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光回線が繋がらない?不具合の原因3つと対処法を解説します

スマホやパソコンがネットに繋がらない
突然繋がらなくなった原因がわからない

光回線を使っていると、誰でも一度はインターネットに繋がらないトラブルを経験するはずです。仕事でパソコンを使っている時や、スマホで動画やサイトを見ている時はすぐにでも対処がしたいですよね。

そこで今回は、光回線が突然繋がらなくなる主な原因とその対処方法について説明していきます。すぐに問題が解決できる場合もあるので、ぜひ参考にしてください。

この記事のもくじ

光回線が繋がらない原因は主に3つ

光回線の工事完了しているのにも関わらず突然繋がらなくなる原因は、ひとつだけではありません。そのため、繋がらない原因の切り分けをして、どこが問題なのか順を追って調べていく必要があります。

光回線が繋がらない原因は大きく分けて、次の3つが考えられます。

  1. 端末の問題
  2. ネットワーク機器の問題
  3. 光回線側の問題

それぞれの原因に、どんな問題が考えられるかを詳しく解説していきます。

原因1・特定の端末に問題がある

インターネットが突然繋がらなくなる要因として、ひとつ目に考えられるのは端末側の問題です。パソコン、スマートフォン、ゲーム機など使っている端末の通信機能が不具合を起こしている、Wi-Fiの設定が正しくないなどが考えられます。

他には、パソコンに入れているセキュリティソフトが通信をブロックしている可能性もあります。セキュリティソフトを2種類以上インストールしている場合は、ソフト同士が競合して通信が不安定になることもあるのです。

原因2・ネットワーク機器に問題がある

2つ目の原因として考えられるのは、ONU(光回線終端装置)やWi-Fiルーターなどネットワーク機器周りの問題です。

Wi-Fiルーターの無線機能が壊れている、LANケーブルが古くて断線しているなどが原因でインターネットに繋がらない可能性があります。

また、配線の誤りが原因になっていることも少なくありません。ONUからWi-Fiルーターの接続先ポートを挿し間違えているというケースが多いようです。

他には不注意でネットワーク機器の電源コードが抜けていたり、電源をオフにしていたりすることもあります。

原因3・光回線やプロバイダ問題がある

最後に、繋がらない原因として考えられるのは光回線やプロバイダ側の問題です。回線の通信障害や、プロバイダの通信機器のメンテナンスなどの可能性があります。

また、18時以降の夜間帯になるといつも繋がりにくいという場合は、契約している光回線の混雑が考えられます。

もし、利用している光回線に問題があるのであれば、速度に定評のあるNURO光を検討してみましょう。

以上の3つが、インターネットが繋がらない主な原因です。ここからは、それぞれの原因の特定方法と対処法についてお伝えしていきます。

対処法1・端末が原因なら再起動や設定の確認を行う

インターネットに繋がらない原因が端末にないかを確認するために、まずは今使っている端末以外で接続を試してみましょう。例えば、パソコンで繋がらないのであれば、スマホやタブレットで繋がるかを確認します。もし別の端末で繋がるのであれば、今使っている端末に原因があると特定できます。

それでは、端末に原因がある時の対処法を紹介していきましょう。

端末を再起動してみる

最初にすることは端末の再起動です。再起動すると、通信を含む端末の状態がリセットされます。

単純な対処法だと感じるかもしれませんが、再起動で改善される不具合は多いです。パソコンでもスマホでも「通信の不具合が生じたら、まずは再起動」と覚えておくとよいでしょう。

セキュリティソフトを切ってみる

インターネットの接続を端末に入れているセキュリティソフトが阻んでいる場合もあります。セキュリティソフトは端末の通信状況を監視していて、疑わしいと判断した通信を遮断する機能があるからです。まずは、セキュリティソフトのアクセス監視を無効化にしてみましょう。

ただし、無効化の状態でインターネットに接続すると、コンピューターウイルスに感染する恐れもあるので、アクセスするサイトは十分気をつけてください。

無効化して繋がるのであれば、セキュリティソフトの設定に問題がある可能性があります。この場合、セキュリティソフトの設定見直しやアップデートなどが必要です。

それでも改善が見られないのであれば、端末との相性が悪い可能性があるので、セキュリティソフトの買い替えを検討してください。

パソコンにセキュリティソフトを入れていない場合でも、OSの「ファイアーウォール」機能の影響でインターネットに繋がらないことがあります。この場合、ファイアーウォールを無効化して繋がるかを試してみてください。

端末の設定を確認してみる

インターネットが無線で繋がらないのは、パソコンやスマホのWi-Fi設定がOFFになっていただけ、ということも少なくありません。設定を触っていないのにWi-FiがOFFになっている時は、「機内モード」がONではないかを確認しましょう。

機内モードをONにすると、Wi-Fi設定は一旦OFF状態になります。そのため、手動で再度Wi-Fiに接続しないと、インターネットに繋がりません。また、Wi-Fi接続を試しても繋がらない場合は、機内モードのON/OFFを繰り返すと接続状態が改善されることもあります。

無線LAN内蔵のパソコンを使っている場合、ワイヤレス機能を有効/無効にできるスイッチが本体についていることがあります。スイッチがOFFであれば、当然ワイヤレス機能は無効状態ですので、Wi-Fiによる無線通信はできません。ワイヤレス機能がONになっているかを確認してください。

また無線LANは、端末の接続先情報の再設定で改善することもあります。登録している設定情報を一旦削除し、再登録してみましょう。

対処法2・ルーターやONUが原因なら手順通りに再起動


パソコンやスマホなど端末に問題がない場合は、ルーターやONUなどのネットワーク機器関連が原因の可能性が高いです。ここでは、ネットワーク機器に原因がある時の対処法を紹介します。

ネットワーク機器に原因がある場合は、端末と同様に再起動をするのが基本的な対処法です。しかし、再起動の前にルーターやONUの接続状況の確認をしましょう。

ルーターの接続状況を確認する

まずは、ルーターの電源が入っているかを確認してください。電源アダプターがコンセントから抜けかけていたり、知らない間に外れていたりすることがあります。本体に電源スイッチがついている場合は、スイッチがOFFになっていないかもチェックしましょう。

Wi-Fiルーターは本体のランプでも接続状態の確認が可能です。例えば、「Wireless」ランプが点灯していなければ、Wi-Fiが使えない状態と推測できます。

ただし、ランプの名称や点灯・点滅の意味、正常な動作時の色などは、メーカーや機種によって異なるので、詳しくは各種マニュアルや公式サイトを参考にしてください。

ONUやモデムの接続状況を確認する

ONUやモデムの接続状態の確認も必要です。光ファイバケーブルを屋内まで引き込む光配線方式では、「光コンセント」が使用されます。接続口まで光信号が来ているので、ONUによって光信号とデジタル信号の相互変換を行うのです。

光コンセントとONU間の光コード、ONUと端末間のLANケーブルがきちんと接続されているか、接続するポートが間違っていないかを確認してください。

光回線を屋内に引き込む時に電話回線を利用するVDSL方式では、接続口は「電話用モジュラージャック」になります。この場合、アナログ信号とデジタル信号を相互変換するモデムが必要です。

電話用モジュラージャックとモデム間のモジュラーケーブル、モデムと端末間のLANケーブルがしっかり接続されているか、接続ポートが間違っていないかを確認しましょう。

ONUやモデムもWi-Fiルーターと同じく、本体にランプがついていますので、接続状況をランプで確認できます。ただ、こちらも名称や点灯、色の意味がメーカーや機器で異なるため、詳細はマニュアルや公式サイトを参考にしてください。

ケーブルの状態も忘れてはいけない要素です。外からはわからなくても中で断線していることがあります。新しいLANケーブルや光コード、モジュラーケーブルを使ってインターネットが繋がるかどうかを試してみましょう。

ルーター・ONU再起動の手順

接続に問題が見当たらないようであれば、ネットワーク機器の通信状態を一旦リセットするために、再起動を行います。

まず、ルーターだけの場合の再起動の手順を説明します。

  1. 電源スイッチがあればOFFにする
  2. 電源アダプターを抜く
  3. 10秒ほど待つ
  4. 電源アダプターを挿す
  5. 電源スイッチをONにする
  6. ルーターが完全に起動するのを待つ

次にONUやモデムもある場合の再起動の手順です。

  1. 電源スイッチがある場合は、ルーター →ONUまたはモデムの順番でOFFにする
  2. なければ、ルーター →ONUまたはモデムの順番で電源アダプターを抜く
  3. 10秒ほど待つ
  4. ONUやモデムの電源スイッチをONにする、もしくは電源アダプターを挿す
  5. ONUやモデムが完全に起動するのを待つ
  6. ルーターの電源スイッチをONにする、もしくは電源アダプターを挿す
  7. ルーターが完全に起動するのを待つ

ルーターやONUを再起動させる場合、電源のON/OFFの順番には十分注意してください。操作手順を間違えると、機器の不具合や故障の原因になる可能性があります。

また上記は、一般的な再起動の手順です。利用しているルーターやONUによって手順が異なる可能性があるため、公式サイトの案内や取扱マニュアルを確認して行いましょう。

無線LANに問題がある時は有線で繋いでみる

通信機器のトラブルは再起動で解消されることも多いですが、Wi-Fiルーターの不具合が無線LANに起因にしていることもあります。最近のWi-Fiルーターは、2種類(2.4GHz・5GHz)の周波数帯が使えるものが多いので、無線LANに問題がないかは周波数帯を切り替えて確認します。

2.4GHz帯は、電子レンジなど家電製品も使っている周波数帯です。そのため、電波干渉を受けて、インターネットの接続が途切れることもあります。この場合、家電製品が利用していない5GHz帯に切り替えれば繋がる可能性があります。

5GHz帯を使っていて繋がらなくなった時は、端末とルーターとの距離や障害物の影響が考えられます。5Ghz帯は壁などの障害物に弱い特徴があるためです。この場合、障害物の影響を受けにくい2.4GHz帯に切り替えると改善する可能性があります。

2.4GHz帯でも5GHz帯でも繋がらない場合は、ルーターと端末をLANケーブルで接続してみましょう。インターネットが有線経由で繋がるとすれば、ルーターのWi-Fi機能に問題が起きていることになります。プロバイダからレンタルしているWi-Fiルーターなら、不具合状況を説明して対応してもらいましょう。

対処法3・光回線やプロバイダが原因なら通信状況を確認

端末、Wi-FiルーターやONUなどネットワーク機器に問題がない場合、繋がらない原因は光回線やプロバイダ側にある可能性が高いです。光回線やプロバイダ側で起きうる問題の対処方法を説明していきます。

通信障害やメンテナンスでないか確認

光回線側の原因のひとつとなるのが通信障害です。自然災害や設備の故障などトラブルによって、突然インターネットが繋がらなくなることがあります。通信障害が起きると、該当の光回線や契約しているプロバイダの公式サイトに情報が載るので確認しましょう。

また、設備のメンテナンスも繋がらなくなる原因です。メンテナンスについては、事前に公式サイトやメールなどで情報が提供されています。突然繋がらなくなって焦らないように、住んでいる地域で行われるメンテナスの予定を確認しておきましょう。

通信障害やメンテナンスが原因の場合は、対処法はありません。回線の復旧やメンテナンスが終わるのを待ってください。

回線が繋がりにくい環境でないか確認

インターネットの利用環境が悪いため、繋がらないことがあります。例えば、マンションやアパートで、昼間は問題ないのに、夜の決まった時間になると繋がりにくい、もしくは繋がらないという状況ではないでしょうか。その場合は、その時間帯にインターネットを使う人が多くて回線が混み合っている可能性があります。

まったく繋がらない、我慢できないほど遅いという場合は、契約しているプランの変更、光回線やプロバイダの乗り換えを検討してみましょう。

混雑が起こりにくいとされる独自回線のサービスへの乗り換えや、「v6プラス」に対応しているプロバイダへの変更で通信速度が速くなり利用環境が改善されることがあります。

通信料金の滞納がないか確認する

これは光回線側やプロバイダ側の責任ではありませんが、通信料金の未納や支払い漏れのために、使用を止められているケースもあります。

口座引き落としやクレジット払いにしていれば可能性も低いですが、請求書払いにしていると払い忘れが起こることもあるでしょう。

インターネットが突然繋がらなくなった時は、料金の滞納をしていないかも確認してください。

光回線が繋がらない時は原因の特定からはじめよう

光回線を利用していれば、パソコンやスマホがインターネットに繋がらないというトラブルは誰でも経験することです。そんな時は、まず原因の特定から始めましょう。

この記事でお伝えした方法を試せば、さほど時間をかけることなく原因の特定ができます。端末やネットワーク機器に原因がある場合は、紹介した手順に沿って対処を行ってみてください。

また、通信障害やメンテナンスなど、光回線側やプロバイダ側に原因がある場合もあります。その時は、回線の復旧やメンテナンスが終わるのを待つしかありません。

もしこの記事を参考にしても原因が特定できない、対処法を試しても改善されない場合は、契約している光回線やプロバイダのサポートセンターに問い合わせるようにしましょう。