楽天ポケット型WiFiの評判が良すぎる理由は？独自調査と実機レビューで徹底解剖

「楽天モバイル」のポケット型Wi-Fiは事務手数料や解約違約金が不要な上、端末代金も1円で利用できます。

また月額料金もデータ無制限としては最安。

さらに2024年7月11日にはプラチナバンド対応の最新端末が発売され、通信エリアの拡大にも期待できるポケット型Wi-Fiです。

実際、編集部が実施したアンケート調査では、ユーザーの総合満足度は10点満点中7.35点となりました。

楽天モバイルのポケット型WiFiの評判は「かなり良い」と言えるでしょう。

【調査概要】調査対象：「楽天ポケット型Wi-Fiユーザー」530人/調査期間：2023年5月〜2024年10月/調査方法：インターネットでのアンケート/調査主体：株式会社FREEDiVE

一方で、楽天に対しては「速度が遅い」「つながりにくい」といった声もあります。

そうした不安がある人には、実際に契約・利用してみることをおすすめします。

楽天モバイルのポケット型WiFiは、初期費用が端末代の1円のみ。
さらに解約違約金は0円のため、まさに「お試し感覚」での契約が可能となっています。

利用して問題がなければ継続し、不満があれば解約すればよいのです。

なお、1円で購入できる端末は、解約後にフリマアプリなどで売却することも可能です。

▲「Rakuten WiFi Pocket Platinum」は5,000円前後で売買されています（2024年11月現在）

この記事では、楽天モバイルのポケット型WiFiについて、他社比較やユーザーの口コミ、そして編集部による実機レビューを通じて解説していきます。

ポケット型WiFiを利用を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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楽天ポケット型Wi-Fiの評判は？ユーザーの口コミを紹介

まずは、楽天ポケット型WiFiのユーザー調査で得られた口コミを紹介していきます。

速度やエリアについてはネガティブな意見もある一方、料金に関しては好意的な声が多くありました。

ユーザー調査で分かった楽天ポケット型WiFiのメリット

ユーザーへのアンケート調査と編集部による実機検証からわかった、楽天のポケット型WiFiの主なメリットは次の通りです。

「Rakuten 最強プラン」は月間使用量が3GBまでなら1,078円とライトユーザーに嬉しい利用料金です。

また、「どれだけ利用しても最大3,278円」という月額料金は、無制限のポケット型Wi-Fiでは最安となっています。

契約時の手数料が無料な上、「端末代金1円キャンペーン」があるため初期費用が1円で済むことは大きなメリットです。

さらに「縛りなし」のため、解約時の違約金費用も不要です。

楽天ポイントを貯めている人であれば、ポイントUPの恩恵も受けられます。

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楽天ポケット型WiFiがおすすめの人は？

メリットから考えられる「楽天ポケット型WiFiがおすすめの人」は以下の通りです。

楽天のほかに無制限で利用できるポケット型WiFiは、「WiMAX」と「ドコモ」です。

その中で最も安く利用できるのは楽天となります。

データ無制限で利用できるポケット型Wi-Fi

回線タイプ	データ 容量	月額料金	端末代	初期 費用	対応 エリア	下り 速度
キャリア 楽天モバイル	◎ 無制限	◎ 3,278円	◎ 1円	◎	△	△ 150Mbps
キャリア ドコモ	◯ 無制限プラン有り	✕ 7,315円	✕ 96,800円	✕	◎	◎ 4.9Gbps
WiMAX UQ WiMAX	◎ 無制限	▲ 4,268円	△ 27,720円	△	◯	◎ 3.9Gbps

▲端末代金は最新機種を掲載

「楽天最強プラン」は利用量に応じて、自動で料金が変動します。
データの利用量が少ない月があっても、割高感を感じることはありません。

初期費用1円、解約違約金0円のため「ポケット型Wi-Fiを使ってみたい」という人にとっては、気軽に試すことができる最適のキャリアと言えます。

また、楽天ポイントを貯めている人にもおすすめです。

ユーザー調査で分かった楽天ポケット型WiFiのデメリット

ユーザーへのアンケート調査と編集部による実機検証からわかった、楽天のポケット型WiFiの主なデメリットは次の通りです。

楽天のポケット型WiFiは、パートナー回線（au）も利用することで、広域なエリアをカバーしています。

しかし、楽天モバイル回線の提供エリアは大手3社に比べると狭いのが現状です。
調査によるユーザーの不満も、圧倒的に「つながりにくさ」に集中していました。

また、楽天のポケット型WiFiは5Gに未対応（※2024年11月時点）です。
そして、速度は下り最大150Mbpsとなっています。

そのため高画質動画の視聴や大人数での利用時など、用途によってはストレスを感じることもあるでしょう。

楽天ポケット型WiFiがおすすめできない人は？

デメリットから考えられる「楽天ポケット型WiFiがおすすめできない人」は以下の通りです。

楽天は5G通信には非対応、最大下り速度も150Mbpsのため「高速通信を求める人」には不向きです。

SNSやYouTube視聴といった用途では問題ありませんが、高画質動画の視聴やオンラインゲームなどではストレスを感じる可能性があります。

また、楽天モバイル回線自体は3大キャリアに比べてエリアが狭いため、常時安定した通信状態を求める人にはおすすめできません。

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楽天モバイルのポケット型WiFiの基本情報を解説

楽天モバイルのポケット型WiFiの基本情報を以下の表にまとめました。

プラン名	Rakuten 最強プラン
月間データ容量	無制限
月額料金	0～3GB　　：1,078円 3～20GB 　：2,178円 20GB以上　：3,278円
端末 端末代金	Rakuten WiFi Pocket Platinum 7,980円 → 1円
最大速度	下り：150Mbps 上り：50Mbps
速度制限	なし
契約期間	なし
5G通信	非対応
事務手数料	無料
キャンペーン	「最強プラン」申し込みで端末代金が1円になる

楽天のポケット型Wi-Fiを利用するプランは「楽天最強プラン」1種類のみです。

データ量にあわせて月額料金が変動するため、少ししか利用しない人も無制限でガンガン使う人も納得しやすいプランになっています。

20GB以上はいくら利用しても定額となるため、「データ無制限=3,278円」のプランとも言えるでしょう。

速度制限の心配がないため、自宅でも屋外でも好きなだけWi-Fiを利用することができます。

そして、契約時の手数料は0円で、端末代金も1円のため初期費用がほぼかかりません。
さらに、いつ解約しても違約金はありません。

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楽天ポケット型Wi-Fiの料金（プラン・キャンペーン）について解説

▲当該月の利用量は3GB未満だったため、月額はわずか1,081円でした…。

楽天は月額料金が安いだけではなく、キャンペーンを利用すれば初期費用も格安で利用することができます。
また、契約期間の縛りがないため解約時の違約金もありません。

結論として、楽天モバイルは「コスパ最高のポケット型Wi-Fi」と言ってよいでしょう。

ここからは、プランや各手数料について詳しく解説していきます。

容量無制限「Rakuten 最強プラン」は月額料金が最安クラス！

▲画像は公式より

「Rakuen 最強プラン」は、どんなに使っても月額最大3,278円と、データ無制限のポケット型WiFiとしては破格の安さが魅力です。

しかも、楽天のポケット型WiFiなら、自動で「少ない月は安く」「たくさん使っても定額」となるのです。

「Rakuten 最強プラン」について、以下に表でまとめました。

プラン名	Rakuten 最強プラン
月額料金	0～3GB 1,078円 3～20GB 2,178円 20GB～無制限 3,278円
データ容量	楽天回線：無制限 パートナー回線：無制限
端末 端末代金	Rakuten WiFi Pocket Platinum 7,980円 → 1円 ※キャンペーン適用
初期費用	0円
解約違約金	0円

事務手数料と解約金（違約金）が無料

一般的にポケット型WiFiは、契約時に3,000円ほどの事務手数料がかかります。
また、解約時には契約期間に応じた違約金が発生することもあります。

しかし、楽天モバイルのポケット型WiFiは、契約時の事務手数料がかかりません。
また契約期間の縛りがないので、いつでも解約できて違約金も発生しません。

使ってみて合わなかったらいつでも解約できるので、気軽に始めやすいというメリットがあります。

実質料金を他社と比較してみた

楽天モバイルのキャンペーンを利用した場合の実質料金を、3大キャリアのポケット型WiFiと比較してみました。

端末は、それぞれ最新機種を記載しています。（※2024年3月時点）

	楽天モバイル	au（WiMAX）	docomo	SoftBank
データ容量	無制限	無制限	無制限	50GB
端末	Rakuten WiFi Pocket Platinum	Speed Wi-Fi 5G X12	Wi-Fi STATION SH-54C	A004ZT
端末代金	1円 ※キャンペーン	27,720円	96,800円	66,240円
月額料金	3,278円	5,458円	7,315円 ※eximo	5,280円

端末代金、月額料金ともに楽天モバイルが最安となっています。

楽天ポケット型Wi-Fiのキャンペーンは何がある？

楽天モバイルのポケット型WiFiで利用できる2つのキャンペーンを見ていきましょう。

いずれも記事作成時点（2024年11月）での情報となり、キャンペーンの終了時期は未定なので、気になる人は早めに申し込みましょう。

今なら最新端末「Rakuten WiFi Pocket Platinum」が1円で購入できる

▲画像は公式より

楽天モバイルは「Rakuten WiFi Pocket Platinum」と「Rakuten 最強プラン」を同時契約すると、ポケット型WiFiの端末代金が1円になるキャンペーンを開催しています。

ほぼ無条件の非常にお得なキャンペーンのため、1人1点までの適用となっています。

最強家族プログラムで全員の月額料金が100円割引になる

▲画像は公式より

2024年2月、楽天モバイルは「最強家族プログラム」という、いわゆる「家族割」を開始しました。

契約者みんなが税別100円の割引となるため、「3GB以内であれば968円」で利用することが可能です。

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楽天ポケット型Wi-Fiの料金やキャンペーンについての口コミ

今回、編集部が行ったユーザー調査では、料金に対する満足度は10点満点中7.55点と、高い満足度を獲得していました。

その理由について、主な口コミを紹介します。

月額料金以外にも、初期費用やポイントなど…総合的なお得感が高評価につながっているようです。

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楽天ポケット型WiFiはつながらないって本当？エリア状況について解説

「Rakuten 最強プラン」ではパートナー回線（au）が利用できます。
楽天回線エリアとau回線エリアを合わせると、その人口カバー率は99.9%にもなります。

ただし、エリア内でも、地下などの電波が届きにくい場所ではやはり繋がりにくい傾向にあるようです。

詳細なエリアについては公式のサービスエリアマップから確認できます。

▲画像は公式より

楽天ポケット型Wi-Fiは5Gには未対応

楽天のポケット型WiFiは、5Gには対応していません。

docomoやSoftBank、auなどのポケット型WiFiが5G対応であることを考えると、この点はデメリットと言えます。

パートナー回線（au）があるからつながりやすいは本当？

楽天モバイル回線のエリアを補強する目的で、パートナー回線（au）があります。

ただし、パートナー回線につながるのは「楽天がエリア外となった時」のみです。

そのため、例えば「楽天エリア内にある建物の地下」といった場合は、パートナー回線には切り替わりません。

また、手動で回線を切り替えることはできません。

楽天のポケットWiFiは海外でも無料で使える

楽天モバイルのポケット型WiFiは、海外73の国や地域で使用できます。

1ヶ月2GBまでは無料、2GB超過後は128kbps固定の速度制限がかかります。

サクサクと利用したい場合は、マイページの「データチャージ」から1GB=500円で追加購入することもできます。

▲公式より(※2024年10月時点)

申し込み不要、無料で2GBを使える点は、楽天モバイルのポケット型WiFiの大きな魅力でしょう。

また、設定方法についても公式でわかりやすくまとめられているので安心です。

楽天モバイルのつながりやすさや対応エリアについての口コミ

今回、編集部が行ったユーザー調査では、対応エリアに対する満足度が10点満点中6.75点でした。

その理由について、主な口コミを紹介します。

多くのユーザーが「つながる場所とつながらない場所がある」と回答していました。

「プラチナバンド」による改善に期待したいですが、その恩恵が受けられるのは数年後…。

やはり楽天は、「コスパが良い反面、利用エリアへの注意が必要なキャリア」と言えそうです。

【楽天あるある】楽天モバイルユーザーの先輩が教えてくれた注意点

楽天ユーザーから特に多かった「楽天を使う上での注意点」は「決済」についてでした。

主に地下での買い物などで、「Wi-Fi接続が必要なポイントアプリや、QR決済などが使えなくて困った」という声が複数ありました。

楽天を検討している人は、利用する場所によって他の支払い方法も準備しておいた方がよさそうです。

楽天モバイルのポケット型WiFiは遅い？速度について解説

楽天モバイルのポケット型WiFiの最大通信速度は、下りが150Mbpsで上りが50Mbpsです。

ただし、これらは理論上の最大速度であり、実際の速度とは全く異なります。

通信速度は最大速度ではなく「実測値」を参考にしてください。

計測項目	最大速度	実測値
平均下り速度	150Mbps	24.6Mbps
平均上り速度	50Mbps	22.6Mbps
平均Ping値	─	53.4ms

▲みんそく」より（2024年3月現在）

一般的に10Mbps程度の下り速度があれば、動画視聴やSNSなどを利用していて「遅い」と感じることはそれほどありません。

一方で、高画質の動画視聴やオンラインゲーム（特に格闘やシューティング）、web会議などではストレスを感じる場面もあるでしょう。

あくまで目安となりますが、下り速度については下図を参考にしてください。

webやSNS、動画視聴などといった一般的な用途であれば、20〜30Mbpsの速度があればストレスなく使えます。

他のポケット型Wi-Fiと速度を比較してみた

楽天モバイルは他のポケット型WiFiより速いのか、それとも遅いのか…。

他のポケット型WiFiと実測値を比較してみました。

他社との実測値比較

	楽天モバイル	WiMAX	AiR WiFi
下り速度	24.6Mbps	85.6Mbps	20.8Mbps
上り速度	22.6Mbps	14.3Mbps	13.0Mbps
Ping値	53.4ms	52.1ms	44.7ms

▲2024年3月「みんそく」より

楽天の下り速度は、WiMAXに比べると大きく劣ります。

しかし、一般的には動画視聴などでも「20〜30Mbps」の下り速度があれば充分だと言われています。

一方で「Ping値」は、WiMAXとほとんど変わらない数値となりました。
Ping値とはインターネットの反応速度のことで、数値が低いほど反応が速いとされています。

Ping値の目安

Ping値	利用者の体感	回線ごとの一般的な数値
0～20ms	非常に高速
21～30ms	高速	光回線
31～50ms	普通	モバイル通信（スマホ／ホームルーター）
51ms以上	遅い	ポケット型WiFi、ケーブルテレビ

いずれのポケット型WiFiも、オンラインゲームや動画配信を行うには物足りない数値となっています。

特に反応速度が重要なゲーム（FPSなど）での用途を想定している人は、光回線の利用を検討したほうがよいでしょう。

楽天ポケット型WiFiの速度制限を検証

「Rakuten 最強プラン」では、データ量が無制限で使えるようになります。

しかし、本当に「速度制限」は無いのでしょうか？
楽天モバイルの公式サイトには、通信制限について以下のような記載がありました。

可能性はあるものの、その条件については言及されていません。

編集部では検証も兼ねて「1日10GB」程度の利用をしてみましたが、速度制限はかかりませんでした。

そのため、一般的な用途であれば通信制限についてはそれほど気にしなくても良いと言えそうです。

楽天モバイルの「速度」についての口コミ

今回、編集部が行ったユーザー調査では、通信速度に対する満足度は10点満点中6.63点でした。

その理由について、主な口コミを紹介します。

WiMAXやドコモに比べると楽天の速度は遅いため、用途によっては「遅い」という意見が散見される結果となりました。

楽天のポケット型Wi-Fi「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を実際に契約して使ってみた

▲「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を約2週間ほど利用しながら調査しました。

ネットでの評判やユーザー調査の結果を受け、当編集部でも楽天モバイルを契約し、「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を利用してみました。

申し込みからセットアップ、速度調査などをしながら約2週間ほど使ってみた結果を忖度なしでお伝えします。

楽天モバイル公式サイトでの申し込みから端末到着まで

▲申し込み完了のお知らせメール

webでの申し込みが金曜日に完了すると、翌週月曜日には端末が到着しました。

Rakutenのロゴが印字された箱をさっそく開封してみると…内容物はこんな感じです。

▲ロゴ入りの箱にはマルチSIMカード（左上）と端末（左下）が入っています。

端末が入った箱には、Rakuten WiFi Pocket Platinumの他に「マルチSIMカード」が入ったスタートアップガイドが同梱されています。

なお、充電用のアダプターは同梱されていないので注意が必要です（※申し込み時、別売で購入可能）。

楽天ポケット型WiFiの「Rakuten WiFi Pocket Platinum」をチェック

▲画像はRakuten WiFi Pocket Platinum

「Rakuten WiFi Pocket Platinum」は持ち運びやすいサイズで、操作方法やディスプレイ表示もシンプルです。

初心者でも戸惑うことなく利用できる端末だと感じました。

レスポンスも良く、使っていてストレスはほとんどありませんでした。
端末のスペックは以下の通りです。

端末名	Rakuten WiFi Pocket Platinum
端末料金	7,980円→1円
色	ホワイト
サイズ(mm)	約65 x 約96.5 x 約15.3
重量	約103g
連続待受時間	約260時間
連続通信時間	約10時間
バッテリー容量	約2,440mAh
同時接続台数	16台
SIMタイプ	nanoSIM

SIMカードを端末へ挿したらすぐに利用可能

楽天モバイル回線を利用するには、端末にSIMカードを装着する必要があります。

Rakuten WiFi Pocket Platinumは「nanoSIM」サイズのSIMカードを使用します。

「マルチSIMカード」から「nanoSIM」サイズに切り取ったSIMカードを端末へセットしましょう。

▲3種類のSIMに対応するマルチSIMカード。各SIMの切り取り方も記載されています。

切り取り方から取り付け方まで、同梱の冊子で丁寧に説明されているので、落ち着いて作業すれば問題ありません。

■SIMカードの装着方法

▲「nanoSIM」と書かれた蓋を開け、nanoSIMをセットします。「カチッ」と音がするところまで挿し込めば設定は完了です。

SIMカードを挿入したら端末の電源を入れて起動します。
ディスプレイに「4G」と表示されたらセットアップは完了です。

WiFiを設定する時と同様に、スマホなどでSSIDとパスワードを入力したら使用可能となります。

速度やつながりやすさ、使用感も徹底調査

▲編集部員が約2週間ほど、楽天モバイルのポケット型WiFiを利用してみました。

セットアップ完了後はさっそく、当編集部員の自宅である東京・中野区にて以下の時間帯で平均速度やつながりやすさを検証しました。

結果は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果

	平日12:00平均	平日22:00平均	週末12:00平均	週末22:00平均
下り速度	25.1Mbps	8.3Mbps	23.1Mbps	22.5Mbps
上り速度	26.2Mbps	25.0Mbps	21.7Mbps	22.5Mbps
Ping値	30ms	25ms	32ms	35ms
使用感 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可	web閲覧 ★★★★★ 動画視聴 ★★★★★ 2台接続 ★★★★☆	web閲覧 ★★★★★ 動画視聴 ★★★★☆ 2台接続 ★★★☆☆	web閲覧 ★★★★★ 動画視聴 ★★★★★ 2台接続 ★★★★☆	web閲覧 ★★★★★ 動画視聴 ★★★★☆ 2台接続 ★★★★☆

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回づつ計測した合計6回の平均値、週末は土日に3回づつ計測した合計6回の平均値を記載
※使用感における「動画視聴」はYouTube画質720pで、「web閲覧」はYahoo!トップページでそれぞれ検証

続いて、「楽天は地下でつながりにくい」という評判についても、東京メトロ・西新宿駅構内にて調査を実施しました。

▲東京メトロ・西新宿駅でも検証を実施しました。

速度計測のほか、web閲覧とYouTube視聴を試した結果は以下の通りです。

地下鉄駅構内での検証

	平日12:00平均	平日18:00平均
下り速度	9.8Mbps	1.7Mbps
上り速度	7.7Mbps	4.5Mbps
Ping値	43ms	37ms
YouTube視聴 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可	評価 ★★★★☆ 感想 速度は遅いが閲覧可能	評価 ★★☆☆☆ 感想 視聴は可能だが、 ストレスは大きい
web閲覧 ★5…快適 ★4…良好 ★3…可能 ★2…困難 ★1…不可	評価 ★★★★☆ 感想 速度は遅いが閲覧可能	評価 ★★★☆☆ 感想 速度遅延を感じるが、 閲覧は可能

※検証は12:00、18:00（2023年6月28日）に実施
※3回づつ計測した平均値を記載
※YouTubeは画質720pで視聴、webはYahoo!トップページを閲覧

日中は問題なかったものの、通勤ラッシュである夕方には明らかな速度低下がありました。

webサイトの表示は遅くなり、YouTube視聴では再生までの時間が長くなり、途中で止まることもあったためストレスを感じました。

楽天モバイルを使うとポイント増量やエンタメコンテンツの割引がある

ご存知の通り、楽天グループはさまざまな事業を展開しています。

楽天モバイルのポケット型WiFiを利用することで、楽天グループならではのメリットを生かした特典もあります。それぞれ見ていきましょう。

楽天モバイルを契約するだけで楽天ポイントが最大3倍に！

▲画像は公式より

楽天モバイルの「Rakuten 最強プラン」を契約すると、楽天市場で買い物した際に楽天ポイントが4倍もらえるというメリットがあります（楽天会員の1倍とあわせて5倍）。

「Rakuten 最強プラン」契約によって、楽天ポイントを最大16倍もらうことができます。
楽天経済圏のユーザーにとっては嬉しい特典となるでしょう。

動画も音楽も！充実のエンタメサービスもお得になる！

▲公式より

楽天モバイルのポケット型WiFiを契約すると、楽天グループが運営する音楽や動画、雑誌などのエンタメサービスをお得に利用することができます。

サービスごとに主な特典をまとめました。（※2024年10月時点）

サービス名	楽天マガジン	楽天TV	楽天ミュージック
料金プラン	月額422円	月額440円～	月額0円〜
特典	初回登録後 90日間無料 無料期間終了後も 利用料金26%OFF 2回目の登録も 利用料金26%OFF	アジアドラマチャンネル などが2ヶ月間無料 各無料期間終了後も 月額料金などの割引有り	30日ごとに5時間無料 有料プランへアップグレードで 60日間無料
注意点	キャンペーンコード の入力が必須	各チャンネルごとに ルール有り	キャンペーンコード の入力が必須

これらのキャンペーン終了日は現時点では未定となっています。
気になる人はなるべく早めに契約しましょう。

楽天モバイルのポケット型Wi-Fiに関するよくある質問

楽天モバイルのポケット型WiFiに関するよくある質問と、その回答をまとめました。

つながらない・速度が遅い時の対応は？

楽天モバイルのポケット型WiFiが「繋がらない」または「速度が遅い」時は、端末本体に不具合があるか、通信環境に原因がある場合が考えられます。

まずは端末を再起動し、付近で電波障害が行っていないか確認してみましょう。

それでも改善されない時は、楽天モバイルお客様サポートへ問い合わせましょう。

使用する回線を選ぶことはできる？

楽天モバイル回線とパートナー回線（au）が自動で選ばれるため、自分で設定することはできません。

基本的には楽天モバイル回線を利用し、エリアから外れた場合にau回線につながる仕様です。

楽天モバイルの解約方法は？

楽天モバイルのポケット型WiFiは、「my楽天モバイル」のアプリ上で解約手続きを行えます。

▲my楽天モバイルの「その他のお手続き」ページから解約手続きが可能です

解約手順は以下の通りです。

解約手続きの完了後、登録したメールアドレス宛に解約完了メールが届きます。

楽天ポケット型WiFiの解約手続きは、毎月15日締めの月末解約です。
16日以降に解約手続きをすると、翌月末の解約扱いになるので注意しましょう。

楽天のポケット型WiFiはレンタルできる？

楽天モバイルのポケット型WiFiは、レンタルサービスには対応していません。

とはいえ、端末代金が1円になる上に、契約期間の縛りもありません。
端末代無料でレンタルサービスを利用している感覚に近いとも言えるでしょう。

楽天ポケット型WiFiの評判に関するまとめ

楽天モバイルは、速度制限やデータ量を気にすることなく、ポケット型WiFiを格安で利用できるおすすめのキャリアであることがわかりました。

月額料金は利用量によって変動するため、誰にとっても納得感のある利用料金となっています。

また、事務手数料が無料なうえ、端末代金1円キャンペーンによって初期費用がほぼ0円で利用できることも大きなメリットです。

速度は建物や利用シーンによって異なりますが、通常のネット利用であれば充分な品質と言えます。

解約違約金もないため、ポケット型Wi-Fiを検討している人はお試し感覚で楽天を契約してみることをおすすめします。

楽天モバイル公式サイトはこちら