっては、データを大幅に節約できる強力な選択肢です。データ通信のみのプランでもeSIMを選べるため、SIMトレイのない最近のiPadでもそのまま使えます。回線はドコモのみとなる点は押さえておきましょう。少容量メイン、または対象ゲームをiPadで楽しむ人に最適です。
HISモバイル|小容量を安く使いたい人向け

| プラン | データ定額2.0プラン(データ通信専用)/自由自在2.0プラン(音声付き・段階制) |
|---|---|
| 月額料金 | データ定額2.0:1GB 400円/3GB 580円/7GB 880円/10GB 1,100円/20GB 1,850円(音声付きの自由自在2.0は1GB 550円・〜100MB 280円・7GB 990円) |
| 回線 | データ定額2.0はドコモのみ(音声付きの自由自在2.0はドコモ/ソフトバンク) |
| eSIM | 対応(データ定額2.0のeSIMはSMSなし) |
| 特徴 | 超過後も最大200kbpsで使える/1GB 200円でチャージ |
メリット
- データ通信専用のデータ定額2.0なら1GB 400円・7GB 880円と、小〜中容量がとにかく安い
- 音声付きの自由自在2.0なら月100MB未満は280円で、ほぼ使わない月のコストを最小化できる
- 容量超過後も最大200kbpsで使え、追加は1GB 200円と良心的
デメリット
- 無制限プランはなく、たっぷり使う人には不向き(データ定額2.0は最大30GBまで)
- 超過後の200kbpsは高画質動画などには物足りない
HISモバイルには音声付きの「自由自在2.0プラン」とは別に、データ通信専用の「データ定額2.0プラン」があり、iPadで使うならこちらが本命です。1GB 400円、3GB 580円、7GB 880円という小〜中容量の安さが光ります。音声付きの自由自在2.0でも月のデータ使用が100MB未満なら280円まで下がるため、「iPadはたまにしか外で使わない」人ならコストを最小限に抑えられます。
容量を超過しても最大200kbpsで通信を続けられ、高速に戻したいときは1GB 200円で最大100GBまでチャージできる柔軟さも魅力です。ただしデータ定額2.0はドコモ回線のみの提供で、eSIMも選べますがSMSは付けられません(回線を選びたい場合は音声付きの自由自在2.0がドコモ・ソフトバンクに対応しています)。外でのiPad利用が軽め・小容量で十分という人に、もっともコスパが良い選択肢のひとつです。
イオンモバイル|細かく選べる容量とイオン店舗のサポート

| プラン | さいてきプラン(データプランあり) |
|---|---|
| 月額料金 | データプラン 1GB 528円/3GB 858円/5GB 1,078円/10GB 1,628円(音声プランは0.5GB 803円/3GB 1,078円 ほか) |
| 回線 | ドコモ/au |
| eSIM | 対応(ドコモ回線・au回線。ただしSMSなしのデータ通信eSIMは取り扱いなし) |
| 特徴 | 容量を翌月何度でも無料変更・繰り越し対応/全国のイオン店頭サポート |
メリット
- データプランなら1GB 528円から、音声プランは0.5GB 803円からと容量を細かく選べる(最大200GB)
- 翌月のデータ容量を何度でも無料で変更でき、余りは繰り越せる
- 全国のイオン店頭で対面サポートを受けられ、初心者でも安心
デメリット
- 同容量帯では他社よりやや高めになる場合がある
- 混雑時間帯は速度が落ちやすいことがある
イオンモバイルの「さいてきプラン」は、10GBまでは1GBきざみ、最大200GBまで容量を細かく選べ、翌月の容量変更が何度でも無料という柔軟さが魅力です。データプランも用意されており、1GB 528円・3GB 858円・5GB 1,078円・10GB 1,628円と、iPadのデータ専用利用にちょうど合う価格帯です。余ったデータは翌月へ繰り越せるため、使う量にムラがある人でも無駄が出にくい設計です。
そして格安SIM初心者にうれしいのが、全国のイオン店頭で対面サポートを受けられること。設定に不安があっても店舗で相談できる安心感は大きなメリットです。回線はドコモ・auから選べ、どちらもeSIMに対応しています。ただしSMSの付かないデータ通信専用のeSIMは扱いがないため、eSIMのiPadで使うならSMS付きのデータeSIMを選ぶ形になります。「料金より使いやすさ・サポート重視」という人に向いています。
y.u mobile|余ったデータを無期限でためられる

| プラン | シングル/シングル U-NEXT ほか |
|---|---|
| 月額料金 | シングル 5GB 1,070円(ギガ倍増特典で実質10GB)/シングル U-NEXT 10GB 2,970円(特典を使い切ると最大30GB相当) |
| 回線 | ドコモ |
| eSIM | 利用可(申し込み時はSIMカードのみ、開通後にマイページからeSIMへ変更) |
| 特徴 | 余ったギガを有効期限なしで繰り越し(上限100GB)/毎月のギガ倍増特典・1年ごとに10GBの継続特典 |
メリット
- 余ったギガを有効期限なしでため込める(上限100GB)
- シングル U-NEXTなら動画見放題つきで最大30GB相当が2,970円とエンタメに強い
- データチャージは10GBまとめると1GBあたり120円と割安
デメリット
- 回線はドコモのみで、回線を選べない
- シングル5GBの単価は最安級というほどではない
- 申し込み時はSIMカードのみで、eSIMにするには開通後の切り替えが必要
y.u mobileの最大の特徴は、余ったギガを有効期限なしで無期限にためられる(上限100GB)点です。月によって使う量に差があるiPadでも、使わなかったデータを長くストックして必要な月に使えるため、結果的に無駄のない運用ができます。
シングルプランは5GBで1,070円ですが、毎月自動で同量が上乗せされる「ギガ倍増特典」により実質10GB使えます。動画見放題のU-NEXTがセットになった「シングル U-NEXT」は基本10GBで2,970円、ギガ倍増と毎月もらえるU-NEXTポイントでの10GBチャージを合わせると最大30GB相当になり、エンタメをまとめて楽しみたい人にも向いています。データチャージは10GBまとめて買うと1GBあたり120円と割安です。「繰り越しを最大限に活かしたい」「iPadで動画も見たい」人にぴったりです。
BIGLOBEモバイル|エンタメフリーで動画・音楽が使い放題

| プラン | データSIM(3〜30ギガ)/音声通話SIM(プランS・R・M)+エンタメフリー・オプション |
|---|---|
| 月額料金 | データSIM 3ギガ 990円〜/エンタメフリー・オプションはデータSIM 月1,078円・音声通話SIM 月308円 |
| 回線 | データSIMはタイプD(ドコモ)のみ/音声通話SIMはタイプA(au)・タイプD(ドコモ) |
| eSIM | 対応(音声通話SIM) |
| 特徴 | YouTube・ABEMA・U-NEXT等がデータ消費なしで使える(最大1Mbps) |
メリット
- エンタメフリー・オプション(音声通話SIM月308円/データSIM月1,078円)でYouTube等がデータ消費なし
- 少ない容量プランでも動画・音楽を実質使い放題にできる
- プランS(1ギガ)などの小容量プランからオプションを付けられる
- 音声SIM契約でオプションが一定期間無料になるキャンペーンがある
デメリット
- エンタメフリー対象の通信は最大1Mbpsに制限される
- 基本のプラン料金は他のMVNOよりやや割高な傾向
- データSIMはドコモ回線のみで、オプション料金も音声通話SIMより高い
BIGLOBEモバイルは、「エンタメフリー・オプション」でYouTube・ABEMA・U-NEXTなどがデータ消費なしで使えるのが最大の魅力です。オプション料金は音声通話SIMなら月308円、iPad向けのデータSIMなら月1,078円で、プランS(1ギガ)のような小容量からでも申し込めます。少なめの容量でも動画や音楽を実質使い放題にできるので、iPadの大画面で動画をたくさん見たい人にとっては心強い仕組みです。
対象通信は最大1Mbpsに制限されますが、標準画質の動画や音楽配信なら十分実用的です。なおデータSIMはタイプD(ドコモ回線)のみの提供で、3ギガ990円から30ギガまで用意されています。音声SIM契約でオプションが一定期間無料になるキャンペーンが実施されることもあります。「iPadで動画・音楽を容量を気にせず楽しみたい」人に向いた一枚です。
【データ専用SIM】容量別のいちばん安いプランを比較
ここでは、iPadで使うことの多い「データ専用(データSIM)」を前提に、容量帯ごとの最安クラスを整理します。自分の使う容量に当てはめて、候補を絞り込んでみてください。
1〜3GB(軽い調べもの・地図中心)の最安
| サービス | 容量・月額 | 回線 |
|---|---|---|
| LinksMate | 1GB 数百円台〜(100MB 165円〜) | ドコモ |
| HISモバイル | データ定額2.0 1GB 400円/3GB 580円 | ドコモ |
| IIJmio | データeSIM 2GB 440円 | ドコモ |
| イオンモバイル | データプラン 1GB 528円/3GB 858円 | ドコモ/au |
| NUROモバイル | データ専用SIM 3GB 627円 | ドコモ/au/SB |
地図やWeb検索、SNS閲覧が中心の軽い使い方なら、1〜3GBで十分です。この帯域で安いのはIIJmio(データeSIM 2GB 440円)、HISモバイル(データ定額2.0の1GB 400円・3GB 580円)、LinksMate(100MB 165円〜の少容量)あたり。データ通信専用のプランを選ぶと、同じ容量でも音声つきより数百円安くなるのがポイントです。とにかく毎月のコストを抑えたいなら、これらの少容量プランが有力です。
ほぼ使わない月があるなら、音声つき自由自在2.0の「100MB未満280円」やpovo2.0の基本0円+都度トッピングも候補になります。3GB前後まで使うなら、NUROモバイルのデータ専用SIM(3GB 627円)やイオンモバイルのデータプラン(3GB 858円)も比較しておきたいところです。eSIMのiPadで即開通したいなら、データeSIM対応のIIJmioが扱いやすいでしょう。
5〜20GB(動画も少し見る)の最安
| サービス | 容量・月額 | 回線 |
|---|---|---|
| IIJmio | データeSIM 10GB 1,050円/15GB 1,320円 | ドコモ |
| HISモバイル | データ定額2.0 7GB 880円/10GB 1,100円 | ドコモ |
| mineo | マイピタ シングル 7GB 1,265円/15GB 1,705円 | ドコモ/au/SB |
| イオンモバイル | データプラン 5GB 1,078円/10GB 1,628円 | ドコモ/au |
| y.u mobile | シングル 5GB 1,070円(繰り越し無期限) | ドコモ |
外でも動画を少し見る、調べものをよくする、という人は5〜20GBが目安です。この帯域ではIIJmioのデータeSIM 15GB 1,320円が抜群にコスパが良く、HISモバイル データ定額2.0の7GB 880円も割安です。中容量をデータeSIMで安く使いたいならIIJmioが軸になります。
使う月にムラがあるなら、繰り越しを無期限でためられるy.u mobile(5GB 1,070円・ギガ倍増で実質10GB)や、容量変更が何度でも無料のイオンモバイルも便利です。2025年11月に容量が大幅増量されたmineoのマイピタも、データ専用のシングルタイプで7GB 1,265円・15GB 1,705円と有力な選択肢になりました。動画を多く見る人は、後述のカウントフリー系(BIGLOBEモバイル等)と組み合わせて考えるのもおすすめです。
無制限・大容量(動画やゲームをたっぷり)の最安
| サービス | 容量・月額 | 回線 |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | 無制限 3,278円(〜3GB 1,078円の段階制) | 楽天/au |
| mineo | マイそく 990円(低速使い放題・最大1.5Mbps) | ドコモ/au/SB |
| mineo | マイピタ シングル 30GB 1,925円/50GB 2,695円 | ドコモ/au/SB |
| BIGLOBEモバイル | データSIMは+月1,078円のエンタメフリーで動画使い放題 | ドコモ |
iPadで動画やゲームをたっぷり使うなら、無制限・大容量が候補です。高速で容量無制限なら楽天モバイルの月3,278円が業界最安級。速度より「容量無制限で安く」なら、mineoのマイそく990円(最大1.5Mbps)がコスパ抜群です。
YouTubeなど特定サービス中心なら、BIGLOBEモバイルのエンタメフリー(データSIMは+月1,078円、音声通話SIMは+月308円)で実質使い放題にする手もあります。とにかく大容量を定額で使いたいなら、mineoのマイピタ シングルタイプ30GB 1,925円も候補に入れておきましょう。「高速&完全無制限なら楽天」「低速でも安く使い放題ならmineo」「動画中心ならBIGLOBE」と、使い方で選び分けるとよいでしょう。容量無制限の選択肢をもっと広く見比べたい人は、無制限の格安SIMを料金で比較した記事もあわせて確認してみてください。
格安SIM・キャリアのセルラー回線・モバイルルーターを料金で比べてみた
iPadを外で使う手段は格安SIMだけではありません。大手キャリアのセルラー回線や、モバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)と比べて、どれが自分に合うかを料金面で整理します。
iPad1台だけ外で使うならどれが安い?
外で使うのがiPad1台だけなら、iPadに直接データSIM(eSIM)を挿す方法がいちばん安く、シンプルです。大手キャリアのデータプランは月数千円かかることが多いのに対し、格安SIMなら1〜3GBで数百円台、無制限でも楽天モバイルの3,278円で収まります。
たとえば「軽い使い方ならHISモバイルのデータ定額2.0で7GB 880円」「無制限なら楽天3,278円」と、ほとんどのケースで格安SIM直挿しが大手キャリアより安くなります。ルーターを別に持つと端末代や別契約の基本料が上乗せされるため、1台運用ならSIM直挿しがコスパ最強です。電池切れの心配がないのも利点です。
スマホやパソコンと一緒に使うならルーターが得なケース
iPadだけでなく、スマホやノートパソコンも外でネットにつなぎたい人は、1台のモバイルルーターで複数端末をまとめてつなぐほうが得になることがあります。端末ごとにSIMを契約するより、ルーター1契約で共有したほうが合計の通信費を抑えられるケースが多いからです。
たとえば「iPad+ノートPCで作業する」「家族で複数台つなぐ」といった使い方なら、無制限系のモバイルルーターが向いています。候補を絞りたいときは無制限のポケット型Wi-Fiを料金・速度で比較した記事が参考になります。一方、つなぐのがiPad1台中心で、たまにスマホをテザリングする程度なら、わざわざルーターを足すよりSIM直挿し+テザリングで十分なことも多いです。台数と用途で損益分岐点が変わります。
使い方別のおすすめの組み合わせ
使い方別に整理すると、選び方が見えてきます。「iPad1台・軽く使う」なら格安SIM直挿しの小容量プラン、「iPad1台・動画もたっぷり」なら楽天モバイルの無制限、「複数端末をまとめて使う」ならモバイルルーター、という組み合わせが基本です。
たまにしか外で使わないなら、povo2.0の基本0円+必要時トッピングや、スマホのテザリングで済ませるのも賢い選択です。なお、料金プランや端末の選び方は総務省の携帯電話ポータルサイトでも丁寧に解説されているので、迷ったときは公的な情報も参考にすると安心して比較できます。自分の「台数」「容量」「使う頻度」を軸に、無理なく続けられる組み合わせを選びましょう。
iPadと格安SIMをセットで購入できるサービス
「iPad本体も一緒に用意したい」という人は、端末とSIMをまとめて契約できるサービスや、中古・整備済みiPadとの使い分けを知っておくと選択肢が広がります。
端末セット販売がある格安SIM
格安SIMのなかには、iPad本体をセットで購入できる会社もあります。イオンモバイルは中古(未使用品)のiPad 第10世代セルラーモデルなど、タイミングによってiPadやタブレット端末の取り扱いがあるため、回線契約と同時に端末をそろえられます。店頭で相談しながら選びたいなら、全国に店舗があるイオンモバイルが心強いでしょう。一方、楽天モバイルはiPhoneやAndroidスマートフォンは販売していますが、iPadのセット販売は行っていません。
ただし格安SIMの端末ラインナップは大手キャリアほど豊富ではなく、最新iPadは取り扱いがないこともあります。欲しいモデルが決まっている場合は、Apple StoreでiPadを買い、SIMだけ格安SIMで契約する「別々調達」のほうが選択肢は広がります。取り扱い状況は変動するため、最新の在庫・ラインナップは各社公式で確認しましょう。
セット購入と中古・整備済みiPadの使い分け
費用を抑えたいなら、中古・整備済み(リファービッシュ)のiPadを買って格安SIMを挿す方法も有力です。型落ちのCellularモデルなら本体価格を大きく抑えられ、毎月の通信費も格安SIMで安く保てます。Appleの整備済製品は保証も付くため、中古に不安がある人でも比較的安心です。
中古品を選ぶときは、必ず「Wi-Fi+Cellular」モデルであること、eSIM対応か物理SIM対応か、対応回線(ドコモ・au・ソフトバンク)を確認しましょう。最新機能や保証を重視するなら新品セット購入、コスパ重視なら整備済み+格安SIM、と目的で使い分けるのがおすすめです。
iPadで格安SIMを使うメリット
iPadに格安SIMを入れると、使い勝手とコストの両面でメリットがあります。代表的な3つを見ていきましょう。
毎月の通信費をぐっと抑えられる
最大のメリットは、大手キャリアより毎月の通信費を大きく節約できることです。大手キャリアのデータプランが月数千円かかるのに対し、格安SIMなら1〜3GBで数百円台、無制限でも楽天モバイルの3,278円で済みます。
iPadは動画やWebブラウジングが中心で、必ずしも大容量が必要とは限りません。自分の使う容量に合わせて最安プランを選べば、年間で数万円単位の節約も十分可能です。固定費を見直したい人にとって、iPadの格安SIM化は効果の大きい節約術といえます。
Wi-Fiがない外出先でもネットにつながる
iPadに格安SIMを入れておけば、カフェや移動中などWi-Fiがない場所でも、すぐにネットにつながります。フリーWi-Fiを探したり、セキュリティの不安なWi-Fiに接続したりする必要がなく、安全かつ快適です。
外出先で資料を確認したり、地図を見たり、動画を楽しんだりと、iPadの活用範囲が一気に広がります。とくに仕事や勉強でiPadを持ち歩く人にとって、「いつでもどこでもつながる」安心感は大きな価値です。
テザリングのスマホ電池切れを気にしなくていい
スマホのテザリングでiPadをつなぐと、スマホ側の電池が一気に減ってしまうのが悩みどころです。いざというときにスマホの充電が切れて、両方使えなくなる事態も起こりがちです。
iPadに格安SIMを直接入れておけば、スマホの電池やデータ容量を気にせずiPadを使えます。スマホとiPadが独立してネットにつながるので、片方の電池切れに足を引っ張られません。2台持ちでそれぞれをしっかり使いたい人ほど、SIM直挿しの恩恵を感じられます。
iPadで格安SIMを使うときに気をつけたいこと
便利な反面、iPadならではの注意点もあります。契約前に次の3つを押さえておくと、つながらない・使えないといった失敗を防げます。
nanoSIMサイズとeSIM対応モデルの確認が必要
iPadのCellularモデルは、世代によって物理SIM(nanoSIM)対応かeSIM専用かが異なります。物理SIMを使う場合はnanoSIMサイズが基本ですが、最近のモデルは物理SIMトレイがなくeSIM専用になっています。
申し込む前に、自分のiPadが物理SIM・eSIMのどちらに対応しているかを必ず確認しましょう。eSIM専用モデルなら、契約する格安SIMもeSIM対応であることが必須です。確認を怠ると、せっかく契約したSIMが使えないことになりかねません。
SIMロックや対応回線(ドコモ・au)の相性
中古などで手に入れたiPadには、SIMロックがかかっていたり、対応する回線が限られていたりすることがあります。SIMロックがあると、ロック解除しないと他社のSIMが使えません。
また、iPadが対応する周波数(バンド)と、格安SIMが使う回線(ドコモ・au・ソフトバンク)の相性も重要です。基本的には大手キャリア回線を借りた格安SIMなら使えますが、念のため契約前に各社の「動作確認端末一覧」で自分のiPadが対象になっているかをチェックすると安心です。回線を選べるmineoやイオンモバイルなら、対応回線に合わせやすいのも利点です。
混雑する時間帯は速度が落ちやすい
格安SIM(MVNO)は大手キャリアの回線を借りて運営しているため、平日の昼12時台や夕方など利用者が集中する時間帯は速度が落ちやすい傾向があります。動画の読み込みが遅くなったり、ページ表示に時間がかかったりすることがあります。
なお国民生活センターも、格安SIMは大手キャリアとサポート内容や利用方法が違う点を契約前に確認するよう呼びかけています。速度や昼の混雑具合も、契約前に各社の案内を確かめておきたいポイントです。速度の安定を重視するなら、自社回線の楽天モバイルや、サブブランド系で混雑に強いLINEMO(ソフトバンク回線)が候補になります。mineoのマイそくのように、もともと平日昼の速度制限が明記されているプランは、その時間帯をあまり使わない人向けです。実測データをもとにした速度が速い格安SIMの比較も参考にしながら、自分の使う時間帯と各社の混雑耐性を照らし合わせて選びましょう。
iPadに格安SIMを入れて使うまでの手順
実際にiPadへ格安SIMを入れて使い始めるまでの流れを、申し込み前の準備から設定・トラブル対処まで順番に説明します。
申し込み前にやることと用意するもの
まず自分のiPadが「Wi-Fi+Cellular」モデルか、物理SIM・eSIMのどちらに対応しているかを確認します。あわせて、契約する格安SIMがそのiPadの対応回線・SIM種別に合っているか(動作確認端末一覧など)もチェックしましょう。
用意するものは、本人確認書類、支払い用のクレジットカード、メールアドレスなどです。電話番号を引き継ぎたい場合はMNP予約番号が必要ですが、iPadのデータSIM利用なら通常は不要です。なお、番号を変えずに乗り換えるMNP制度は、政府広報オンラインでも転出手数料が原則無料化されたことが案内されており、対応する会社間ならWebだけで手続きが完結します。
物理SIM・eSIMそれぞれの設定の流れ
物理SIMの場合は、届いたnanoSIMをiPadのSIMトレイに挿し、案内に従ってAPN(接続情報)を設定すれば完了です。多くの格安SIMはプロファイルのインストールや簡単な設定で使えるようになります。
eSIMの場合は、申し込み後に発行されるQRコードを読み取るか、専用アプリ・eSIMクイック転送などで開通します。物理カードの到着を待たずに即日使えるのがeSIMの強みです。設定手順はモデルによって少し異なるため、AppleサポートのiPadでeSIMを設定する手順に沿って進めると確実です。
つながらないときの確認ポイント
設定したのにつながらないときは、まず「モバイルデータ通信」がオンになっているか、APN(接続情報)が正しく設定されているかを確認しましょう。多くの場合、APN設定の入力ミスやプロファイルの未インストールが原因です。
それでも改善しないときは、iPadの再起動、機内モードのオン・オフ、SIM(物理SIMなら挿し直し)の確認を試します。eSIMの場合は、回線が正しく選択されているか(設定>モバイルデータ通信)も見直しましょう。あわせて、契約した回線がそのiPadの対応バンドに合っているかも改めて確認すると、原因の切り分けがしやすくなります。
iPadの格安SIMに関するよくある質問
Wi-FiモデルのiPadでも格安SIMは使えますか?
いいえ、Wi-Fiモデルには格安SIMを挿しても使えません。モバイル通信ができるのは「Wi-Fi+Cellular(セルラー)モデル」だけです。Wi-FiモデルはSIMスロットもeSIM機能もないため、外でネットを使うにはスマホのテザリングやモバイルルーターを利用する必要があります。これから外でも単体で使いたい人は、購入時にCellularモデルを選びましょう。
データ専用SIMでLINEやFaceTimeの通話はできますか?
はい、データ専用SIMでもLINE通話やFaceTimeなどのアプリ通話は問題なく使えます。これらはデータ通信を使った通話なので、電話番号は不要です。一方で、電話番号を使った通常の音声通話やSMSは、iPad単体ではできません。番号での電話が必要な場合は、同じApple IDのiPhoneと連携する方法を使います。LINE中心なら、LINEの通信がノーカウントになるLINEMOや、5GBのVMプラン以上でLINEがデータフリーになるNUROモバイルが特におすすめです。
iPad ProやiPad Airでも同じSIMで使えますか?
はい、iPad Pro・iPad Air・iPad mini・無印iPadのいずれも、Cellularモデルなら格安SIMを使えます。ただし新しめのモデルは物理SIMトレイがなくeSIM専用のことが多いため、その場合はeSIM対応の格安SIMを選ぶ必要があります。基本的な使い方や選ぶSIMは機種によって大きく変わりませんが、対応SIM種別(物理/eSIM)と対応回線だけは事前に確認しておきましょう。
1か月だけ使いたいときに向いている格安SIMは?
短期間だけ使いたいなら、基本料0円で必要なときだけデータをトッピングできるpovo2.0が向いています。使う月だけデータを購入し、使わなければ0円で維持できます。また、1GB 400円から契約できてチャージも1GB 200円と安いHISモバイルのデータ定額2.0や、音声つきの自由自在2.0で月100MB未満なら280円になるプランも、短期・少量利用と相性が良いです。旅行や出張など一時的な利用なら、固定費がかからない仕組みを選ぶと無駄がありません。
eSIMと物理SIMはどちらがおすすめですか?
すぐに使い始めたい・最近のiPadを使うなら、eSIMがおすすめです。eSIMは申し込み後オンラインで即開通でき、物理カードの到着を待つ必要がありません。近年のiPadはeSIM専用モデルが増えているため、対応していればeSIMが便利です。一方、古いiPadや物理SIMしか対応していないモデルでは、nanoSIM(物理SIM)を選びます。自分のiPadの対応状況に合わせて選ぶのが基本です。
iPadとiPhoneで同じSIMを使い回せますか?
物理SIMなら抜き差しで使い回せますが、毎回入れ替えるのは手間がかかり、現実的とはいえません。eSIMの場合は1枚のeSIMを複数端末で同時には使えないため、基本的には端末ごとに契約するのが快適です。データをまとめたいなら、複数回線でデータを分け合える「シェアプラン」がある会社(イオンモバイル等)を選ぶか、モバイルルーター1台でiPadとiPhoneの両方をつなぐ方法が現実的です。iPhone側の乗り換えも検討しているなら、iPhoneにおすすめの格安SIMの比較もあわせてどうぞ。





