ダークファイバーとは?メリットやデメリット・おすすめな人を紹介

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ダークファイバーについて徹底解説

ダークファイバーとは、簡単に言うと光回線の一種です。

全国で提供されているNTTの「フレッツ光」よりも利用者数が少ないため、通信速度が速いことが特徴です。

一方、サービス提供エリアは限定的で、誰でも利用できるわけではありません。

代表的なダークファイバー系の光回線は「auひかり」と「NURO光」です。

これらはサービス提供エリア内に住んでいて、通信速度にこだわりがある方におすすめです。

この記事では、利用者の口コミもまじえながら、ダークファイバーの基礎知識やメリット・デメリット、おすすめの人を紹介します。

この記事のもくじ

「ダークファイバー」とは?

「ダークファイバー」とは、NTTが整備した光ファイバーのうち、未使用のものを指します。

2000年代に、通信市場の競争の促進を目的として、ダークファイバーの利用を促進する制度が始まったことを機に、注目されるようになりました。

光輝く日本地図

ダークファイバーを利用した代表的な光回線は「auひかり」と「NURO光」です。

NTT系の「フレッツ光」や「光コラボ」に比べるとサービス提供エリアは狭く、導入時の工事にも時間がかかる傾向にあります。

一方で、通信速度が速く安定しているという特徴があり、工事の手間や料金よりも、速度を重視する方に人気です。

『Wi-Fi TIMES』が実施したアンケートでは、光回線の利用者のうち約11%の人がダークファイバー系の光回線を利用していました。

決して多数派ではないものの、速度を追求する方を中心に、一定の支持を得ているのがダークファイバー系の光回線です。

利用中の光回線についてユーザー調査
【調査概要】
●対象者:現在光回線を利用している方
●実施期間:2024年7月
●有効回答数:435件
●利用媒体:インターネットによるアンケート
●調査主体:株式会社FREEDiVE

ダークファイバー系光回線のメリットは、フレッツ光よりも速いこと

2進数の光の線

ダークファイバー系の光回線のメリットは、NTT系の「フレッツ光」や「光コラボ」よりも通信速度が速いことです。

なぜならダークファイバー系の光回線は、「フレッツ光」や「光コラボ」のような一般的な回線よりも利用者数が少ないためです。

実際、『みんなのネット回線速度』によると、フレッツ光の下り速度が約300Mbpsであるのに対し、ダークファイバー系は600~700Mbpsと圧倒的に速いことがわかります。

下り速度の比較
サービス 下り速度 上り速度 Ping値
auひかり
ダークファイバー
595.0Mbps 572.5Mbps 14.7ms
NURO光
ダークファイバー
717.7Mbps 639.8Mbps 10.9ms
フレッツ光 311.1Mbps 258.2Mbps 20.1ms

※速度は『みんそく』より。

ダークファイバー系もフレッツ光も、Web閲覧や動画視聴をする分にはまったく問題ない速度です。

しかし、データのダウンロードにかかる時間を見るとその差は歴然。

たとえば500MBのスマホアプリをダウンロードする場合、ダークファイバー系の「NURO光」は「フレッツ光」の約半分の時間でダウンロードが完了します。

NURO光とフレッツ光のDL時間の違い

<500MBのアプリのダウンロード時間>

  • NURO光(下り700Mbps) …約6秒
  • フレッツ光(下り300Mbps)…約13秒

日常的なWeb閲覧や動画視聴はもちろん、大量のデータをやりとりする際にも快適であるのがダークファイバー系の光回線のメリットです。

ダークファイバー系のデメリット

星マークで評価

ダークファイバー系の光回線のデメリットは、次の3つです。

ダークファイバー系のデメリット
  1. サービス提供エリアが限られている
  2. 開通するまでに時間がかかる
  3. 解約時に回線撤去工事費がかかる可能性がある

デメリット1.導入できるエリアが限られている

ダークファイバー系の1つ目のデメリットは、提供エリアが限られていることです。

「フレッツ光」や「光コラボ」は全都道府県で利用できますが、ダークファイバー系の光回線の提供エリアは限定的です。

まずは公式サイトから、ご自身の住まいが提供エリア内かを確かめましょう。

ダークファイバー系の提供エリア
サービス 提供エリア
auひかり
NURO光

※提供エリア内でも、市区町村によっては提供エリア外となります。

デメリット2.開通するまでに時間がかかる

砂時計とカレンダー

2つ目のデメリットは、「フレッツ光」や「光コラボ」よりも開通するまで時間がかかる可能性が高いということです。

主な理由は、回線事業者によっては宅内工事・屋外工事の計2回の工事を行うためです。

一方、フレッツ光や光コラボは、1ヶ月以内に開通するのが一般的です。
すでに光コンセントが設置されている場合は、1週間ほどで開通することもあります。

開通までの目安(新規契約時)
サービス 工事の回数 申込~開通まで
ダークファイバー系 1~2回 1~2ヶ月
フレッツ光・光コラボ 1回 1週間~1ヶ月

※開通までの期間は公式サイト参照

実際、筆者がNURO光を新規契約した際には、開通まで2ヶ月弱かかりました。

工事の予約枠はそこそこ空いていましたが、その中から立ち会える日程を絞り込むと、候補日時はごくわずか。

また、NURO光の場合は宅内・屋外工事の計2回の工事が必要なので、開通までにどうしても時間がかかってしまうなと感じました。

NURO光が開通するまで

2024年

09/12 Webから申し込み
09/15 宅内工事の日程決定
10/12 宅内工事実施
10/18 屋外工事の日程決定
11/03 屋外工事実施&開通

※戸建て・福岡県の場合

なるべく早くインターネットを利用したい場合は、ダークファイバー系よりも早く開通する可能性が高い「フレッツ光」や「光コラボ」をおすすめします。

デメリット3.解約時、回線撤去工事費がかかる可能性がある

3つ目のデメリットは、回線撤去工事費がかかる可能性があるという点です。

ダークファイバー系に限らず、おもに賃貸物件においては、退去時に原状回復(光回線の撤去)を求められる可能性があります。

その場合、契約者が撤去工事費を支払い、回線を撤去することになります。

回線の撤去費用は光回線の事業者によって異なります。

フレッツ光や光コラボは無料ですが、au光やNURO光といったダークファイバー系では工事費が発生します。

回線撤去工事費の目安
サービス 撤去工事費
ダークファイバー系 11,000~31,680円
フレッツ光・光コラボ 0円

ダークファイバー系光回線がおすすめな人

デジタル機器を使いこなしつつコーヒータイム

以上のメリット・デメリットや評判を踏まえると、ダークファイバー系の光回線は以下のような方におすすめです。

ダークファイバー系の光回線がおすすめな人
  • 開通までの期間よりも、速度にこだわる人

ダークファイバー系の光回線は開通するまで時間がかかる可能性がありますが、その分速い速度を期待できます。

在宅勤務でオンライン会議の多い方や、オンラインゲームをプレイする方、高画質の動画を視聴する方など、速度や安定性を重視したい方であれば、満足できる可能性が高いでしょう。

また、同じ時間帯に複数の機器を接続するファミリーにもおすすめです。

家族がそれぞれ動画を観たり、ゲームをしたりする場合でも、安定して接続できる可能性が高いです。

ダークファイバー系光回線の代表2社

ハンドサインをする人々

ここからは、ダークファイバー系の光回線である「auひかり」と「NURO光」について詳しく紹介します。

au/UQユーザーにおすすめの「auひかり」

auひかりロゴ

「auひかり」は中部・関西・沖縄を除く36の都道府県で提供されています。

戸建て向けに1ギガ、5ギガ、10ギガプランを提供しており、通信速度を重視する方におすすめです。

auひかりには、au/UQ mobileユーザーを対象とした割引があります。
auまたはUQ mobileユーザーが多い世帯であれば、その分家庭の通信費をおさえることができます。

逆に、割引のないドコモやソフトバンク、Y!モバイルユーザーは割高になる可能性が高いです。

「auひかり」スマホ1台あたりの割引額
キャリア 割引額/月
au 550~1,100円
UQ mobile 638~1,100円

auひかりを申し込むなら、公式サイトよりも特典が豊富な特設サイト経由がおすすめです。

新規の方なら最大71,000円、乗り換えの方は最大121,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。

特設サイトの特典
  • 「ホーム1ギガ」申し込みで28,000円キャッシュバック
  • 指定プロバイダ申し込みで25,000円キャッシュバック
  • スマホ割適用で10,000円キャッシュバック
  • 他社の解約違約金相当額 最大50,000円キャッシュバック
  • 「Netflixパック」と「おうちどこでもWi-Fi」同時申込みで8,000円キャッシュバック
  • ポケット型Wi-Fiの無料貸し出し

auひかり お申込みサイト

auひかり 基本情報
プラン名 ホーム1ギガ ずっとギガ得プラン
提供エリア 【北海道・東北】北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島
【甲信越】山梨、新潟、長野
【北陸】石川、富山、福井
【関東】東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木
【中国】鳥取、岡山、島根、広島、山口
【四国】香川、徳島、愛媛、高知
【九州】福岡、大分、佐賀、宮崎、熊本、長崎、鹿児島
月額料金
  • ネット+電話
     1年目 6,160円
     2年目 6,050円
     3年目以降 5,940円
特典
  • 「ホーム1ギガ」申し込みで28,000円キャッシュバック
  • 指定プロバイダ申し込みで25,000円キャッシュバック
  • スマホ割適用で10,000円キャッシュバック
  • 「Netflixパック」と「おうちどこでもWi-Fi」同時申込みで8,000円キャッシュバック
  • 他社の解約違約金相当額 最大50,000円キャッシュバック
初期費用 3,300円
工事費 41,250円
※分割払いで実質無料
解約違約金 3年契約プラン:4,730円
回線撤去費 31,680円
スマホセット割
  • 【au】
    550円〜1,100円割引
  • 【UQ mobile】
    638円〜1,100円割引
ポケット型Wi-Fiの貸出 無料(レンタル)

■auひかりの口コミ

千葉県在住・40代前半・女性
戸建て・3人暮らし

スマホと合わせてお得に

女性1
au回線の携帯が3台となり、割引が適用されるため以前の業者から乗り換えをしました。
インターネット通信の固定費はどこの会社もあまり変わらないが、携帯と合わせることで家族みんなでお得になるのがとても良かった。

栃木県在住・40代前半・女性
マンション/アパート・一人暮らし

在宅の仕事も問題ナシ

女性1
在宅コールセンターのオペレーターをしているので、通信速度を最も優先して考えています。何も問題なく仕事できているので満足しています。
料金は月に5,000円くらいです。工事費用は平日のほうが安く済むので、平日にしました。キャッシュバックもあり、そこまで負担には感じていません。

沖縄県在住・30代前半・女性
マンション/アパート・2人暮らし

丁寧なサポートにも満足

女性1
ネット単体料金は高すぎるが、携帯回線をauやUQ mobileにするとセット割が適用されるのが良い。
また、ネット開通までの連絡や管理会社への対応がとても丁寧でした。案内されたプランでの契約が変更になる際もきちんと案内があった。

埼玉県在住・30代前半・女性
戸建て・2人暮らし

キャッシュバックでよりお得に

女性1
引越しを機に、以前契約していた光回線から乗り換えをしました。
お得なキャッシュバックキャンペーン期間で、スマホも他社キャリアからauに乗り換えることで約100,000円程度のキャッシュバックがあった。
また、希望通りの日程で開通できたので、仕事にも支障が出ず助かりました。

北海道在住・30代後半・女性
戸建て・3人暮らし

同時接続しても快適

女性1
10年以上使っています。家族が同時に動画視聴だったりオンラインゲームしててもなんの問題もなく使えているので、通信速度が速くて良いです。
特別安いわけではないですが、相応の値段ではないかなと思います。

「通信速度の速さ」に関しては、多くの方が満足しているようです。

「在宅ワークもストレスなし」「10GB以上のゲームをダウンロードしても、他の端末に遅延が起こらない」「複数端末同時に使っても、サクサクスイスイ」といった声が聞かれました。

また、au、UQ mobileユーザーの声も目立ちました。

「auひかり」の基本料金はさほど安くはないものの、auやUQ mobileのスマホと一緒に使うことで、スマホの料金が安くなる点にメリットを感じている人が多そうです。

また、サポートの評価も上々です。「回線障害が起こった際、復旧日時について迅速な連絡をもらえた」「丁寧すぎると感じるほど好印象」など、電話での対応を評価する声が多く聞かれました。

auひかり お申込みサイト

ソフトバンクユーザーにおすすめの「NURO光」

NURO光ロゴ

「NURO光」はソニーネットワークコミュニケーションズが提供している光回線サービスです。

提供エリアはauよりも狭く、全国24の都道府県です。

戸建ての場合、基本的に工事が2回行われるため、多少工事に時間がかかっても速度を追及したい方におすすめです。

また、NURO光には、ソフトバンクのスマホとのセット割引(550~1100円/台)があります。
3年以上の利用で「ソフトバンク光」よりも安くなるため、提供エリア内に住むソフトバンクユーザーにおすすめです。

基本工事費は44,000円と高額ですが、工事費を分割払いにすると実質負担は0円になります。

NURO光 基本情報
プラン名 NURO光 2ギガ(戸建て)
提供エリア
  • 北海道
  • 関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬)
  • 東海(愛知、静岡、岐阜、三重 )
  • 関西(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良)
  • 中国(広島、岡山)、九州(福岡、佐賀)
    ※一部エリアを除く
月額料金 5,200円
特典
  • 選べる特典
     3年間定額 3850円
     初年度980円
     29歳以下なら4年間 3850円
  • 期間限定特典
     最大12ヶ月間550円割引
初期費用 3,300円
工事費 44,000円
※分割払いで実質無料
解約違約金 3,850円
※無料解約期間以外で解約した場合
回線撤去費 11,000円
スマホセット割
  • 【ソフトバンク】
    550円〜1,100円割引
  • 【NUROモバイル】
    スマホ割引は0円
    NURO光の月額料金が12ヶ月間1,100円割引
ポケット型Wi-Fiの貸出 あり
  • 最大2ヶ月980円プラン(3日で10GB)
  • データ容量無制限プラン(4,950円/月)

NURO光には、(1)公式サイト経由 (2)特設サイト経由の2つの申し込み方法があります。

おすすめは公式サイトからの申し込みです。

特設サイトは高額のキャッシュバックを売りにしていますが、現金の受け取りは11ヶ月後です。
また、受け取るための手続きを忘れてしまうと、キャッシュバックは一切もらえません。

一方、公式サイトなら申し込み時にプランを選択するだけで、確実に割引が適用されます。

3年間月額料金が安くなる「3ねん定額割」や、1年目の出費を大幅に抑えられる「初年度基本料金980円」、「U29応援割」の3つから、自分に合うプランを選ぶことができます。

NURO光 公式サイト

■NURO光の口コミ

福岡県在住・30代後半・男性
マンション、アパート・4人暮らし

決め手は通信速度

男性1
独自の回線による通信速度が速いという点。パソコンにてよくゲームをする私にとっては、通信速度によるロスは致命的となるので決め手になりました。また、ソニーの系列会社が運営していると言うネームバリューも選択の理由になっています。

埼玉県在住・30代後半・男性
戸建て・4人暮らし

光コラボよりは高いが満足

男性1
NTT光コラボと比較して月々のコストは若干増となったが、乗り換え割引の適用もあり、トータルでみれば安価になったと思う。コスト面よりも速度面の満足度が高いため、不満はない。
我が家の主な利用用途は、オンラインゲーム、YouTube、Amazonプライム、スマホ×2台、タブレット×1台だが、接続不可となる時間はなく、夜間も快適に使用できている。

東京都在住・30代前半・女性
マンション/アパート・一人暮らし

開通までは2ヶ月ほどかかった

女性1
申し込みから利用開始まで2ヶ月くらいかかったが、結果的に安く快適にインターネットを使えているため満足している。
工事のスケジュール調整がスムーズだった。宅内と宅外工事で合計3回立ち会いが必要で、申し込みから利用開始までやや時間がかかったが、あまり間隔が開くことがなくスケジュールの連絡がきていたので、状況把握がしやすかった。

神奈川県在住・30代後半・男性
戸建て・5人暮らし

5人同時接続も問題なし

男性1
ネット速度はほぼ高速で問題なく、プライムビデオもネットゲームもサクサク動いています。それも妻、娘、息子、母、自分で別々にネット動画を見ていてもそれほど問題なく見れています。

東京都在住・20代後半・男性
マンション/アパート・一人暮らし

解約時の費用がネック

男性2
月々の料金が高くなってしまうことについては仕方のないことだと思うし許容範囲内です。
しかし、以前契約していたサービスは解約の際の費用(※回線撤去費用)が掛からなかったのに、NURO光ではとられるという話だったので、そこは納得していないです。

口コミをみると、通信速度を追求したい方や、これまで利用していた回線にストレスを感じていた方の乗り換えが目立ちました。

開通までの期間については、ケースバイケースのようです。
早い方だと1ヶ月程度で開通するようですが、なかには2ヶ月以上待たされた方も。
また、工事の案内がなかなか来ないことに不満を抱いたという声も聞かれました。

とはいえ、速度に関する評価は上々。
工事や料金に多少の不満があったとしても、最終的には「速度が速いから満足」と評価している人が多い印象です。

NURO光 公式サイト