「外であまりスマホ使わないから毎月データ容量が余っちゃう…」
「3GBのプランに変更したいけど、3GBって微妙じゃない?」
3GBは格安SIMの中でも人気のプランです。3GBと聞くと、少ないように感じるかもしれませんが、LINEやメール、電話などふだん使うツールに関しては、容量を気にすることなく使うことができます。
またスマホプランの中では容量が小さめなので、月々の料金を抑えたい人、初めてスマホを契約する人やふだん外でそれほどスマホを使わない人におすすめです。
3GBあれば、以下のようなことができます。
3GBでできること | メール | ホームページ閲覧 | LINE(トーク) | LINE(音声通話) |
---|---|---|---|---|
一回で消費する容量 | 一通で500KB | 1ページで300KB | 2KB/トーク | 300KB/分 |
3GBでどれくらい使える? | 約6,270通 | 10,470ページ | 約150万通 | 約166.5時間 |
LINEやメール程度であれば、毎月3GBのプランでも不自由することなく使うことができます。特に外でゲームや動画視聴などをしない人にはピッタリのプランといえるでしょう。
また今回の記事では、今月余った容量を来月に持ち越すことができたり、必要な容量を追加で購入できるプランも紹介しています。
3GBのプランには、使う人に合わせてさまざまな便利なサービスが用意されているので、自分に合ったプランを探してみましょう。
- この記事のもくじ
3GBでできること
3GBあれば、以下のようなことができます。
3GBでできること | 一回で消費する容量 | 3GBでどれくらい? |
---|---|---|
ホームページ閲覧 | 300KB/ページ | 10,470ページ |
テキストメール | 500KB/メール | 約6,270通 |
YouTube 標準画質(360p) | 4MB/分 | 約12.5時間 |
LINE(トーク) | 2KB/トーク | 約150万通 |
LINE(音声通話) | 300KB/分 | 約166.5時間 |
LINE(ビデオ通話) | 5MB/分 | 約10時間 |
これだけのことができれば、3GBのプランでもふだん使う分にはまったく問題はないですね。
3GBのプランは屋外でもゲームをやりたい人や、動画を視聴する人には向いていませんが、家にWi-Fiや光回線などの通信環境が整っていて、外で大量にデータを消費することがない人にはおすすめのプランです。
3GBはこんな人におすすめ
格安SIMの3GBプランといえば、メジャーな容量帯のプランです。その一番の理由は「スマホ利用者の半分以上の人が月に3GB以下しかデータ容量を消費していない」ことにあります(携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態、株式会社MM総研、2020年2月)。
また、人気が高い理由として3GBのラインが月1,000円を超えるかどうかの基準プランになっていることもあります。音声通話ができるプランを選ぶと1600円が相場になりますが、データ専用であれば900円以内のものがほとんどなので、求めやすくなっています。これらを踏まえて、どのような人に向いているのか見ていきましょう。
- 月額1,000円以内に通信費用を抑えたい人
データ専用SIMになりますが、3GBプランであれば1,000円以内で済むMVNOがいくつかあります。
- 「標準」プランで格安SIMの使い勝手や様子を見たい人
格安SIMに慣れていない人やとりあえずの容量で様子を見たい人は3GBがオススメです。3GBはMVNO業界標準容量だといっても過言ではないです。キャリアによっては2GBのプランも用意していることがありますが、2GBでは容量が不足する可能性があるため、少し余裕をもたせた3GBプランを選択しておけば大抵の用途で事足ります。
- 1人で複数台のスマホ・タブレットを利用する人
MVNOによってはシェアプランが用意されています。このプランは10GB程度からの容量を複数のSIMカードで共有するというものです、うまく調整すれば1枚当たり3GB程度になるプランも存在します。メインターゲットは家族契約のようですが1人で複数の端末を持ちたいという人にも向いています。
例えばIIJmioのファミリーシェアプランでは12GBをSIMカード最大10枚で共有することができます。1枚当たりの容量は1.2GB。いろいろな端末を使いたいという人におすすめです。
- 動画視聴をしない人
モバイル通信データ量を一番消費するコンテンツが動画です。動画を見る人と見ない人ではデータ消費量に大きな差が出ることは間違いありません。動画を見ない方であれば、比較的少ない容量でも十分な可能性があります。
- 利用するアプリがだいたい決まっている人
アプリのインストールはデータ量を多く消費します。このため、利用するアプリが固定の人ほど消費量が少ない傾向にあります。
オススメMVNO
こちらが今回ご紹介するMVNOの一覧です。3GBのプランの相場は、データ専用プランが900円、音声通話オプション付きのプランが、1,600円になっています。
※すべて税込
オススメの格安SIM | 3GB(データ専用) | 3GB(音声通話) | オススメポイント |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 1,078円 | 1,078円 | どれだけつかっても最大3,278円 |
LIBMO | 858円 | 980円 | データ容量プランが5種類と豊富 |
y.u mobile | 932円(5GB) | 1,070円(5GB) | 1GB 330円から追加で買える |
IIJmio | 990円 | 1,760円 | 格安SIMの老舗 |
BIGLOBE mobile | 1,122円 | 1,320円 | 初月利用料金無料 |
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
楽天モバイル
「Rakuten UN-LIMIT VI」は1GB以下無料(※2022年6月30日まで)・3GB以下980円(税込1,078円)・20GB以下1,980円(税込2,178円)の段階制プランとなっており、20GB以上は使い放題2,980円(税込3,278円)で利用することができます。
また、毎月のデータ利用量によってプラン料金が自動で切り替わるため、データ利用量に応じてプランを変更したり、ギガを追加購入する必要はありません。
2022年7月以降は0円のプランがなくなりますが、2022年9月、10月分は楽天ポイントが合計2,161円分付与されるため実質無料で使うことができます。
LIBMO
LIBMOは、豊富な容量プランの中から自分のスマホの利用状況に合ったプランを利用することができるのが魅力です。
他社の格安SIMの場合、選べるデータプランが4種類程度しかありませんが、LIBMOには3GBより容量が小さいライトプランから大容量の30GBまでの5種類があります。
なので、外ではあまりスマホを使わない人は3GB以下のプラン、休みの日にもよく外出して外で動画などを見る人は大容量のプランを使うなど、自分の用途に合わせて自由に選ぶことができます。
y.u mobile
y.u mobileは、2020年3月に新しく始まったサービスですが、すでに多くのメディアで取り上げられている注目のMVNOです。
プランはシングルプランと、シェアプランの2つのみとシンプルです。
2021年3月よりプランがバージョンアップし、シングルプランが3GBから5GBに増量されました。月額料金は1,070円で従来より安くなっています。ギガが足りないときは、1GBなら330円、10GBまとめてなら1,200円でチャージすることができます。
y.u mobileのプランと料金 | |
---|---|
シングルプラン(5GB) 音声通話SIM |
1,070円 |
シングル U-NEXT(10GB) 音声通話SIM |
2,970円 |
シェア U-NEXT(20GB) 音声通話SIM |
4,170円 |
音声通話SIMに申し込みの場合、国内通話料は10円/30秒です。電話をたくさんかけたい人は、月額550円(税込)で「10分かけ放題」が利用できますよ。
また、y.u mobileでは、100GBを超えないかぎり余った容量が消えることはないので、自分好みの使い方がしづらいSIMカードでも、プリペイドカードのように直感的に使うことができます。
以下のボタンから⾳声通話SIMを申し込むと、13,000円のキャッシュバックがもらえるのでお得です。
IIJmio
IIJmioは、格安SIM界の老舗会社で、今回ご紹介するMVNOの中でも知名度が高いものです。
プランは3GB、6GB、12GBの3つです。12GBのファミリーシェアプランの場合、SIMカードが最大10枚まで使えるので、先ほどご紹介したように家族で使いたい人、もしくは複数のタブレットを使いたい人におすすめします。
BIGLOBE mobile
BIGLOBE SIMは、初期費用無料、さらに初月の利用料無料なので、最初に払うコストを抑えたい人におすすめです。
また、BIGLOBE SIMには、月額480円(税抜)の安さでYoutubeなどの視聴がカウントフリーになるエンタメフリー・オプションがあります。 月々の利用料金は抑えたいけど、外で動画を見たり、音楽を聴くのを我慢したくないという人におすすめです。
3GBのプランを選ぶ時の注意点
- データ繰り越しに対応したMVNOを選ぶ
3GBはふだん使う分には十分な容量ですが、容量を多く消費するアプリ利用などをした時には場合によっては一時的に使い果たしてしまうことも考えられます。そういったリスク回避のためにも「データ繰り越し」に対応しているMVNOを選択しましょう。データ繰り越しに対応していれば、余った容量を翌月に持ち越せます。この機能をうまく使えば月3GB以上の容量を使うこともできるのです。また、この機能は基本的に無料提供です。要は繰り越しに対応しているかどうかが問題ですので、契約の際には「データ繰越」「データ繰り越し」などのキーワードを必ずチェックするようにしましょう。
- 音声通話プランには最低利用期間(解約違約金)がある
割安だからといって安易に契約をする前に一拍置きましょう。電話機能がある音声通話プランは契約からの「最低利用期間」を設定しているのが普通です。この期間内に解約(または解約相当)をしてしまうと違約金が請求されてしまいます。そのため、音声通話プランの契約は慎重に行いましょう。
- データ量が少なければWi-Fiを使う手も
出かける先がWi-Fiスポットサービスに対応しているのであれば、そちらを優先して利用することでデータ量の消費を防げます。格安SIMに組み合わせられるのは「無料Wi-Fi」「有料Wi-Fi」「格安SIMの契約にセットで付いてくるWi-Fiサービス」などがあります。いずれも格安SIMの契約にはまったく影響しないものですが、データの消費量を大きく左右する要素です。格安SIM契約をする際にはでかける先のWi-Fiについて調べておくと、よりうまく使えるポイントとなるでしょう。