ポケット型WiFi(モバイルWi-Fi)とは?仕組みやメリット・デメリットから選び方まで徹底解説

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ポケット型Wi-Fiとは?

工事不要で、屋外でも気軽にWi-Fiを利用できるポケット型Wi-Fi。
プランや端末が数多くあるため、いろいろな用途が考えられます。

例えば、以下のような人はポケット型Wi-Fiの利用を積極的に検討しても良いでしょう。

  • 通勤・通学時や屋外でWi-Fiをたくさん使いたい
  • 1人暮らしで引っ越し先のネット環境を考えている
  • 車用や旅行用にWi-Fiが欲しい
  • スマホのギガや月額料金を抑えたい

そして、検討にあたっては以下の点を抑えておきましょう。

  • たくさんの端末で同時に使うには不向き
  • 通信速度は光回線に比べると遅い
  • 「データ無制限」以外は速度制限がある

本記事では上記を踏まえた上でポケット型Wi-Fiの仕組みやメリット・デメリットはもちろん、回線の種類や選びかた等について解説しています。

ポケット型Wi-Fiが気になっている人や、わからないことがある人はぜひ参考にしてください。
なお、ポケット型Wi-Fiを検討中の人にはこちらの記事がおすすめです。

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この記事のもくじ

ポケット型Wi-Fiとは?

様々なポケットwifi端末
▲ポケット型Wi-Fiの端末はスペックと同じく、端末の色や形状も様々です。

ポケット型Wi-Fiの仕組みや回線種類、メリット・デメリットなどについて以下の項目別に解説していきます。

ポケット型Wi-Fiの仕組みはスマホと同じ

ポケット型Wi-Fiは、スマホと同様に「モバイル回線(移動体通信回線)」を利用したWi-Fiです。

つまり、キャリアごとに基地局から発信される電波をポケット型WiFi(ルーター)が受信して、スマホなどのデバイスにWi-Fiを飛ばす仕組みとなっています。

そのため、端末だけでは通信できずルーターにはSIMが必要となります。
なお、SIMカードが不要な「クラウドSIM」タイプと呼ばれるポケット型Wi-Fiもあります。

ポケット型Wi-Fiのメリット

メリット

ポケット型Wi-Fiのメリットを整理すると以下のようになります。

メリット
  • 工事なしですぐにWi-Fiが利用できる
  • 場所を選ばずWi-Fiが使える
  • 月額料金が安いものから選べる
  • 無制限ならメイン回線にもなり得る

ポケット型Wi-Fiは、屋外で自分だけのWi-Fi環境を簡単に構築できることが最大のメリットです。

また、様々な端末やデータ容量プランから安いサービスを選ぶことで、安価にWi-Fiを利用することが可能です。

データ無制限のポケット型Wi-Fiであれば、用途によってメイン回線にもなり得ます。

ポケット型Wi-Fiのデメリット

デメリット

続いて、ポケット型Wi-Fiのデメリットは以下の通りです。

デメリット
  • 通信速度は速くない
  • バッテリーが切れたら利用できない
  • 同時にたくさんの端末につなぐと遅くなる

速度は光回線と比べると「高速」とは言えません。
とはいえ、webやSNS、YouTube程度の利用であればストレスなく利用できるでしょう。

ただし、同時に複数の端末を接続すると速度低下が起こりやすいため、たくさんの端末を利用したい人や複数人での利用を考えている場合は注意が必要です。

ポケット型Wi-Fiの速度は?

スピードテスト結果

ポケット型Wi-Fiは「速度が遅い」と言われます。
ただし、それは「光回線に比べて」であり、キャリアによっても差があります。

ポケット型Wi-Fiで、最大下り速度が最も遅い「クラウドSIM」の最大速度は「下り150Mbps」となっていますが、SNSや動画視聴をする分には十分な速度だと言えます。

用途によって必要な速度は異なりますので、快適に利用できる下り速度の目安については下図を参考にしてください。

通信速度ごとの快適度イメージ

なお、公式サイト等に掲載されている「最大速度」はベストエフォートと呼ばれる理論上の速度です。
実際の速度については「実測値」と呼ばれる数値を参考にしてください。

また、速度に関しては「下り・上り・Ping値」があります。
それぞれの意味や役割は以下の通りです。

  • 下り速度
    ・webなどを見る、データをダウンロードするといった「受信」速度のこと。
    ・一般的に「ネットが速い」といった場合は下り速度を指します。
  • 上り速度
    ・動画配信やデータのアップロードといった「送信」速度のこと。
    ・大容量データを送信する等以外ではそれほど気にならないでしょう。
  • Ping値
    ・通信時の応答速度を表した数値で、低い値になればなるほど良好
    ・格闘系のオンラインゲームや秒単位のスキャルピングなどでは重要です。

「無制限」以外は速度制限に注意が必要

速度制限中のpocket型WiFi端末

ポケットWi-Fiの使用における最大のストレス要因は「速度制限」です。

「データ無制限」の場合は気にする必要がありませんが、契約したデータ量を使い切ると、それ以降の通信速度が大幅に低下します。
制限された場合の最大速度は128kbps〜数MBと差がありますが、快適なWi-Fi環境は望めません。

主要4社の速度制限がかかる条件等は以下の通りです。

速度制限がかかる条件 制限期間
ドコモ 契約したデータ量を超過すると速度制限が適用される。
さらに、ネットワークが混雑すると通信が遅くなったり、接続が難しくなることもある。
特に直近3日間でのデータ利用量が多い、あるいは一定時間で大量に通信した場合には、その後の通信が一時的に中断されることがある。
翌月1日の0時に自動解除
ソフトバンク 一部の時間帯、特に夜間などの使用が集中する時間には、通信の安定化を図るために速度制限が適用される場合があります。
また、特定の地域でネットワーク負荷が高まった場合、そのエリア内のユーザーに対しても同様に速度制限が行われます。
翌月1日の0時に自動解除
WiMAX 一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある。 記述なし
楽天 ネットワーク帯域の上限を超える通信量や、アプリ設定などにより通信速度が制限されることがある。 記述なし

ポケット型Wi-Fiが利用できるエリアは

交差点のジオラマ

利用できるエリアは、契約するキャリア(回線)によって異なります。
主要キャリアの対応エリアを比較すると以下のようになります。

回線 対応エリア 海外対応 確認方法
ドコモ ドコモ
ソフトバンク SoftBank
au au
楽天モバイル 楽天モバイル
WiMAX 不可 UQ WiMAX

なお、スマホと同様に、ポケット型Wi-Fiも回線によってはつながりにくい場所があります。
一般的につながりにくい場所としては以下が考えられます。

Wi-Fiがつながりにくい場所
  • 山間部
  • 地下(地下1Fよりも地下2Fがつながりにくい)
  • 建物の奥
  • 建物の超高層階

契約前に、利用可能なエリアを確認することをおすすめします。

海外利用する場合は対応エリアと料金に注意

飛行機と地図

海外利用に対応したポケット型Wi-Fiであれば、いざという時でも手間が省けます。
ただし、対応している国や地域は各社によって異なります。

また、利用料については「1日1,000〜2,000円」で「1〜3GB程度の利用」が相場となっていますが、こちらも必ずHPなどで確認しましょう。

長期間・大容量の利用であればレンタルや現地でSIMを購入する方が安上がりになる場合もあります。

海外でのWi-Fi利用に際しては、エリアと合わせて費用もシミュレーションしておくことをおすすめします。

ポケット型Wi-Fiの利用シーン

ポケット型Wi-Fiの利用シーン

ポケット型Wi-Fiが活躍するシーンは多岐にわたります。
一例として、以下のような場面が想定されます。

  • 旅行や外出先でのWi-Fiとして
  • クルマ用のWi-Fiとして
  • リモートワーク用のWi-Fiとして
  • 引っ越し後のつなぎ回線として

ポケット型Wi-Fiは屋外で利用できるため、旅行や出張時のWi-Fiとして活躍します。
同様にクルマでの利用にも適しています。

頻度やデータ量によってはスマホのテザリングで対応する人も多いと思いますが、ポケット型Wi-Fiによってテザリングの手間やスマホのギガを節約することができます。

また、引っ越し先でWi-Fi環境がない場合や、光回線の開通までのつなぎとして利用することも多いでしょう。

ポケット型Wi-Fiがおすすめな人

ピンクのソファでPC操作する男性

上記を踏まえ、ポケット型Wi-Fiがおすすめの人は以下となります。

ポケット型Wi-Fiがおすすめの人
  • 外でのWi-Fi利用が多い人
  • 自宅も含めたメイン回線を安く利用したい人
  • 多くの端末を同時に接続しない人(1人暮らしなど)
  • 動画やSNSといった用途を想定している人

屋外では「フリーWi-Fi」を利用している人も多いと思います。
ただし、セキュリティー面を考慮すると、ポケット型Wi-Fiなどで自身のWi-Fiを利用したほうが安全なのは言うまでもありません。

また、テザリングの場合は、スマホのギガやバッテリーが気になってしまうでしょう。

ポケット型Wi-Fiは「速度が遅い」と言われますが、SNSや動画視聴といった用途であればそれほどストレスを感じることはそれほどありません。

スマホとPCのように、2台程度であれば同時接続も可能です。

ポケット型Wi-Fiの選び方

ポケット型Wi-Fiは数が多く、自分に合ったものを選ぶのが大変です。

しかし「データ容量」と「回線」を軸に検討することで、自分に合ったお得なポケット型Wi-Fiを見つけることができます。

無制限?お得な少容量?データ量から選ぶ

AorB

ポケット型Wi-Fiは、基本的に契約するデータ量に比例して月額料金が上がります
「100GB」プランが主流ですが、20GBなら月額1,000円台から契約することが可能となります

一方で、月額3,000円台から、データ無制限で使えるポケット型Wi-Fiも存在します。

「毎月スマホの容量が少し足りない人」や「たまに使う」人であれば20GB程度、「自宅でもストレスなくWi-Fiを使いたい」は無制限を選ぶと良いでしょう。

自分にどれくらいのデータ容量が必要なのかは、以下を参考にしてみてください。

必要なデータ量の目安
引用:クラウドWiFi公式サイト

データ無制限のポケット型Wi-Fiはどこ?

データ無制限で使えるポケット型Wi-Fiは「WiMAX」「楽天モバイル」「ドコモ」の3つとなります。
各社の特徴を比較していきましょう。

データ無制限の3社比較
楽天モバイル WiMAX
(BIGLOBE WiMAX)
ドコモ
実質月額料金
※2年間の総支払額
3,278円 3,817円 11,348円
月額料金
  • 0~3GB:1,078円
  • ~20GB:2,178円
  • 20GB~:3,278円
  • 1ヶ月目 : 無料
  • 2~25ヶ月目:3,278円
  • 26ヶ月目~ :4,928円
  • 7,315円
    ※eximo
端末代 7,980円
→1円
27,720円
※分割払い可能
96,800円
※分割払い可能
キャッシュバック なし 11,500円 なし
平均通信速度
※下り速度
26.8Mbps 104.9Mbps 127.2Mbps
【総評】
編集部の使用感
★5…快適
★4…良好
★3…可能
★2…困難
★1…不可
  • SNS  :★★★★☆
  • 動画視聴:★★★★☆
  • web会議:★★★☆☆
  • 感想:
    自宅では昼夜問わず★4〜5だが、電車内や地下では★2〜3の印象。
    しかし、この料金で使い放題の点は嬉しい。
  • SNS  :★★★★★
  • 動画視聴:★★★★★
  • web会議:★★★★☆
  • 感想:
    いつでもどこでも繋がる安心感がある。
    ドコモ並に速いうえに安く、コスパはかなり良い。
  • SNS  :★★★★★
  • 動画視聴:★★★★★
  • web会議:★★★★☆
  • 感想:
    ほぼ常に快適。しかし高い…。

それぞれ一長一短ありますが、一般用途には十分な速度でありながら無制限最安の楽天モバイルは、多くの人におすすめとなります。

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ポケット型Wi-Fiの回線から選ぶ

ポケット型WiFi・回線別グループ

ポケット型Wi-Fiは、利用する回線によって大きく3タイプに分類されます。

それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。

ポケット型Wi-Fiのタイプ別・特徴一覧
通信速度 料金 データ容量 つながりやすさ 海外利用
キャリア系
※auを除く
WiMAX
※auを含む
楽天モバイル
※楽天回線
クラウドSIM
※一部非対応

ポイントは、「auのポケット型Wi-Fi」は実質的に「WiMAX」であること。
そして、楽天モバイルはキャリア系に属しているものの、5Gには非対応であることです。

続いて、それぞれのタイプについて詳しく解説していきます。

「クラウドSIM系」は安価で選択肢が多い

クラウドSIM系のpocket型WiFiを扱う会社

ここ数年で台頭してきたのがクラウドSIM型と呼ばれるポケット型Wi-Fiです。

特徴
  • 3大キャリア回線が使える
  • データ容量が選べ、その分通信料金も抑えられる
  • 契約不要のプリペイドサービスもある

クラウドSIM型では端末にSIMカードを挿入する必要はありません。
現在地にあわせて最適なSIMがクラウド上で割当られるため、広範囲なエリアで利用ができるのが特徴です。

■クラウドSIMの仕組み
クラウドWiFiの仕組み

クラウドSIM型ポケット型Wi-Fiのメリットとデメリットは以下のようになります。

メリット デメリット
  • 基本的に月額料金が安い
  • 対応エリアが広い
  • 海外利用できるプロバイダが多い
  • 下り速度は遅い
  • 利用する回線は選択できない
  • データ無制限では利用できない

クラウドSIM型であれば、各社の速度にほとんど差はありません
一方で、料金プランやデータ量、そして端末などは各社によって様々です。

自分に合ったものポケット型Wi-Fiを正しく選ぶことができれば、安く利用できるのがポイントでしょう。

特に少容量のサブ回線であれば、月額1,000円台で利用できる「AIR-WiFi」がおすすめです。

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「WiMAX」は高速通信可能でデータ無制限

3タイプの中で、最も品質と料金のバランスに優れているのがWiMAXです。

WiMAXの特徴
  • au(LTE、5G)回線も使えるので通信速度が速い
  • データ無制限で速度制限なし
  • 5台程度なら同時接続時もストレスなし
  • データ無制限なので、自宅のメイン回線としても◯

メリットとデメリットは以下となります。

メリット デメリット
  • データ無制限で利用可能
  • 5Gを含む高速通信が可能
  • au回線利用で対応エリアが広い
  • 契約先(プロバイダ)の差がわかりにくい
  • 海外では利用できない

WiMAXには、本家である「UQ WiMAX」のほかにも20社以上のプロバイダ(窓口)が存在しています。

どのプロバイダで契約しても、提供されるサービスは同じです。
しかし、料金プランや特典、支払い方法などは各プロバイダによって異なります。

そのため、本記事では月額料金や初期費用、キャッシュバックなどを総合的に判断した結果、お得に利用できる次の2社をオススメとしています。

BIGLOBE WiMAX ロゴ
▼公式はこちら
  • キャッシュバック11,500円が翌月もらえる
  • 月額料金割引が2年間

▼公式はこちら
  • 今ならキャッシュバック34,600円がもらえる
  • 乗り換え費用の負担もしてくれる
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「キャリア系」(楽天を除く)は速度が速いが割高

キャリア系の一覧

ドコモやソフトバンク、auのいわゆる「3大キャリア」と呼ばれる各社もポケット型Wi-Fiを展開しています。

ただし、auは実質的にWiMAXのサービスを提供しているため、除外します。
また、楽天モバイルについては後ほど別途解説します。

特徴
  • 速度が速く、通信状態も安定している
  • docomo/ソフトバンクユーザーならデータシェアで格安運用可能
  • その他のスマホユーザーには不向き(月額料金が高い等)

ドコモとソフトバンクは、5Gにも対応したハイスペックな独自端末で高速通信を実現していますが、端末代金が高額です。

一方で、スマホと一緒に利用する場合(2台の契約)はデータシェアが可能なため、月額料金を抑えることが可能です。

そのため、キャリア系のポケット型Wi-Fiを利用する場合はスマホとセットで月額料金を抑えつつ利用するのがおすすめとなります。

キャリア系ポケット型Wi-Fiのメリットとデメリットはこのようになります。

メリット デメリット
  • 下り速度がとにかく速い
  • 5Gに対応している
  • 独自の端末でハイスペック
  • 単独契約だと料金が高額
  • 上り速度やPing値は普通
  • 端末が大きく重い

なお、ドコモでは「eximo」を契約することでデータ無制限での利用も可能です。

一方のソフトバンクは単独契約でも最大50GBが上限となります。

docomo ロゴ
▼公式はこちら
  • 全ポケット型Wi-Fiで最速
  • ドコモユーザーならデータシェアで格安運用可能
  • 単独契約の「eximo」ならデータ無制限利用も可能
SoftBank ロゴ
▼公式はこちら
  • 安定した通信品質
  • ソフトバンクユーザーならデータシェアで格安運用可能
  • 利用データの上限は月50GBまで

「楽天モバイル」は初期費用1円でデータ無制限が最安

楽天モバイルのロゴ

キャリア系ながら、独自のポジションを築いている「楽天モバイル」のポケット型Wi-Fiは、データ無制限では最安な上に、端末代金が1円で利用することができます。

特徴
  • データ無制限では最安(月額3,278円)
  • 5Gには非対応
  • 楽天エリアは順次拡大中

初期費用がほぼゼロ円な上に解約金も発生しないため、「とりあえずポケット型Wi-Fiを使ってみたい人」にとっては最適なサービスと言えます。

楽天モバイルのメリットとデメリットはこのようになります。

メリット デメリット
  • 初期費用は端末代の1円
  • データ無制限で最安
  • 5Gには非対応
  • 海外では利用できない

5G非対応なこともあり「3大キャリアに比べると速度は遅い」というデメリットはありますが、動画視聴やSNSの利用においては問題ありません。

そのため、エリア的な問題がなければ安くておすすめのポケット型Wi-Fiとなります。

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ポケット型Wi-Fi・モバイルWi-Fiに関するよくある質問

クエスチョンマーク

ポケット型Wi-Fiに関して、よくある質問をまとめました。

上記についてそれぞれ回答、解説していきます。

契約方法は?

PCでチェック

ポケット型Wi-Fiの契約方法は、キャリア(回線)によって異なります。
オンライン契約が主流ではありますが、3大キャリアであれば実店舗での契約も可能です。

一般的に、オンライン契約の方が特典が多く、店舗での契約には手数料が発生する可能性があります。

解約方法は?

解約

サービスによって異なりますが、基本的にはマイページまたは電話から手続きを行います。

端末を分割払いで購入し完済していない場合は、解約時に残債が一括請求されるため注意しましょう。

端末がレンタルの場合は、所定の日までに端末を返却する必要があります。

なお、多くのサービスでは「初期契約解除制度」により、契約後8日以内であれば、初期事務手数料のみで解約することが可能です。

速度が遅い場合の対処法は?

明らかに速度遅延を感じた場合は、速度制限がかかっている可能性があります。

契約したデータ容量を超過した場合は、一定期間の速度制限が適用されるため、解除されるまでは低速状態となってしまいます。

速度制限ではない場合、まずは公式サイトやSNSなどで通信障害が起こっていないか調べてみましょう。

速度制限・通信障害ではないケースでは、自分の環境や端末でできる以下のことを試してみてください。

速度が遅い場合の対処法
  • 端末を再起動してみる
  • 使用する場所を変えてみる
  • 周波数帯を変えてみる(2.4GHz/5GHz)
  • 接続している端末数を減らす

ただし、週末や平日の夜などはトラフィック自体が混雑して全体的に遅くなっている場合もあります。

短期やレンタルでおすすめのポケット型Wi-Fiは?

短期レンタルの場合でも、楽天モバイルを契約するのがおすすめです。

レンタルサイトからもレンタルできますが、1日あたりのレンタル料は100円~600円と高額で、往復送料も1,100円ほどかかります。

楽天モバイルは初期費用1円&解約金0円、使った分しか料金がかかりません。

またレンタルサイトでは、1日3GBの速度制限がある場合が多いですが、楽天モバイルはデータ無制限で使うことができます。

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データ無制限で利用できるポケット型Wi-Fiは?

データ無制限の端末

データ無制限で利用できるポケット型Wi-Fiは以下となります。

無制限で利用できるポケット型Wi-Fi
  • 楽天モバイル
  • WiMAX
    GMO とくとくBB WiMAX
    BIGLOBE WiMAX
    UQ WiMAX
  • ドコモ(「eximo」による単独契約)

おすすめはデータ無制限で最安の「楽天モバイル」です。

なお、WiMAXであればどのプロバイダと契約してもデータ無制限で利用できます。
ただし、お得に利用できるおすすめのプロバイダは上記3社となります。

ドコモでデータ無制限を利用するには「eximo」での契約が必須です。
高速な下り速度は魅力的ですが、月額料金は7,315円と高額になってしまいます。

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口座振替が利用できるポケット型Wi-Fiは?

ATMと通帳

ポケット型Wi-Fiではクレジットカード払いが主流です。
口座振替に対応しているのは以下となります。

口座振替を利用できるポケット型Wi-Fi
  • BIGLOBE WiMAX
  • UQ WiMAX
  • ドコモ
  • ソフトバンク
  • 楽天モバイル

一般的に口座振替の場合は手数料が発生するため、クレカ払いに比べて支払い額が増えることに注意しましょう。

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契約なしで利用できるポケット型Wi-Fiは?

出国審査のイメージ

契約をせずにポケット型Wi-Fiを利用する方法は2つあります。
レンタルするか、プリペイド式のポケット型Wi-Fiを購入する方法です。

レンタルの場合は受取や返却の手間があり、繁忙期では希望の端末が利用できない場合もあります。

一方「プリペイド式」であれば、端末を購入した後は必要な時に必要なデータを購入して利用できます。

申し込みや契約、月額料金が発生しないため、不定期でポケット型Wi-Fiを利用する人は検討してみる価値があるでしょう。

ただし、毎日利用するのであれば月額タイプを契約した方がお得です。

なお、プリペイド式のポケット型Wi-Fiであれば、本記事で紹介している「ギガセットWi-Fi」がおすすめです。

ポケット型Wi-Fiとモバイルルーターの違いは?

ポケット型Wi-Fiは「モバイルルーター」や「モバイルWi-Fi」などとも呼ばれます。
すべて「屋外利用が可能な小型のWi-Fiルーター」という認識で問題ありません。

ただし「Pocket Wi-Fi(ポケット ワイファイ)」はSoftBank社の商標となります。

そのため、SoftBank以外のサービスや端末は「ポケット型Wi-Fi」や「モバイルルーター」と呼ばれており、当メディアでは「ポケット型Wi-Fi」と表記しています。