【速攻レビュー】Stick WiFiはおすすめ?使ってわかったメリット・デメリットを徹底解説

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Stick Wi-Fi実機検証レビュー タイトル画像

2023年8月に発売された「Stick Wi-Fi」は、USBに挿すだけでWi-Fi環境が構築できる端末です。
ソフトバンクのオンラインショップ、またはワイモバイルの店舗にて購入・契約が可能となっています。

新製品だけに気になっている人も多いと思いますが、発売間もないこともあり、関連情報はまだ多くありません。
そのため購入すべきかどうか迷っている人も多いでしょう。

そこで、当編集部ではSoftBankオンラインでStick Wi-Fiを購入して検証を行いました。
本記事では「使ってわかったメリット・デメリット」などをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

この記事のもくじ

「Stick WiFi」の速度や利用料金についてまるっと解説

Stick WiFiの端末とキャップ

▲USBポートに挿すだけでWi-Fi環境をつくることができます

まずはStick Wi-Fiの端末や料金プラン等について、また、他のWi-Fi機器との違いについて説明していきます。

Stick Wi-Fiは超軽量コンパクトで充電いらずのポケット型Wi-Fi

ネット環境を構築する方法としては、光回線やホームルーター、ポケット型Wi-Fiなどが一般的です。
「屋外でも簡単にWi-Fiが利用できるコンパクトな端末」という点から、Stick Wi-Fiはポケット型Wi-Fiに近いと言えそうです。

では、ポケット型Wi-Fiとの違いは何なのでしょうか。
ドコモの最新端末(Wi-Fi STATION SH-54C)と比べてみました。

内蔵バッテリー 充電 端末サイズ 重量 接続台数
Stick Wi-Fi 無し
※USB給電
不要 102 x 32 x 14mm 約33g 10台
ポケット型Wi-Fi
(Wi-Fi STATION SH-54C)
有り
※リチウムイオン電池
必要 157 × 84 × 16mm 約282g 17台

大きな違いは2点。
Stick Wi-Fiの方が圧倒的に軽量・コンパクトであること。そして、充電不要でバッテリー切れの心配がないことです。

Stick Wi-Fiは、USBポートさえあれば電池残量や充電を気にすることなく利用できる、超小型のWi-Fi端末ということになります。

▲ドコモのポケット型Wi-Fi(Wi-Fi STATION SH-54C)と並べると小ささが際立ちます

Stick Wi-Fiはソフトバンク・ワイモバイルで購入・契約できる

Stick Wi-Fiはソフトバンクとワイモバイルで購入・契約することができます。

ソフトバンクではデータシェアプランの他にも、Stick Wi-Fi単体でも購入・契約が可能になっています。
一方、ワイモバイルでは親回線契約(ワイモバイルのスマホなど)が必須
データシェアによる子回線専用プランのみが提供されています。

■データシェアのイメージ

ソフトバンクのデータシェアプランの説明

ソフトバンク公式より引用

それぞれの基本情報を見てみましょう。

Stick Wi-Fiの基本情報
運営会社 ソフトバンク ワイモバイル
月額料金
  • データシェアプラン
    1,078円

  • データ通信専用3GBプラン
    1,408円
  • データ通信専用50GBプラン
    5,280円
  • 子回線専用プラン
    539円〜
    ※親回線プランによる
事務手数料
無し
解約違約金
無し
端末代 6,480円
(一括購入、もしくは180円×36回)
店舗による
支払い方法
クレジットカード
口座振替
初月日割
対応
最大速度
下り:112.5Mbps
上り:37.5Mbps
データ容量
  • データシェアプラン は最大30GB
親回線プランによる
※最大30GB
契約期間
無し
対応エリア
全国(SoftBank回線)

同じ回線を利用することから、2社のどちらで契約しても速度は変わりません

ワイモバイルの端末代について問い合わせたところ、総合窓口からは「店舗による」との回答だったため、最寄りの店舗に直接確認する必要があります。

Stick Wi-Fi公式サイトへ

Stick Wi-Fiの端末について解説

スマホにさされたStick WiFiの端末

▲モバイルバッテリーに挿して利用することも可能です

続いて、端末について詳しく解説していきます。

さきほども触れたように、Stick Wi-FiはUSBメモリのように軽量コンパクト。
特に重量33gはピーマン1個分程度の軽さとなっているため、持ち運びの利便性が極めて高い端末と言えるでしょう。

Stick Wi-Fiの製品情報
サイズ 約102x32x14mm
重量 33g
接続端子 USB Type-A
SIM nanoSIM
(SIMカードアダプタ同梱)
Wi-Fi規格 IEEE 802.11 b/g/n
周波数 2.4GHz
同時接続可能台数 最大10台
製造メーカー ZTEコーポレーション

また、接続インターフェースがUSB Type-Aのため、汎用性が高いこともポイントです。
PCやモバイルバッテリーのUSBポートや、電源アダプターなどに挿すだけで、カンタンにWi-Fi環境を構築することができます。

充電中のStick WiFiの端末

▲スマホの充電などで使う電源アダプタも使えます

さらに同時接続可能な端末台数は10台と、ポケット型Wi-Fi並みとなっています。
とはいえ、接続数が増えると速度は下がるため、複数端末の利用時には注意しましょう。

Stick WiFiの速度について解説

回線速度の計測結果

ソフトバンクの4G回線を利用したStick Wi-Fiの速度が気になっている人は多いと思います。

特に重要な「下り速度」の実測値は以下の通りです。

東京都・中野区での速度検証結果
  平日12:00平均 平日22:00平均 週末12:00平均 週末22:00平均
下り速度 23.7Mbps 18.5Mbps 21.6Mbps 16.6Mbps

▲編集部による計測結果

残念ながら5Gには非対応ですが、この速度であれば、SNSやYouTubeなどを利用してストレスを感じることは少ないでしょう。

どの程度の速度が必要かわからない人は、下図を参照に、想定している用途と照らし合わせてみてください。

■必要な下り速度の目安
通信速度ごとの快適度イメージ

Stick WiFiの料金について解説

電卓

Stick Wi-Fiの利用開始に際しては、事務手数料が無料なため、初期費用は端末代金と利用した分の日割り料金のみとなります。

ソフトバンクでの端末代金は6,480円と安価な上、分割購入であれば月々180円で購入可能です。

月額料金については取り扱い2社ともに「親回線のデータをシェアできるタイプ」のプランを格安で提供しており、ソフトバンクではStick Wi-Fi単体での契約も可能となっています。

Stick Wi-Fiの月額料金プラン
運営会社 ソフトバンク ワイモバイル
月額料金
  • データシェアプラン
    1,078円

  • 【単体契約】
  • データ通信専用3GBプラン
    1,408円
  • データ通信専用50GBプラン
    5,280円
  • 子回線専用プラン
    539円〜
    ※親回線プランによる

なお、Stick Wi-Fiは契約期間のないプランのため解約違約金は発生しません。

Stick Wi-Fiのメリット・デメリットをそれぞれ解説

口コミのイメージ

Stick Wi-Fiはスペックよりも汎用性やポータビリティーを重視した端末のため、メリットとデメリットがハッキリしています。
それぞれについて見ていきましょう。

使ってわかったStick Wi-Fiのメリットは5つ

Stick Wi-Fiのメリットとして考えられるのは以下の5つとなります。

Stick Wi-Fiのメリット
  • 軽量コンパクトで持ち運びがラク
  • USB接続のためバッテリー切れの心配やケーブルが不要
  • 接続は汎用性の高いUSB-TypeAポートを利用
  • ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは格安で利用できる
  • ソフトバンクでは単体契約が可能
  • 縛りなしでいつでも解約可能

小さく軽量なのでポータビリティに優れている

Stick WiFiのサイズ感を比較しているイメージ

▲文庫本と比較するとこのようなサイズ感

まずは、なんと言ってもそのサイズのコンパクトさがメリットと言えます。

ポケット型Wi-Fiにも小さい端末がありますが、Stick Wi-Fiは少し大きめのUSBメモリ程度のサイズをイメージすると良いでしょう。

カバンやポーチに入れておいても邪魔にならないので、使う予定がなくても持ち歩き「いざ」という場面で利用することが可能です。

USB接続のためバッテリー切れの心配やケーブルが必要ない

端末にさされているケーブル

Stick Wi-Fiを使用する際は、汎用性の高いUSBポート(Type-A)に挿して利用するため自動で給電されます。
そのためバッテリー切れの心配がありません。

これは、いざという時にバッテリー切れのリスクがある内蔵電池型のポケット型Wi-Fiに比べると、大きなアドバンテージと言えます。
また、ケーブルが不要なことも嬉しいメリットです。

ソフトバンクとワイモバイルユーザーならデータシェアで安く利用できる(最大30GB)

ソフトバンクのデータシェアプラン

▲画像はソフトバンク公式より

Stick Wi-Fiの利用方法でおすすめなのは、やはりコスパに優れたスマホとのデータシェアになります。

最大データ容量は親回線のプランによって異なり、上限は30GBとなりますが低コストで利用することが可能です。

なお、ワイモバイルは単体契約ができずデータシェアプランのみが提供されています。

ソフトバンク以外のユーザーでも単体契約できる

ソフトバンクやワイモバイル以外のユーザーは、Stick Wi-Fiを利用することができないのでしょうか?

ソフトバンクでは「データ通信専用プラン」での単体契約が可能です。
専用プランでは、データ容量「3GB」と「50GB」の2種類から選べます。
50GBであれば、それなりのデータ通信量があっても充分です。

■使用データ容量の目安

必要なデータ量の目安

▲引用:クラウドWi-Fi公式より

一方で、普段はそれほど利用せず、緊急時への備えとしての購入であれば、格安の「3GBプラン」も選択肢になるでしょう。
特に、3GBプランは月額1,408円で利用できるため、様々なニーズがありそうです。

契約期間の縛りがないので気軽に利用できる

Stick Wi-Fiは契約期間の縛りなし
もちろん解約時の違約金もありません

ソフトバンクのチャット画面

▲購入前にチャットで念のため質問しました(画像は公式チャットより)

「要らないかな…」と感じたら、違約金不要で解約できるので気軽に試せます。

Stick Wi-Fiのデメリットは3つ

どんよりとしたイメージ

Stick Wi-Fiのデメリットとして考えられるのは以下の3つとなりそうです。

Stick Wi-Fiのデメリット
  • 5Gには非対応
  • データ無制限ではない
  • 50GBプランは安くない

StickWi-Fiは5Gに対応していない

4GLTE

残念ながら、Stick Wi-Fiは5Gには対応していません

ただし、SoftBankの4G回線のため、通常利用でストレスを感じることは少ないでしょう。

なお、ポケット型Wi-FiではクラウドSIMが増えています。
ドコモ・au・SoftBankの回線を利用したつながりやすさが強みですが、これらも5Gには非対応となっています。

StickWi-Fiはデータ無制限で利用できない

Stick Wi-Fiはデータ無制限では利用できません
ソフトバンクの単体契約では最大50GB、ソフトバンク・ワイモバイルともにデータシェアであれば30GBがデータ量の上限となります。

そのため、自宅・屋外兼用のメインのWi-Fi端末としての利用を検討している人は要注意です。
高画質動画を長時間視聴したり、常時複数台で接続するような使い方であれば、100GBやデータ無制限のポケット型Wi-Fiもあわせて検討してください。

50GBプランの月額料金は高額

SoftBank、またはワイモバイルのユーザー以外で、50GBをプランを契約する場合、月額料金は安くはありません。

50GBプランのWi-Fi比較
提供サービス データ量 月額料金 下り最大速度/実測値
Stick Wi-Fi 50GB 5,280円 112.5Mbps/20.1Mbps
モンスターモバイル 50GB 2,530円 150Mbps/16.7Mbps
クラウドWiFi 50GB 2,980円 150Mbps/45.0Mbps
SoftBank Pocket Wi-Fi 50GB 5,280円 3.0Gbps/50.6Mbps
※有線時
楽天モバイル 無制限 3,278円 150Mbps/28.1Mbps
GMO とくとくBB WiMAX 無制限 34,807円 3.9Gbps/75.6Mbps

※実測値は「みんそく」平均(Stick Wi-Fiのみ編集部調べ)

月額料金を考えると、Stick Wi-Fiよりもポケット型Wi-Fiを契約したほうが遥かにコスパに優れています。

50GB以上を安く使いたいのであれば、上記のポケット型Wi-FiやWiMAXなどの検討をおすすめします。
特にWiMAXは5G通信に対応し、データ無制限が利用できるため、「データ容量・ポータビリティー」のどちらを優先するか、自分の利用シーンと相談しましょう。

GMOとくとくBB WiMAXの公式サイトへ

Stick Wi-Fiの特性を活かした利用シーンは?

Stick Wi-Fiが活躍する屋外での利用シーンをいくつか紹介します。

車内でのカーナビやBGM用に快適なWi-Fi環境が構築できる

車内にいる人

最近の車内では、Wi-Fiを利用したスマホなどのカーナビを利用する人や、サブスクの音楽サービスをBGMにする人が増えていることから、Stick Wi-Fiは車中でも活躍しそうです。

車載USBポートに挿すだけで利用できるため、ケーブルの煩わしさやバッテリー切れの心配がなくWi-Fiを利用することができます。

ただし、同乗者が3〜4人いて、それぞれが動画視聴などをする場合は速度低下の可能性が高まるためご注意ください。

カフェや新幹線などのUSBポートに挿してすぐに利用

カフェでつくろぐ人々

モバイルバッテリーや充電アダプターなどのUSBポートに挿すだけで使えるので、多くの場所で安心できるWi-Fi環境を構築できます。
例えば、USBポートのあるカフェや新幹線などでもスマートにWi-Fiへ接続することができます。

また、近年では多くの施設で「フリーWi-Fi」が利用できるようになりましたが、セキュリティー面が気になる人もいるでしょう…。
Stick Wi-Fiなら、そうした不安も解消されます。

PCに接続して自然の中でのリモートワークもOK

屋外でPCを使う女性

少し非日常的な用途としては、キャンプ時など自然環境下での利用も想定されます。

なるべく荷物を少なくしたいシーンにおいて、ポケット型Wi-Fiのように「端末+充電用のアダプタ&ケーブル」を持ち運ぶ必要がないことはStick Wi-Fiのアドバンテージになるでしょう。
USBポートのあるPCにStick Wi-Fiを挿せば、文字通りPC1台でネット接続が可能です。

Stick Wi-Fiがオススメの人は?

WiFi環境のある暮らし

これらのメリット・デメリットを勘案すると、Stick Wi-Fiは以下のような人におすすめです。

Stick Wi-Fiがおすすめの人
  • (前提)ソフトバンクかワイモバイルのユーザー
  • 外出先でのWi-Fi利用に備えた小さな端末が欲しい人
  • 車内用のWi-Fi環境がほしい人
  • Wi-Fi環境は増やしたいが端末やケーブルは増やしたくない人
  • 月間データ量が30GB程度の人

Stick Wi-Fiがおすすめな人は、基本的にソフトバンクかワイモバイルユーザーが前提になります。

その上で、「軽量コンパクトなWi-Fi端末であること」「ケーブルや充電が必要ないこと」という、Stick Wi-Fiの特徴にメリットを感じる人におすすめです。

具体的には、「頻度は少ないけど、たまにWi-Fi環境が必要になる」人や、「Wi-Fi環境があると便利だけど、かさばる端末は持ちたくない」という人です。

ただし、月間使用量の上限が30GBであることを理解した上で契約することをおすすめします。

【編集部による実機検証】Stick Wi-Fiを購入して使ってみた

Stick WiFiを持つ編集部員

▲セットで持ち歩くことが多いiPhone12miniに比べてもかなり小さい端末です

さて、ここまでStickWi-Fiについて解説してきましたが、やはり気になるのは実際の使い心地です。 当編集部でも、さっそく購入して使ってみました。

申し込みから受け取りまでの流れ

今回はSoftBankのオンラインショップから購入しました。

ソフトバンクオンラインショップの端末一覧画面

SoftBankオンラインショップ

製品一覧から「Stick Wi-Fi」を選択後、必要項目を入力していきます。

他社スマホを利用しているためプランは「データ通信専用3GBプラン」を選択、端末代は一括で購入しました。

ソフトバンクオンラインショップの申込画面の遷移

▲オンラインでの申し込みは5分で終了。

オンライン購入においても本人確認書類が必須ですが、フォーム上で簡単にアップロードできます。

商品が到着したので開封してみた

今回は週末の申し込みにもかかわらず、即日「発送連絡」メールが届きました。

ソフトバンクから届いたStick WiFiの端末が入っている箱

そして、メールの翌日には端末が到着。

Stick WiFiの端末が入っている箱

さっそく開封してみると、SIMカードが貼付けされた端末が現れます。
その他の付属品はこちらです。

  • SIMカード
  • SIMカードアダプタ
  • 接続用QRコードが記載されたシール
  • クイックスタート(取説)

利用前のセットアップはSIMカードの挿入のみ

Stick Wi-Fiを利用するためには、SIMカードを装着する必要があります。
手順は以下の通りです。

  1. 台紙からSIMカードを切り出す
  2. SIMカードをアダプタに乗せる
  3. 本体の裏蓋を開け、②を所定の位置へ挿し込む

実際の画像とともに説明します。

①台紙からSIMカードを切り離す
ソフトバンクの台紙についているSIMカード

②SIMカードをアダプタに乗せる

切り取られたSIMカード

▲アダプタ(写真・上)に、切り取ったSIMカード(写真・下)を重ねるように乗せます

③裏蓋を開け、②を所定の位置へ挿し込む

Stick WiFiの端末にSIMカードを挿入

▲本体の裏蓋を取り外し、画像の位置にSIMカードを挿し込みます

以上でセットアップは完了です。

PCのUSBポートに挿して利用開始

SIMカードを装着したら、さっそくUSBポートなどにStick Wi-Fi挿してみましょう。
今回はPCのUSBポートに挿し込みました。

▲画像・左…通電を確認するとオレンジのランプが点灯し給電開始/
画像・右…ランプがブルーに変わり通信可能状態に

最初は給電ステータスを示す、オレンジ色のランプが点灯しました。
やがて数秒でランプが青色に変わり、利用可能になります。

続いて、Stick Wi-Fiと端末をWi-Fi接続します。

蓋を外してあるStick WiFiの端末

▲画像・左…裏蓋を外すと接続情報が記載されています/
画像・右…同梱されたシールにあるQRコードから接続すると簡単

本体の裏蓋を外すと接続に必要なSSIDなどの情報が記載されていますが、文字も小さく手入力するのは大変です。

同梱されているシールのQRコードを利用するスマホなどの端末から読み込めば、簡単にWi-Fiへ接続することができます。

気になる速度を計測してみた

Stick WiFiの回線速度の計測結果

Stick Wi-Fiを接続したタブレット(iPad)で速度検証を行いました。

公式による最大速度は「下り:112.5Mbps(無線LAN接続時は下り最大73Mbps)/上り:37.5Mbps」となっていますが、実測値はどうなるのでしょう。

東京都・中野区での実測値は以下の通りでした。

東京都・中野区での速度検証結果
  平日12:00平均 平日22:00平均 週末12:00平均 週末22:00平均
下り速度 23.7Mbps 18.5Mbps 21.6Mbps 16.6Mbps
上り速度 11.3Mbps 10.1Mbps 13.4Mbps 9.3Mbps
Ping値 23ms 33ms 29ms 31ms

※平日は月〜金のうち2日間、同時刻に3回づつ計測した合計6回の平均値
※週末は土日に3回づつ計測した合計6回の平均値を記載

5G非対応であることと、サイズが小ぶりなため、先入観で「遅い」イメージがありましたが、実測値はクラウドSIMのポケット型Wi-Fi並みの下り速度でした。

この速度であればSNSやYouTube視聴といった通常利用に問題はなさそうです。
実際、YouTubeの視聴などではストレスを一切感じませんでした。

解約方法や注意点は?

解約の方法について

解約はweb上で可能です。
2社のマイページにあたる「My SoftBank」か「My Y!mobile」から手続きしましょう。
ともに解約違約金はないため、解約に際して費用は発生しません

ただし、端末を割賦購入した場合のみ解約時の残債を支払う必要があるので注意しましょう。

この記事のまとめ

Stick WiFiの端末

この記事ではStick Wi-Fiについて実機検証をまじえて解説してきました。

コンパクトなサイズ感で充電要らず、USBポートがあればどこでもWi-Fi接続ができるStick Wi-Fiは、サブ回線的な位置づけで、ニッチな用途を満たしてくれる端末だと言えます。

基本的には、ポケット型Wi-Fiの利用を検討しているソフトバンク・ワイモバイルのユーザーが対象の商品となっており、月間30GB以内の利用であればお得に利用することができます。

もし不要であれば、違約金なしで簡単に解約できるのでお試し感覚で利用してみるのも良いでしょう。

Stick Wi-Fiは…
  • 軽量・コンパクトにWi-Fi環境を構築できる端末
  • USBポートに挿して利用するので充電(やケーブル)が不要
  • 5G非対応だが、クラウドSIM並みの下り速度が出る
  • ソフトバンクでは同社ユーザー以外でも単体契約が可能
  • ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはデータシェアプランでお得
  • 契約期間の縛りがないので解約違約金が不要
  • 端末は月々180円の分割も可能で安価(ソフトバンク)

Stick Wi-Fi公式サイトへ